愛知県犬山市にある「野外民族博物館リトルワールド」は、世界23カ国と地域の建物が立ち並ぶテーマパークです。世界各国の衣・食・住をはじめとした民族文化が紹介されています。
リトルワールドといえば、民族衣装体験!
中国・ドイツ・南アフリカ・トルコ・インドなど、12種類の民族衣装が体験できちゃうんです。どれも他の施設では体験できないような本格的なものばかり。レンタル料も400円〜とお値打ちなので、気軽に楽しめます。衣装によってはキッズサイズもあるので、家族写真も◎
今回編集部は実際に8カ国の民族衣装を体験してみました。体験方法・料金・撮影のポイントなど、気になる点と合わせてレポートしていきます。
※情報は取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。
目次
リトルワールドの敷地面積は123万㎡。一周約2.5km、歩いてまわるには最短2時間ほどです。民族衣装体験を存分に楽しむなら、時間に余裕をもって午前中から行くのがおすすめ!
▼体験できる民族衣装 一覧(https://www.littleworld.jp/clothes/)
・沖縄(石垣島の家)
・中国(台湾 農家)
・ペルー(大農園領主の家)
・インドネシア(バリ島貴族の家)
・ドイツ(バイエルン州の村)
・フランス(アルザス地方の家)
・イタリア(アルベロベッロの家)
・南アフリカ(アフリカンプラザ)
・トルコ(イスタンブールの街)
・インド(ケララ州の村)
・タイ(ラーチャプルック)
・韓国(地主の家)
民族衣装体験の事前予約は不要。体験してみたい衣装が決まったら、貸し出し場所へ向かいましょう。
8カ国の衣装を体験してみました!
豪華絢爛な伝統衣装|中国
まずは中国の民族衣装を体験してみることに!
漢民族のツーピースタイプと、満族のワンピースタイプの伝統衣装が試着できます。また映画『ラストエンペラー』に登場する皇帝衣装が試着できます。 その他、中国のチャイナドレスや、ベトナムのアオザイも体験可能。
今回はラストエンペラー(左)と楊貴妃(右)に挑戦!
ラストエンペラー(90cm〜)¥500
楊貴妃(155cm〜)¥500
「着替えが大変かな?」と思っていましたが、服の上からサッと羽織るだけで変身完了!
建物が本格的なので、まるで現地で撮影したかのようなリアルな写真が撮影できちゃいます!衣装の貸し出し時間は5分ほどなので、あらかじめ撮影ポイントを考えておくとスムーズに撮影できますよ。
色鮮やか刺繍が美しい!|ペルー&メキシコ
続いては、中南米のペルーのエリアへ。
ここでは先住民であるインディオの伝統的な衣装が体験できます。メキシコの舞踊衣装や、スペインのフラメンコドレスもありましたよ。
今回はメキシコ舞踊衣装(左)とペルー民族衣装(右)に挑戦。アルパカと一緒にハイチーズ!
メキシコ舞踊衣装(女性用衣装100cm〜)¥500
ペルー民族衣装(女性用衣装90cm〜)¥500
同じ衣装でもさまざまな柄やカラーがあるので、どれにしようかな〜と迷ってしまいます。
ペルー民族衣装は、先住民であるインディオの伝統的な衣装。キッズサイズも90cm〜あるのでファミリー撮影にもおすすめ!
ここでちょっとしたハプニングが発生……!!
もともと着ていた服の上から民族衣装を着用するので、ボトムスが見えてしまいました。民族衣装体験をする際は、膝丈くらいのボトムス+薄手のカットソーが良さそうです。
まるで童話の主人公|ドイツ&イタリア
ヨーロッパのエリアにやってきました。
ここでは、ドイツ・フランス・イタリアの民族衣装が体験できます。童話の主人公の気分が楽しめるメルヘン衣装もありましたよ。
今回はドイツ伝統衣装(左)とイタリアのカーニバル衣装(右)に挑戦!
ドイツ伝統衣装(女性用衣装100cm〜)¥500
カーニバル衣装(女性用衣装80cm〜)¥500
メルヘンでキュートなドイツの伝統衣装。カラーが豊富なので、友達同士で色違いで着ても可愛いですよ!
