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世界最高峰の天然繊維で人生を豊かに。日本が世界に誇るテキスタイルメーカー「三星毛糸」の製造現場へ行ってきました!

ファッション

岐阜県・羽島市
2020.11.17

世界最高峰の天然繊維で人生を豊かに。日本が世界に誇るテキスタイルメーカー「三星毛糸」の製造現場へ行ってきました!

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世界三大毛織物産地といえば、イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールド、そして日本の尾州。そんな、尾州織物の盛な地域で世界中のラグジュアリーブランドから支持されているのが、木曽川のほとりにある1887年創業の老舗テキスタイルメーカー「三星毛糸」。

三星毛糸では、ウール・カシミア・シルクなどの天然素材を中心としたさまざまな素材を企画・製造し、国内外のブランドに提供しているほか、「地方×伝統×革新」をテーマに自社ブランドの立ち上げや、海外展開・ベンチャー企業との連携など新しいチャレンジを続けられています。

今回は、三星毛糸の5代目・代表取締役社長の岩田真吾さんに会社案内していただきながら、その魅力に迫ってきました!

MITSUBOSHI1887

今回編集部が訪れたのは、三星毛糸がある岐阜県羽島市。名神高速「岐阜羽島」で降りて、北へ10分ほどの場所の広大な敷地に、本社があります。

皇太子殿下、美智子妃殿下(当時)ご行啓記念碑

皇太子殿下、美智子妃殿下(当時)ご行啓記念碑

中へ入ると羊の像が目に入ります。皇太子殿下、美智子妃殿下(当時)のご行啓記念に建立されたものなのだとか。

高祖母からはじまった三星毛糸

三星毛糸の5代目・代表取締役社長の岩田真吾さん。

1981年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、三菱商事株式会社、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2009年に三星毛糸株式会社・三星染整株式会社・株式会社ウラノスに入社。2010年、代表取締役社長に就任されました。

三星毛糸の5代目・代表取締役社長の岩田真吾さん。

さっそく三星毛糸の歴史を辿る展示から案内していただきました。

岩田さん:「1887年創業の三星毛糸の歴史は、高祖母である岩田志まが和服に使われる綿と絹の織物を艶やかにする「艶付け業」として創業したのがはじまりです。高祖母は今でいうワーキングマザーの先駆けでもあったんです。

艶つけというのは、砧(きぬた)打ち石と呼ばれる石の上に布地を置き、木槌でたたいて艶をだす技法です。当時は5キロの木槌を歌の調子に合わせて交互に打ち合いながら布をたたいていたと聞いています。尾州ではウールの織物の生産が全国の70%を占めていますが、ウールが主流になったのは、大正時代に入ってからだと言われています。そこから、何度かの戦争を経て、ますます毛織物産地として発展していきました。

また尾州がウールの産地として大きく発展した背景には、ウールの風合いを引き出す染色整理という工程に適した木曽三川の水が大きく影響しているんです。」

三星毛糸

岩田さん:「羊の毛がどうやって使われているのか知っていますか?実はお肉の部位と同じように、羊毛も場所によって品質がまったく変わってくるんです。肩の部分がうつくしく長く柔らかで、もっとも良質の毛を産出できることから三星毛糸ではこの部分を厳選して使うことが多いです。ただ、脚やお尻の周りなども捨ててしまうのではなく、汚れをとって産業資材用途などに使うので無駄は一切ない素材ですね。」

三星毛糸

社内には、岩田さんが説明してくださったように、皇太子殿下、美智子妃殿下(当時)に羊毛の説明をされる先々代のお写真も展示されていました。「使い手と作り手を繋げる」という精神は、今も脈々と受け継がれています。

一流メゾンに認められた生地メーカー

三星毛糸

イタリアの「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)」に日本で唯一、生地のメーカーとして選ばれています。

