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木が私たちにもたらす印象は、雄大さ・優しさ・野趣感・静けさ・暖かさ……いろいろなイメージがあるように、木の椅子で知られる飛騨の家具メーカーにも、それぞれの特色があります。
今回は、岐阜県高山市桐生町にある老舗の家具メーカー「日進木工株式会社」へ。2016年にリニューアルしたショールームの様子をお伝えするとともに、社長や職人に家具づくりへの想いをインタビューしました。
無機質 × 温もりでユニセックスな空間を演出
「nissin」のロゴマークで知られる日進木工は、昭和21年に創業。本社ショールームは高山駅から北へまっすぐ、車で約10分の場所にあります。
白い壁と黒い階段、むき出しのスケルトン天井というハンサムな空間。そこに木づくりの家具が配置されています。
ショールームは2階建て。中央にある階段まわりを回遊しながら見学することができます。小分けにされたエリアごとにスタイルの異なる家具が配置されているので、まずはぐるっと巡ってみましょう。
「飛騨の家具®︎」と聞くと少し敷居が高いイメージがありましたが、日進木工の家具からは洗練された若々しさを感じます。
こうして見ていると、椅子・ソファ・スツール・座椅子など、生活のなかで座る場面は多岐に渡ることに気付かされます。ライフスタイルやスペースによって選びたい商品も異なりますね。
椅子から見える、
生活をもっと楽しむためのヒント
ショールーム内の「Cafe Tre」では、飛騨市の人気カフェ「自家焙煎珈琲あすなろ」の豆を使ったスペシャリティコーヒーを提供。ほかにも飛騨紅茶、寺田農園のジュースなどがいただけます(お菓子付き)。
好きな椅子の座りごこちを試してみたり、自宅でのくつろぎ時間をイメージしたり。そもそも、空間づくりがここまで贅沢なカフェはなかなかありませんよね。
ショールームスタッフが「本当に安いんです。」と口を揃える雑貨コーナー。すべて職人たちの創意工夫があふれたすべて1点モノなので、お気に入りを見つけたら買いです。
ソファや一部チェアに使用されるのは、北欧カラーをベースとしたファブリック。どんな組み合わせでもちゃんとインテリアに馴染むので、直感を信じて選ぶのが◎。
ショールーム一角には、秘密基地のようなキッズスペースを発見。
天気の良い日はテラスデッキへ。日進木工は家具のショールームとしてはもちろん、ふらっと立ち寄りたくなるオープンさが魅力ですね。