エアコンいらずで快適空間?!風を使わない冷暖房システム「光冷暖」

2018.8.31
水専ショールーム

日本の暑い夏、寒い冬を過ごすためには欠かせない存在であるエアコン。室内の温度を快適にしてくれる頼もしい存在ですが、乾燥する、身体がだるくなる、風邪を引きやすくなるなど、気になる点もありますよね。

 

そんな方にぜひご紹介したいのが、エアコンを使わなくても年中快適に過ごせる冷暖房システム「光冷暖」です。今回は実際に光冷暖を体感できるショールームに行ってきました!行くまでは、「本当に涼しいのかな?」と半信半疑でしたが、ショールームに入った瞬間びっくり!部屋の中にはエアコンが1台もないのに、とても涼しくさらっとした空間にスタッフ一同驚きでした。


「本当にエアコンが必要ないの?」「値段が高いのでは?」「メンテナンスは?」などの疑問を、光冷暖を提案しているリフォーム会社「水専(みずせん)」の木村代表に伺ってきました。

 

水専のショールーム名古屋から車で1時間ほど。岐阜県岐阜市太郎丸にある「水専」のショールーム。

 

水専ショールームこちらが光冷暖を体感できるショールームです。

 

室内に入った瞬間、あまりの涼しさにビックリしました。「本当にエアコンが無いの?」と探してみましたが、エアコンや除湿機などの冷暖房システムは見当たりません。夏場のジトジトとした湿度もなく、さらっと心地の良い空間です。

 

当日の外気温


取材日は8月下旬。外気温は32.5℃と高く、じめっとした夏の暑さです。

 

室内の温度

 

室内の温度は、22.7℃。湿度は53%とかなり快適な状態。人間が快適に感じる湿度は、40〜60%と言われているので、数値からみてもとても快適な空間です。

 

しかし、なぜエアコンが無いのにも関わらず、こんなにも快適な室内環境がつくれるのでしょうか。今回は、光冷暖の秘密をたっぷりとご紹介していきます。

 

水専代表取締役の木村信広さん。水専代表取締役の木村信広さん。

 

ー なぜ光冷暖を取り扱うようになったのですか?


木村代表:「水専では、水回りのリフォームを中心にご提案させていただいています。その中で、「ヒートショック」の問題をなんとかできないかと長年悩んでいました。ヒートショックとは、急激な温度差によって、心筋梗塞や脳梗塞などが発症する現象のことです。トイレ・洗面所・お風呂場などは、寝室やリビングと温度差があり、ヒートショックを起こしやすいんです。

 

最初に光冷暖を知ったのは、リフォームをさせていただいたお客さんのご自宅に導入されたのがきっかけでした。「これは気になる!」と思い、すぐに福岡の本社へ行き、実際に体験させてもらいました。蒸し暑い夏場に行ったんですけど、室内に入るとびっくりするくらい涼しくて、思わずエアコンを探してしましました(笑)。冬には、京都のショールームに行かせてもらったのですが、床暖房をしているのかと思うくらい床が温かくて驚きました。ここで寝たら気持ちが良いだろうなぁというのが第一印象です。

 

これならヒートショックの問題も解消できて、お客様にもよろこんでいただけると思い導入を決めました。」

 

 

風を使わない「光冷暖」の仕組みとは?

 

光冷暖の仕組み

 

この日の外気温は「32.5℃」という暑さでしたが、室内は「22.7℃」とかなり快適な温度。エアコンがなくても、こんなにも涼しいのはなぜなのでしょうか。

 

ー 光冷暖とはどういう仕組みなんですか?


木村代表:「簡単に言うと昔のオイルヒーターの冷房までできるような装置です。設備としては、「ラジエーター」「漆喰」「室外機」の3つ。表面にセラミック加工をした「ラジエーター」という機械を室内に設置します。設置場所は、お部屋の邪魔にならない場所で大丈夫です。お部屋の中央でも、端っこでも効果としては変わりません。ラジエーターの中には「不凍液」という液体が循環していて、エアコン同様に室外機で温度を調整しています。そして、壁・天井にセラミックが含まれた専用の漆喰を塗ります。」

 

光冷暖のレジエーター「光冷暖」の核となるラジエーター。表面にはセラミック加工がされています。

 


結露でラジエーター表面についた水滴は、ドレーンで室外へと排水されます。このように室内の余分な水分を吸収してくれる効果もあるので、除湿機を置く必要がありません。

 

「光冷暖」専用の漆喰「光冷暖」専用の漆喰。珪藻土タイプや壁紙もあります。


壁を触ってみると、ひんやりと冷たさを感じました。


木村代表:「原理としては、同じ振動数のもの同士は共鳴するという「光(遠赤外線)エネルギー」です。ラジエーターと漆喰は、どちらも同じ振動数のセラミックが含まれているので、共鳴し振動することで熱が伝わっていきます。壁も天井も冷暖房の一部として利用し、風を一切出さずにお部屋の隅々まで快適にできる遠赤外線を利用した冷暖房システムです。」

 

 

光冷暖のメリット① 身体への負担が軽減できる

 

光冷暖


ー 光冷暖にすることでのメリットを教えてください


木村代表:「まず身体への負担を軽減できます。送風ではなく、遠赤外線で冷暖を行うので、暑い・寒いといった部屋ごとのムラが小さく、ヒートショック予防につながります。特に、お年寄りや高血圧の方にはおすすめですね。

