愛知県犬山市にある「博物館 明治村」。
約100万平方メートルという広大な敷地に、明治時代の建築を中心とした名建築が移築・保存されている野外博物館です。
今回は「初めての方必見!明治村を満喫する5つのポイント」と題して、アクセスやチケットの購入方法、おすすめスポットからグルメまで、明治村の楽しみ方を徹底レポートしたいと思います!
目次
「博物館 明治村」とは?
最初に少しだけ「博物館 明治村」についてご紹介します。
博物館 明治村は、明治時代の建築を中心とした名建築が移築・保存されている野外博物館。入鹿池に面した風景の美しい約100万平方メートルの丘陵地に、国の重要文化財に指定された11件を含む60以上の建造物を展示しています。
正門のある1丁目から北口のある5丁目まで、5つのエリアがあります。
明治村を満喫する5つのポイント
明治村にやってきました!アクセスは名鉄犬山駅よりバスで20分。名古屋駅と栄駅から直通の高速バスもあります。
▼アクセスについて
https://www.meijimura.com/guide/access/
今回は「明治村を満喫する5つのポイント」と題して、明治村の楽しみ方を徹底レポートしたいと思います!
<明治村を満喫する5つのポイント>
① 明治時代の衣装を着て散策しよう!(ハイカラ衣装館)
② 各エリアごとにポイントを絞って散策しよう!
③ 明治の食を堪能しよう!
④ 明治ののりものを体験しよう!
⑤ ミュージアムショップでお土産をGETしよう!
① 明治時代の衣装を着て散策しよう!
(ハイカラ衣装館)
1つ目のおすすめは、2丁目にある「明治体験処 ハイカラ衣装館」。ここでは明治時代風の女学生姿、書生服が体験できるんです!「記念撮影コース」「散策コース」の2種類があります。
明治体験処 ハイカラ衣装館《散策コース》
・予約不可(当日現地でご案内 ※先着20名様)
・一人一着3,500円
・150cm〜
今回は「散策コース」を体験してみました。
明治時代風の袴に身を包み散策してみると、まるでタイムスリップしたかのよう!撮影を存分に楽しみたいという方には、特におすすめですよ。
② 各エリアごとに
ポイントを絞って散策しよう!
約100万平方メートルという広大な敷地に、60以上の建造物を展示している明治村。なかなか1日ですべての建物を巡るのは難しいもの。
「明治村は初めて!」という方は、各エリアで気になるスポットを2〜3つチェックしておくのがおすすめです。
おすすめスポットをピックアップしてご紹介していきます!
1丁目:正門を抜けると文明開花の風が吹く
正門入ってすぐの場所にある1丁目。明治村で最も南に位置するエリアです。牛鍋屋や学校、庁舎など、文明開化を感じる明治時代ならではの建築が立ち並びます。
「聖ヨハネ教会堂」「西郷從道邸」「三重県庁舎」と3つの重要文化財は要チェック!
Life Designs編集部のおすすめは「森鷗外・夏目漱石住宅」。明治時代の2人の文豪が、数々の名作を生んだ和風住宅です。
四季折々の表情が楽しめ、縁側は絶好の撮影スポット!
2丁目:赤レンガ通りに並ぶ、和洋折衷の街並みを歩く
赤レンガ通りが魅力的な2丁目。銀行、小学校、医院、電話交換局、派出所など、明治時代にできた施設が立ち並びます。
ほっと落ち着く甘味処もあるので、ひと休みにもおすすめ!
Life Designs編集部のおすすめは「京都七条巡査派出所」。タイミングが合えば、派出所にお巡りさんがいるかも?!
3丁目:入鹿池を望む絶景とともに楽しむ名建築
「北里研究所本館・医学館」「芝川又右衛門邸」など、明治村の中でも特に洋館が多い3丁目。さらに坂道を登っていくと、日本建築のお屋敷や茶室がある高台が広がっています。
現存最古の洋式燈台「品川燈台」からは、入鹿池も望めます。
Life Designs編集部のおすすめは「芝川又右衛門邸」。
明治44年に大阪の商人である芝川又右衛門が別荘として建てた建物です。”関西建築界の父”といわれている建築家・武田五一が手がけ、和と洋がうまく調和された、斬新でおもしろいデザインを楽しめます。
建物ガイドに参加すると建物内部の見学もできますよ!
