誰かのためにつくること。揖斐郡の森の中でつくる、本場ドイツ仕込みの手づくりハム・ソーセージ「森本工房」
目次
ハム・ソーセージづくりの様子を見学
今回は実際にハム・ソーセージづくりの様子を見学させていただきました。工房へ入ると先ほどまで、おちゃめだった森本さんが職人の表情に。
この日つくられるのは「森のほうじ茶フランク」。まずはひき肉と焙じ茶を混ぜ合わせます。
使用しているのは、揖斐郡旧春日村で採れた無農薬栽培の焙じ茶。春日村では、村中が農薬を使わずに昔から変わらないお茶づくりをされています。また現在日本で数%しか残っていない在来種のお茶を大切に守り続けられていのだそう。
近くにいるだけで、香りがふわっと漂ってきました。
パウダー状した焙じ茶をスパイスと一緒に混ぜ合わせていきます。
つなぎの水を混ぜ、素早い手つきで、ギュギュッと混ぜていきます。
あっという間に混ざり終えました。中身ができたら、腸詰作業です!
森本工房では、皮が薄く扱いにくい天然の羊腸を使用しています。簡単そうに見えますが、破れやすいので、ていねいに扱いながら詰めていきます。
詰め終えたソーセージは半分辺りを2回ほどひねり二つ折りに。
そして、片方をネジってできたた穴に通します。これを繰り返せば成形は終了です!天然羊腸を使用したソーセージは、人工のものに比べて少々形が曲がっていて不ぞろい。これがいかにもソーセージらしい、独自のカーブを生むのです。
形成が終わればいよいよスモークです。1時間かけてほのかに香りづけをしていきます。この微調整もとっても大切なポイントなのだとか。
こうして全行程を手作業で終え、パッケージに入れてようやく完成です!
実際に見学させていただいたことで、どれだけの手間暇がかかっているのかを改めて感じることができました。もちろん、これだけではなく目に見えない努力の積み重ねがあってこその、おいしいハム・ソーセージづくりです。
今すぐ森本工房のソーセージが食べたくなったそこの方!朗報です。
揖斐川町にある道の駅「星のふるさとふじはし支店」ではその場で焼いていただくことができるんです!
筆者も我慢しきれず、連れて行っていただきました。
普段はスタッフさんが焼いてくださいますが、この日は特別に森本さんに焼いていただきました。
道の駅でいただけるのは、「美濃いびフランクフルト」。修行先のドイツのシュミット家で最初に食べて大感動したソーセージを再現した逸品です。
肉のうま味だけに焦点をあてたごまかしの一切ない肉厚の勝負ソーセージ。岐阜県のG1グランプリ優勝など、数々の賞を獲得した森本工房人気No.1の商品です。
じゃーん。とってもおいしそうです!!!
今記事を書いていても、あ〜、本当においしかった……。とあのときの光景が浮かんできます。それくらいおいしいんです。
ソーセージにつけるケチャップも一味違います。シャシュリックスパイスケチャップと言って、カレー風味のケチャップなんです。
これがまた、ソーセージと絶妙でたまりません。「もう、これがなくては食べられないよ」と言われるほど大好評のソースです。
ソーセージのおともには、ビールですよね!と言いたいとこですが、仕事中なのでノンアルコールビールで気分を味わいました。
そして、1本では飽き足らず2本目をおかわりさせていただき、大満足な筆者なのでした。食べてもおいしい、思い出してもおいしい。生きててよかったと思える最高なソーセージですので、ぜひみなさん食べてみてください。
あまりのおいしさに言葉を失うはずです!!
森本工房の作るハム・ソーセージは、つくり手の真剣な想いと情熱が込められています。そして、いただく人においしさと笑顔を届けてくれます。ご自宅用に、贈り物に、大切な人とぜひ食べてみてくださいね。