エアコンいらずで快適空間?!風を使わない冷暖房システム「光冷暖」
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風を使わない「光冷暖」の仕組みとは?
この日の外気温は「32.5℃」という暑さでしたが、室内は「22.7℃」とかなり快適な温度。エアコンがなくても、こんなにも涼しいのはなぜなのでしょうか。
ー 光冷暖とはどういう仕組みなんですか?
木村代表:「簡単に言うと昔のオイルヒーターの冷房までできるような装置です。設備としては、「ラジエーター」「漆喰」「室外機」の3つ。表面にセラミック加工をした「ラジエーター」という機械を室内に設置します。設置場所は、お部屋の邪魔にならない場所で大丈夫です。お部屋の中央でも、端っこでも効果としては変わりません。ラジエーターの中には「不凍液」という液体が循環していて、エアコン同様に室外機で温度を調整しています。そして、壁・天井にセラミックが含まれた専用の漆喰を塗ります。」
「光冷暖」の核となるラジエーター。表面にはセラミック加工がされています。
結露でラジエーター表面についた水滴は、ドレーンで室外へと排水されます。このように室内の余分な水分を吸収してくれる効果もあるので、除湿機を置く必要がありません。
「光冷暖」専用の漆喰。珪藻土タイプや壁紙もあります。
壁を触ってみると、ひんやりと冷たさを感じました。
木村代表:「原理としては、同じ振動数のもの同士は共鳴するという「光(遠赤外線)エネルギー」です。ラジエーターと漆喰は、どちらも同じ振動数のセラミックが含まれているので、共鳴し振動することで熱が伝わっていきます。壁も天井も冷暖房の一部として利用し、風を一切出さずにお部屋の隅々まで快適にできる遠赤外線を利用した冷暖房システムです。」