 

またエアコンのように冷風・温風がないので、カビや菌・ほこり・花粉などを巻き上げることもなく、ウイルスや細菌の拡散リスクを低減することもできます。「冷房病」のような送風による身体のだるさも軽減できると思いますよ。」


確かに、ショールーム中はエアコンのような嫌な冷たさがありません。22.7℃という室温でしたが、半袖でも肌寒さを感じることはありませんでした。これなら冷え性の方でも過ごしやすいと思いますよ。

 

 

光冷暖のメリット② ほこりがまわないので、お掃除が楽チン

 

光冷暖


木村代表:「光冷暖の場合、基本的に壁と天井が漆喰になります。漆喰はビニールクロスのように電荷を帯びていません。下敷きがわかりやすいかと思うのですが、電荷を帯びているとほこりを引き寄せてしまいます。そうすると、壁にほこりが付着し、床掃除をしても数時間後にはまた汚れてしまうことに……。漆喰は壁にほこりが付着しないので、床のお掃除だけでOKです。また光冷暖のお手入れとしては、ほとんどありません。排水ドレーンの受け口をお掃除するくらいです。表面の結露を拭き取ったりなどはしなくて大丈夫です。

 

ほこりが舞わないので、空気の質もとても奇麗なんです。そうした面が評価され、病院や小学校などにも導入されています。

 

光冷暖を導入した小学校小学校での導入事例

 

医療機関での導入事例
医療機関での導入事例

 

 

光冷暖のメリット③ 光熱費のランニングコストを抑えられる

 

光冷暖

 

光冷暖のメリットはわかりましたが、気になるのはコスト面ですよね。


ー 導入コスト、ランニングコストはどのくらいですか?


木村代表:「まず導入コストとしては、新築の場合に光冷暖を入れると約10万円ほど坪単価があがります。この金額だけみると高いと感じますが、各居室にエアコンを設置する費用や、毎年のエアコン掃除などのランニングコストも考えると、そこまで高価なものではありません。

 

ランニングコストとしては、24時間付けっ放しで、1ヶ月で6,000円ほどです。これは実際に設置したお客様のお宅の数値なのですが、60畳ほどのお家だったので、ラジエーターを1階、2階にそれぞれ一台設置しています。地域や季節にもよりますが、光熱費のランニングコストはかなり抑えられるかと思います。」


エアコンの電気代が気になるからと、夜間は消している方も多いのでは無いでしょうか。光冷暖は24時間付けっ放しでもOK。これならぐっすりと寝られそうですね。

 

 

光冷暖のデメリットや注意点

 

光冷暖のショールーム
このように遠赤外線の通り道をつくることで、家全体に熱が行き渡りやすくなります。できるだけ、壁で仕切らない間取りにするのもポイント。

 

ー メリットがたくさんの光冷暖ですが、デメリットや向かない人はいないのでしょうか。


木村代表:「エアコンのように送風ではないので、冷たい風をガンガン浴びたいという方には向かないかなと思います。また、お客様からいただいた声としては、「家中が暖かいから、野菜を置く場所がない」というものもありました。寒い廊下を冷蔵庫や保管場所として使うということはできなくなってしまいます。その方には、野菜を保管する場所を別でご提案させていただきました。」

 

光冷暖


木村代表:「注意点としては、家の断熱をしっかりとしないと効果を発揮しません。Low-E複層ガラスの窓ガラスにしたり、壁内に遮熱材を入れるなどして断熱性を高めます。エアコンは断熱が弱い家でも、無理やり温めたり冷やしたりできますが、「光断熱」はそうはいきません。リフォームの場合は、家そのものの断熱工事も一緒にご提案させていただいています。

 

実は光冷暖は20年ほど前からある仕組みなんです。ですが、当時は家の断熱性能が十分ではありませんでした。住宅の性能が追いついてきたことで、近年普及が進んでいます。」

 

 

光冷暖が標準仕様の「とこはるの家」

 

 

これまでリフォームを専門としていた水専ですが、2018年9月から新築戸建の提案がスタート。光冷暖が標準仕様の「とこはるの家」が誕生しました。


木村代表:「水専は先代が創業して以来、一貫して住宅の修繕・リフォームを行ってきました。年間1,000件を超えるお客様とのやりとりの中で、修理やリフォームのことを一切考えていない造りのお家がとても多いという事実を知りました。

 

そこで、修理やリフォームで経験してきたことを最大限に生かして、家の維持費が安く、私たちが当分修理でお客様に呼ばれることが無いような新築住宅をご提案したいと「とこはるの家」というブランドを立ち上げました。「とこはるの家」は、もちろん光冷暖が標準仕様です。」

 

光冷暖


お話を聞くまでは「本当に涼しいのかな?」と、正直不安でした。ですが、実際にショールームにお邪魔して、涼しさ快適さにとても驚きました。床も壁もひんやりとして、とても心地の良い室内でした。小さなお子さんのいらっしゃるご家庭、ご高齢者の方、エアコンの冷たさが苦手な方には、ぜひ知っていただいたいなと思いました。

 

百聞は一見にしかずです。光冷暖は夏と冬が効果が実感しやすいので、ぜひその時期にショールームに足を運んでみてくださいね。

 

【水専】
住所  :岐阜県岐阜市太郎丸中島183-3
電話番号:058-229-3725
営業時間:8:30~17:30
定休日 :日・祝・GW・年末・年始

http://www.mizusen.com/