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今回ご紹介するのは、「大垣の枡」×「名古屋の喫茶文化」という東海の魅力が融合した一品「 MASUPRESSO(マスプレッソ)」。名古屋市にある「喫茶ニューポピー」と枡の製造で有名な「大橋量器」が協力して誕生した商品です。
新たな東海エリアの手土産に名乗りをあげたマスプレッソの魅力に迫ってきました!
コーヒーの開発を手掛けたのは名古屋の歴史が息づく四間道にある「喫茶ニューポピー」。古き良き純喫茶の雰囲気を感じる空間で、自家焙煎のコーヒーやモーニングが味わえる人気店です。
枡とヒノキの香りを楽しめるコーヒーを
− はじめに誕生の経緯を教えてください。
岸田さん:「最初はうちのマスターと枡の製造で知られてる大橋量器さんがイベントのブースで隣になったのがきっかけだったんです。そのご縁から大橋量器さんが手掛けられている「masu cafe」さんのコーヒーを開発してほしいと依頼をいただきました。
それまでmasu cafeさんではウレタン塗装して、ヒノキの香りがしないようになっている枡にコーヒーを淹れて提供されていました。しかし、せっかくなら枡の原料であるヒノキの香りを楽しんでいただけるコーヒーを提供したいとの想いから、商品開発をすることになったんです。」
岸田さん:「枡に入れたコーヒーを飲んでみたところ、ヒノキの香りとコーヒーの味や香りがまったく合わず、正直飲めたものではありませんでした(笑)。枡とヒノキの香りを楽しみながらも、おいしいコーヒーを味わえるものをつくるのはどうしたらいいだろう、とすごく悩みましたね。
精製方法・焙煎の仕方・品種の違いなどさまざまなコーヒー豆を試していく中で、精製方法はナチュラルと呼ばれる方法がいいじゃないかなと思ったんです。
コーヒー豆に関しては、当初は、喫茶ニューポピーに縁のある東ティモール産の豆で試行錯誤をしてみたんですが、こちらは全然だめ。その後、果実感のあるワインのような甘さと華やかな香りが特徴のエチオピアの豆と、コーヒーらしさを引き立てるベトナムの豆をブレンドしたところ、果実感とヒノキの香りが非常にマッチしたんです。こうして、約3か月の試作を重ねてようやく、商品が完成しました。」
こだわり抜いたデザイン
岸田さん:「種類は「ダーク」「ミディアム」「マイルド」の3種類あり、「モカシダモ(エチオピア)」、「イルガチェフェ・アリ―チャ(エチオピア)」、「ロブスタ(ベトナム)」のなかの3種類もしくは2種類をブレンドしています。試作の際に配合を変えた3種類を提案したところどれもいい!ということで3種類のドリップパックが楽しめるようになっています。
「大垣の枡」×「名古屋の喫茶文化」が融合した商品なので、デザインにもとてもこだわりました。枡に彫られている絵は左がヒノキの葉で、右がコーヒー豆の葉をあしらっています。パッケージのデザインは枡の角の部分を平面にしたものを、それを包む麻は豆が輸入されてきた際に使用している麻袋をイメージしています。」
飲み口は枡の内側を加工することで、口当たりが良く、飲みやすくなっています。コーヒーは以下の3種類ですが、枡の中には3種類とも入っているのでぜひ飲み比べてみてくださいね!
マイルドは、ヒノキの香りが際立つ、日本酒のような味わい。ゆったり夜にいただきたくなるコーヒーです。苦味がまったくないので、食事と合わせてもおすすめです。
ヒノキの香りがもっとも際立つのがミディアムです。コーヒーと枡の香りのバランスが良く、すっきりとした味わい。試飲したなかでは筆者はこのミディアムが一番気に入りました。
ダークは、コーヒーの味が強く、まったりとした味わい。少し苦味がありますが、コーヒー好きにはたまらないのではないしょうか。朝の目覚めにおすすめのコーヒーです。
ヒノキにはリラックス効果もあるので、コーヒーをいただきながらゆったりとした時間を過ごすことができますよ。おすすめの飲み方は砂糖もミルクも入れずにそのままいただくこと。ヒノキにお湯を注ぐとヒノキの成分がでてほんのり甘くなるのだとか。そんなヒノキの特徴も踏まえて、コーヒーを開発された岸田さんの熱意には脱帽です!
たくさんの人にマスプレッソの存在を知って欲しいと語る岸田さん。東海エリアの新しい定番「マスプレッソ」はコーヒー好きの方へのプレゼントとして、手土産としても話題性抜群です。
おうち時間が増えた今だからこそ、新感覚のコーヒーをご自宅でゆったりと楽しむのもおすすめですよ!ぜひ一度試してみてくださいね。商品の購入は店頭、オンラインどちらでも購入していただけます。
【マスプレッソ】
価格:¥1,650 (税込)
<セット内容>
・大垣の枡 1個
・マスプレッソブレンド 各1杯分
(ダーク/ミディアム/マイルド)
▼購入はこちらから
https://beansbitou.thebase.in/items/27546782