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今回は、この時期にぴったりなスポットをご紹介します。
3月23日(土)~4月7日(日)の16日間限定で、「水の都おおがき舟下り」が開催されています。大垣市のほぼ中央に位置する「大垣城」をぐるりと囲む水門川を、和船に乗って下るというもの。水の都で過ごす、とっておきのお花見をお届けします。
大垣城と美濃大垣藩・初代藩主である戸田氏鉄(とだうじかね)の騎馬像
俳人・松尾芭蕉が記した紀行文「奥の細道」結びの地として知られる大垣市。大垣市は水が美しいことでも有名で、“水の都”とも呼ばれます。
今回のイベントの会場となっているのは、大垣市のほぼ中央に位置する「大垣城」をぐるりと囲む水門川(すいもんがわ)。もともとは大垣城の外堀の役割も果たしていました。水門川の水のほとんどは地下からの湧水のため、とても透き通っています。
水門川は、1561年(永禄4年)に大垣城主氏家直元が、城池改築の際に開削したと伝えられています。運河としても活用され、明治16年には、大垣・桑名間に定期汽船が開通し大いに栄えました。伊勢湾の海産物が、水門川を通って大垣に運ばれていたんです。その名残なのか、大垣駅付近では寿司屋や魚料理のお店をいくつも見かけました。
和船に乗って、舟下りスタート!
舟下りは、大垣駅南口から徒歩7分ほどにある乗船場からスタートします。午前9時代〜午後15時代まで、1日8運航。乗船料は、大人1,200円、こども(小学生以下)600円です。事前予約制となっているので、電話もしくはWEB予約で受付をしましょう。
受付を済ませ、ライフジャケットを身につけたら、準備完了です!
▼WEB予約こちら
https://cug.ginet.or.jp/fune/
6人乗りの和船に乗り込みます。バランスを崩さないよう、一人ずつ慎重に慎重に。
舟の前後に2名の船頭さんが乗船し、竿一本で巧みに舟を操っていきます。川幅は15mほど。最初は慣れない和舟に少し不安でしたが、想像していたよりも安定していて、快適な乗り心地でしたよ。
川にかかっている橋の名前が書かれています。こちらは「龍の口橋」。一つずつどんな橋なのか、見物するのも楽しみのひとつです。
大垣音頭のBGMにのせて、ゆっくりと船は進みます。橋の下もすい〜〜っと。
水の都と言われているだけあって、水がとてもうつくしい。取材前日は雨だったので、船頭さんは「今日は少し濁っているね〜」と言っていましたが、それでも十分透き通っています。
少し川幅が開けてきました。
コース途中にある「四季の広場」では、間近で滝を見ることもできます。この場所は、アニメ映画『聲の形』のロケ地にもなっているんですよ。
カーブを曲がり、大垣船町川湊へ。大垣船町川湊は、「おくのほそ道の風景地」として国名勝に指定されています。両岸に桜が咲き、舟下りで一番の絶景スポットです!
下船場のある「住吉橋」が見えてきました。赤い橋と桜の組み合わせが、なんとも風情いっぱいです。
距離は約1.1km、約30分ほどで下船場に到着しました。桜を眺めながらの舟下りは、とってもぜいたくな時間でした。この時期だけにしか楽しめない、特別な舟下りです。
【水の都おおがき舟下り(事前予約制)】
開催日:平成31年3月23日(土)~4月7日(日)の16日間
乗船料:大人1,200円/人、こども(小学生以下)600円/人
定員 :1艘につき6名まで
※こども(小学生以下)は2人で大人1人分です。
※こども(小学生以下)だけの乗船はできません。
※4歳未満の幼児は乗船できません。
ちなみに、新緑を迎える時期には「水の都おおがきたらい舟(平成31年4月27日(土)~5月5日(日・祝)の9日間)」が開催されます。こちらのたらい舟に乗って川下りを楽しめますよ!こちらもチェックしてみてくださいね。