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名古屋・星ヶ丘エリアにある西山商店街に昨年秋にオープンした複合施設「NISHIYAMA NAGAYA(ニシヤマナガヤ)」にある「焼菓子 moegiiro(モエギイロ)」。
オーガニックなどの素材にこだわった旬なスイーツを味わえる焼菓子店です。
NISHIYAMA NAGAYAを手掛ける建築士・植村 康平さんの奥様である麻友美さんが店主兼パティシエとしてmoegiiroを運営しています。
NISHIYAMA NAGAYAの1階にはmoegiiroのほかにもコーヒー店とお花屋さんが入っており、2階には植村さんの建築設計事務所があります。
もえぎ色は春先に萌え出る若葉のような緑をあらわします。生命力あふれる新緑のようにわたしたちも成長していきたいという思いで、店名を「moegiiro」と名付けたそう。
そんなmoegiiroの店内は、名前のとおり緑が多くナチュラルで柔らかい雰囲気。ほんのり甘い焼き菓子の香りに包まれ、自然と心が和んでいきます。
moegiiroをはじめられたきっかけについてお話を伺いました。
麻友美さん:「結婚するときに主人(建築士・植村 康平さん)と1階がお菓子屋さんで2階が設計事務所として一緒にお店をできたらいいねと話していたんです。学生のころから自分でお店を持ちたいと考えていて……。それならオーガニックや素材にこだわった健康的でおいしいお菓子のお店を開きたいと思い、もともと好きだった焼き菓子のお店をはじめることになりました。実際に焼き菓子づくりをはじめてみると、とても奥が深くて毎日楽しくお店を続けています。」
麻友美さんは学生のころに家政科の学校へ通っていたそう。そのときに料理かお菓子のどちらかだったら食べることも大好きなお菓子をつくりたいと思ったのがお店をはじめる最初のきっかけです。
建築士のご主人 植村さんがNISHIYAMA NAGAYAを立ち上げ、そこで焼菓子店と建築設計事務所を一緒にはじめるというご夫婦の兼ねてからの夢が叶うことになりました。
オーガニックや無農薬にこだわった
カラダよろこぶ、おいしい焼き菓子
moegiiroのこだわりは素材にあります。
店頭に並ぶ焼き菓子は、できる限りオーガニックや無農薬の材料を使用しています。特にこだわっているのが、国産の卵と小麦粉。
卵は知多の「ひかりのさとファーム」の平飼い卵、小麦粉は熊本県産の農薬を使用していない「シロガネコムギ」を使用しているそう。自然な素材にこだわった体に優しいお菓子が並んでいます。
眺めているだけでも、頬が緩んでしまうほどおいしそう……。
丁寧にひとつずつ焼き上げられたお菓子は約20種類。定番メニューのピーカンナッツのタルトやカヌレ、スコーンなどから、そのときどきの旬な素材やフルーツを使ったタルトやケーキ、マカロンなどがショーケースを彩っています。
旬なメニューは2週間前後で入れ替わるとのこと。訪れるたびに変わる季節の味覚を堪能できるのも魅力的ですね。
「moegiiro」定番から旬なメニューまで
厳選した3品をご紹介!
moegiiroのお菓子はどれもかわいらしい見た目で、パティシエ・麻友美さんの人柄がでています。着飾ることがすべてではなく、中身の美しさを表現しているシンプルなお菓子たち。ひとつひとつ丁寧に手作りされたものだからこそ、食べるときも大切に味わいたくなります。
そんなmoegiiroの店頭に並ぶお菓子の中から厳選した3品をご紹介します。
moegiiro定番メニュー、オーガニックのピーカンナッツを使用したタルト。
サクサクと香ばしいタルトの上にしっとりとしたフィリング、たくさん入ったピーカンナッツの食感が絶妙なハーモニーをかなでます。控えめな甘さでコーヒーとの相性も最高なほっと安らぐ一品。
旬の洋なしと有機玄米茶をアーモンドクリームに合わせ焼き込んだタルト。
洋なしのうま味とアーモンドクリームのほんのりとした甘さ、そこに玄米茶の風味がアクセントとなり、口の中にしあわせを運んでくれます。コーヒーや紅茶よりも日本茶を合わせて食べたくなる、和風なタルトです。
moegiiroでは新茶やほうじ茶などの日本茶を使用したお菓子も豊富。こちらも旬な時期にあわせて味わうことができます。
インスタグラムなどSNSでも「おいしい!」と評判の高いカヌレ。外はカリッと中はしっとり、モチモチ。控えめな甘さと香ばしさで、一度食べれば虜になること間違いなしの一品です!