岩田さん:「1990年代初頭のバブル経済崩壊以降、この地域に4,000社ほどもあった織物工場は100社程度まで減っていきました。生地を卸していた商社や問屋は、安価に大量仕入れができる中国へ拠点を移しはじめたんです。その結果、尾州織物はどんどん衰退していきました。

そんな中で、まずは100年以上にわたり先人が築き上げてきたいいものを、海外へ持っていこうということで、自分たちで海外に製品を持っていきました。最初のきっかけが、2015年にErmenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)のMade in Japan Collectionに選出されたことです。これを皮切りに、現在はLVMHグループやKeringグループなど国内外のラグジュアリーブランドが三星の生地を選んでくれるまでになりました。

2019年には、「ジャパン・テキスタイル・コンテスト」でグランプリを受賞することもできました。自分たちはつくったものが認められたのは、本当にうれしかったですね。」

イタリアの「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)」に日本で唯一、生地のメーカーとして選ばれています。

尾州の水や工場、作り手の顔を知ってもらいたいとの思いから、ロンドンで生まれたイベ ント「ツイードラン尾州」の運営の一端も担われています。毎年、ツイードをドレスコードに、おしゃれ をして羽島などの産地の街を自転車で走っているのだとか。

天然素材の個性を引きだす自社ブランド
「MITSUBOSHI1887」

イタリアの「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)」に日本で唯一、生地のメーカーとして選ばれています。

この日岩田さんが着用されていたパーカーもMITSUBOSHI1887のもの。

岩田さん:「日本のモノづくりは維持していくためにはどうしたらいいだろうと考えたときに、『作っておしまい』ではなく、作り手が使い手に直接届ける自社ブランドを立ち上げることにしました。

それが、2015年から展開している「MITSUBOSHI1887」です。コンセプトの「Let the Material Do the Talking」は素材の良さを引き出し、素材に語らせるという意味が込められています。培ってきた技術を活かして自分たちで洋服を作り、直接使い手に届けていきたい。そんな思いからこのブランドが誕生しました。」

MITSUBOSHI 1887

岩田さん:「MITSUBOSHI 1887は厳選された最上級の天然素材のみを取り扱っています。快適さを追求したウールのTシャツやシルク起毛ストールなど日本のモノづくりの価値を楽しんでいただける商品づくりをしています。

例えば、ウールのTシャツは「23時間を快適に」というコンセプトでつくられた、一年中いつでも使えるライトウェイトのメリノTシャツです。触っていただくと生地の気持ちよさがわかると思います。」

MITSUBOSHI 1887

思わず「わ〜〜!」と声にでてしまうくらい触り心地抜群です!

– ウールでも一年中快適なんですか?

岩田さん:「ウールは天然のエアコンと言われているくらい夏は涼しく、冬は暖かく着ていただける素材なんです。天然の抗菌効果・撥水作用があるので汚れがつきにくく、サッと拭き取ればシミにもなりませんよ。」

Tシャツに使われている素材はスーパーエクストラファインメリノウールという、最高ランクの希少なもの。カシミアに匹敵するほどの質感で、通常は数十万円するような高級スーツに使われています。

MITSUBOSHI 1887

快適さをとことん追求しているからこそ、チクチクして気になりがちなタグ類は一切使用していません。首元のエンブレムも特殊なワッペンで施されています。

ダブルリッチシルクストール

ダブルリッチシルクストール

ダブルリッチシルクストール

織ることの難しい繊細なシルク糸を贅沢に使用したストールも人気アイテムの一つ。滑らかな生地は思わず笑顔になる手触りです。シルク特有の光沢もまた、上品さと洗練さをだしてくれます。バイカラーも洋服に合わせて変えられるので、うれしいポイントです!
ほかにも、さまざまな種類のストールがそろっているのでぜひチェックしてみてくださいね。

【MITSUBOSHI1887】
▼オンラインストアはこちらから
https://www.mitsuboshi1887.com/

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