こちらはイタリアのカーニバル衣装。貴族社会が繁栄して宮廷のサロンが華やかだった18世紀ごろの衣装なのだとか。
ヨーロッパエリアは撮影ポイントも豊富で、撮影がしやすいです。
カラフルなンデベレ族の衣装|南アフリカ
続いては南アフリカのエリアへ!
南アフリカ共和国の内陸部、標高900〜1500mの高知に住むンデベレ族の衣装が体験できます。その他、セネガル民族衣装、カンガも体験可能。
ンデベレ民族衣装(男女兼用衣装 80cm~)¥400
こちらがンデベレ民族衣装。
ンデベレの女性たちは、プラスチック製のビーズ細工の装飾品をつけ、アクリル製のカラフルな毛布を身にまとっています。男性も成人式の時に、この衣装を身にまとうのだとか。
男女共有の衣装なので、大勢で衣装を合わせるのもおすすめ!
※ンデベレの家の付近では撮影できないのでご注意を(撮影はアフリカンプラザの指定の場所のみ)
気分はアラジンとジャスミン|インド
続いてはインド!
ここではまるでアラジンとジャスミンのような、インドの民族衣装が体験できます。
好みのサリーを選ぶと、スタッフさんが美しい民族衣装に仕上げてくれました。男性用の「クルタ(右)」も体験してみることに。
サリー(女性用衣装80cm〜)¥500
クルタ(男性用衣装90cm〜)¥500
サリーは1枚の布を体に巻きつけていくインド女性の代表的な衣装。 おなかから足首まで流れるドレープは、その形の美しさから「朝顔が花開いたよう」と形容されることもあるそうですよ!
おすすめの撮影スポットは、建物の屋根の下。異国情緒たっぷりな1枚が撮影できます。
優雅でエレガントな宮殿衣装|トルコ
続いてはトルコのエリアへ!宮殿衣装、チャルケス衣装、アンカラ地方衣装など、エキゾチックで華やかな衣装が体験できます。キッズサイズの衣装も充実していましたよ。
建物の中でも撮影ができるので、天気の悪い日にもおすすめ。
ここでは「トルコ宮殿衣装(左)」「アンカラ衣装(右)」に挑戦!
トルコ宮殿衣装(女性用衣装140cm〜)¥500
アンカラ衣装(女性用衣装80cm〜) ¥500
トルコ宮殿衣装は、宮殿に暮らすスルタン(王)と妃が着ていた衣装。手元を隠すかのような広い袖口が特徴です。
アンカラ衣装はアンカラ地方の衣装で、こちらも美しい刺繍がほどこされています。
中庭で撮影すれば、海外に行ったかのような一枚が完成!
宮廷衣装で韓流ヒロイン気分!|韓国
最後は韓国のエリアへ。
ここでは、韓国女性の民族衣装「チマ・チョゴリ」と、男性の盛装用の衣装「パチ・チョゴリ」を試着できます。 また、”宮廷女官チャングムの誓い”で話題になった、宮廷衣装も体験できます。
ちなみに韓国の女性が民族衣装を着る時は髪をまとめるのが定番。髪を結い上げてスッキリと!
宮廷衣装(女性用衣装90cm〜)¥500
廊下でも撮影ができます。気分は韓流ヒロイン!
これにてリトルワールドの衣装体験レポートは終了です。1日で8カ国の衣装を体験することができました。今回は衣装をメインに巡ってみましたが、建物やグルメを楽しみながら巡るのであれば、2〜3種類くらいがちょうど良いのではと思います。
民族衣装体験のポイント
最後に実際に体験してみて感じたポイントをご紹介したいと思います。
・事前に体験した衣装を決めておくとスムーズ
・貸し出し時間は5分ほどなので、予め撮影スポットを考えておく
・少し派手かな?くらいの衣装の方が写真映えする
・衣装の中に着られるようにシンプルな服装が良い
首が広く開いているカットソー+膝丈のボトムスなどがベスト
パーカーや厚手のニットのようなボリュームのある服装は避けた方が良い
・身長制限がある衣装もあるので、お子さんと行く際には特に注意
今回は「リトルワールド」の民族衣装体験をご紹介しました。
リトルワールドの魅力は、何と言っても建物のクオリティの高さです。どの建物も現地から柱や石垣などを運んで移築したり、現地の材料、現地での取材を重ねて忠実に再現されています。
そのため、まるで現地で撮影したかのようなリアルな写真が撮れますよ!リトルワールドで世界旅行気分を堪能してみてくださいね。