4丁目:病院・硝子製造所・鉄道寮など、近代化する時代を巡る
明治村の中でも、特にバラエティ豊かな建物が集まっているのが4丁目。
病院・硝子製造所・鉄道寮といった近代化する時代のなかで登場した建物や、江戸時代からの系譜を継いできた芝居小屋や銭湯なども立ち並びます。
「日本赤十字社中央病院病棟」の病室は、あの人気アニメに似ていると話題になりました。
一押しは「宇治山田郵便局舎」。約4年にわたる修理工事を終えて2022年11月3日より一般公開がスタートしました。
明治時代の本格的な木造郵便局として唯一現存している建物です。
5丁目:SLが走り抜け、東洋と西洋の文化が混ざり合う街
文明開化を感じさせるレンガ造りのハイカラな佇まいの建築物が多い5丁目。
見逃せないのは、明治村の中でもひときわ存在感を放つ「帝国ホテル中央玄関」。20世紀建築界の巨匠として名高いフランク・ロイド・ライトによって設計された建物です。
Life Designs編集部のおすすめは、白亜のカトリック教会堂「聖ザビエル天主堂」。
ステンドグラスから入り込む光は、時間によって姿を変えるため、訪れる度に異なった表情が楽しめますよ。
③ 明治の食を堪能しよう!
牛肉・洋酒・カレーライス・カステーラなど、現在の日本の食文化の礎を築いた明治時代。明治村では、明治の味を再現したグルメが味わえるんです!
明治時代の恋愛グルメ小説「食道楽」に登場した「カレーライス」
4丁目にある「食道楽のカフェ」では、明治時代の恋愛グルメ小説『食道楽』に出てくるレシピを再現したカレーが味わえます。
インドカレーを基本に、鶏肉と砕いた南京豆(ピーナッツ)が入っているのが特徴。現代人の口にも合うようにアレンジしつつ、当時の食感を重視しています。辛さはマイルドなので、お子さんでもおいしくいただけますよ。
明治時代のすき焼き?! 「大井牛肉店」の牛鍋
文明開化の象徴とも言われる「牛鍋」。 「牛鍋」とは、明治時代に文明開化によって肉を食べることが流行し誕生した鍋料理。一般的に、牛肉と一緒に野菜などの具材を鍋で煮る料理のことを言います。
1丁目にある「大井牛肉店」では、関西風の牛鍋を当時のスタイルでいただけます。特別な思い出になること間違いなし!
デンキブランや、ラフカディオ珈琲が楽しめるバー「デンキブラン汐留バー」
4丁目にある「デンキブラン汐留バー」では、神谷傳兵衛が考案した日本初のカクテール「デンキブラン」が味わえます。
また、明治時代の作家であるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の著書「クレオール料理」のレシピを元に現代に再現した「ラフカディオ珈琲」もおすすめ!
明治村には「食道楽のカフェ」「牛鍋 大井牛肉店」「明治の洋食屋 オムライス&グリル浪漫亭」「めん処 なごや庵」「和食処 碧水亭」と5つのお食事処あるので、ぜひグルメも楽しんでみてくださいね!
④ 明治ののりものを体験しよう!
なんと明治村では、明治時代の「のりもの」も体験できるんです!明治時代に製作された蒸気機関車、京都市電に体験乗車できます。(※有料)
乗車体験ができる国内最古級の路面電車「京都市電」
「京都市電」は、なんと乗車体験ができる国内最古級の路面電車!村内の2丁目・3丁目・4丁目にある3つの駅を結んでいます。
涼やかな風を受けながら、当時と同じくらいの速度でゆっくりと走行する京都市電。車窓からは、村内の豊かな自然と歴史ある建物が望めます。
乗車体験ができる国内最古の蒸気機関車・客車「SL乗車体験」
明治時代製造のSLが客車を牽引して走行しており、実際に乗車することができます。
客車に至るまですべてが100年以上の時を経た明治時代製造の車両で、実際に走行・乗車できることは国内のみならず世界的にもめずらしく、時代ロマンを感じる貴重なひとときを体験することができます。
「名電1号形」でハイチーズ!
乗車体験はできませんが、2丁目にある「名電1号形」展示館では、記念撮影ができますよ!
⑤ 最後はミュージアムショップで
お土産をGETしよう!
最後はミュージアムショップでお買い物!
正門入村ゲートの総合売店「ミュージアムショップ」、北口入村ゲート近くの総合売店「SL東京駅売店」と2箇所に売店があります。
明治村オリジナルグッズも充実しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
「博物館 明治村」チケット購入方法
<入村チケット>
大人 2,000円
シニア(65歳以上)、大学生 1,600円
高校生 1,200円
中学生 700円
小学生 700円※未就学児と明治生まれの方は無料
「明治村住民登録(年間パスポート)大人 4,500円」なら、登録日翌日から1年間、1年間、何度でも明治村が楽しめますよ!
▼詳しくはこちら
https://www.meijimura.com/guide/price/
今回は「初めての方必見!明治村を満喫する5つのポイント」と題して、明治村の楽しみ方をご紹介しました。もちろん今回ご紹介した以外にも、魅力満載な明治村。ぜひ足を運んでみてくださいね。