沖縄県那覇市に2021年にオープンした「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」。コンセプトは「バザールって、ちむどんどん♬」。琉球王朝時代から独特の情緒を育んできた那覇の街全体を「バザール(市場)」と捉え、今に受け継がれる那覇文化に、ちむどんどん(どきどきわくわく)する楽しい旅を提案してくれます。
「OMO(おも)」は星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテルです。
今回は実際に「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」に宿泊してきました。写真たっぷりでレポートしたいと思います。
※情報は取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。
目次
那覇観光の拠点にぴったり!
「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」は、国道58号線沿いに立地していて好アクセス。立体駐車場も併設されており、レンタカーでも安心です。国際通りも徒歩圏なので、那覇観光の拠点にぴったり!
【立体駐車場】
44台 先着順/予約不可/有料(1泊¥1,500)
活気あふれるパブリックスペース「OMOベース」
エントランス入ってすぐの場所にあるのは、パブリックスペース「OMOベース」。2フロアあり、1階は「OMOカフェ」「ご近所マップ」「フロント」、2階は「ゆんたくライブラリー」があります。
「ご近所マップ」で街のディープ情報を知ろう!
大きなボードに描かれているのは「ご近所マップ」。
スタッフさんがおすすめするお店やスポットが紹介されており、那覇のディープな情報が知れるんです。沖縄そば屋、ステーキ店、300年の歴史がある窯元までずらり!

OKINAWASOBA EIBUN
実際に「ご近所マップ」で紹介されていた沖縄そば屋さんに行ってみました!観光ガイドだけではなかなかどこに行ったら良いのか迷ってしまうので、こうしたローカル情報はありがたいですよね。
沖縄の伝統工芸が飾られた「ゆんらくライブラリー」
「OMOベース」の2Fにあるのは「ゆんたくライブラリー」。”ゆんたく”とは、沖縄の方言
で”おしゃべり”という意味。沖縄の伝統工芸が飾られた空間で、読書をしたり、おしゃべりしたり、自由気ままにのんびり過ごせます。OMOカフェのドリンクやフードの持ち込みもOK!
秘密基地のようなワクワクする空間
「やぐらルーム」
客室は「やぐらルーム」「クイーンルーム」「ツインルーム」の3種類、全190室。
今回宿泊したのは特徴的なやぐら寝台をそなえた「やぐらルーム」。床は和紙畳のため、靴を脱いで裸足でゆったりとくつろげます。
ヒノキ材を使用した立体的なやぐらは、上段がベッドスペースで下段がくつろぎソファ。秘密基地のようなワクワクする空間です。
「やぐらルーム」には、さんぴん茶とオリオンビールのプレゼントも!
見晴らしもバツグン!那覇市内にいながら沖縄の海を望めます。
琉球ガラスが灯る幻想的な空間
「琉球ガラス夜灯りナイト」
「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」には、那覇ナイトを楽しめる工夫が満載!
1階OMOベースで毎日19:00〜24:00は「琉球ガラス夜灯りナイト」が開催されています。100個の琉球ガラスが格別な夜のひとときを演出。
那覇の名店が選定&監修「島の酒BAR」

島の酒BAR(3種飲み比べセット)¥1,500
そんな格別な空間で楽しみたいのが「島の酒BAR」。沖縄のお酒に精通するご近所さんが選ぶ沖縄のお酒、泡盛・ラム・クラフトジンなどを飲み比べできるイベントです。
泡盛は炭酸割りや前割りなど飲み方も工夫されているので、泡盛ビギナーさんにもおすすめですよ!

島のおつまみセット¥1,500 ※ドリンク付き
こだわりのおつまみセットと合わせて乾杯!ビールはお好みの”やちむん(沖縄の焼き物)”のグラスが選べるというワクワク感も◎

〆沖縄そば ¥800
お酒を飲んだ後にぴったりなハーフサイズがちょうどいい「〆沖縄そば」もおすすめ!こちらも沖縄そばの名店とコラボした、スペシャルメニューです。
泡盛についてサクッと学べる
「泡盛コンシェルジュ」
「もっと泡盛について知りたい!」という方におすすめなのが、「泡盛コンシェルジュ」。泡盛の歴史や飲み方などをスタッフさんが約5分ほどで、サクッとレクチャーしてくれます。
泡盛は製造してから3年以上熟成させたものが「古酒(くーすー)」というのだとか。新酒と古酒を飲み比べてみましたが、その違いに驚きでした!
泡盛を堪能できる店舗をまとめたマップももらえるので、お店選びで迷われている方にもおすすめですよ。
那覇の良いものが大集合!「夜市」
20:00〜23:00の時間帯には、OMOベースの中央に夜市のようなエリアが館内に登場!
スタッフさんたちが厳選したご当地アイテムをずらり。沖縄の子どもたちが大好きなお菓子や、沖縄の焼き物”やちむん”やシーサーなど、選りすぐりの商品ばかり。
MAPも配布しているので、翌日の那覇散策の参考としてもおすすめ!実際に翌日那覇を歩いていると「あ!夜市で紹介されていたお店だ!」ということがたくさんありました。
身体が動き出す心地よい音楽「三線ライブ」
那覇ナイトはまだまだ終わりません。
毎週火・木・土曜日の21:00〜21:30にゆんたくライブラリーで開催されている「三線ライブ」。琉球王国時代に中国大陸から伝わり宮廷楽器として採用され、次第に村の催事や祭りなど広く民衆の間で普及した三線。そんな三線の音色と歌を館内で楽しめるイベントです。(参加無料)
参加者みんなで踊って、歌って、楽器を演奏して、まさにちむどんどん♬な時間が過ごせました。
4種類から選べるパンプレート朝食
朝は「OMOカフェ&バル」のモーニングからスタート!
フレンチトースト、クロックムッシュ、フレンチトースト、ピザトーストなど 4 種類のパンメニューからお好みのメニューがセレクトできます。(サラダバー、スープ、フリードリンク付き)
1番人気というフレンチトーストは、マンゴーがごろごろと入っており、ホイップクリームとの相性も◎。クロックムッシュは食べ応えバツグンなので、しっかり食べたい!という方におすすめです。
街歩きしながら沖縄の食文化が学べる
「市場まーさんぽ」
朝食のあとは「市場まーさんぽ」に参加してみました。「まーさん」とは沖縄の言葉で「美味しい」という意味。
沖縄の台所と称される「那覇市第一牧志公設市場」や周辺店舗を巡りながら、沖縄の食文化が学べるガイドツアーです。(所要時間:70分、料金:1,000円)
「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」から歩いて20分ほどで「那覇市第一牧志公設市場」に到着しました。1950年に開設し、”沖縄の台所”と呼ばれている市場です。
最初に訪れたのは「ジーマーミ豆腐専門店 はま食品」。ジーマーミ豆腐を作り続けて50年。沖縄で最古のジーマーミ豆腐専門店です。
代々受け継がれてきたレシピで作られるジーマーミ豆腐は、こだわりの食材と手作りだからこそのもっちり食感。口いっぱいに優しい落花生の風味が広がります。特製のだし醤油と合わせると、もう絶品。
お店の歴史やジーマーミ豆腐に対する想いも丁寧に教えていただきました。
続いて訪れたのは「山城こんぶ屋」。沖縄食文化に欠かすことができない「イリチー料理(=炒め煮)」に使う食材の切り昆布・千切り大根・切りカンピョウ・ごぼうなどを販売しています。
「山城こんぶ屋」の特徴は「相対売り」ということ。パッケージングした商品をただ並べるのではなく、お客さんから欲しい食材や量を聞き、量を確認しながらお客さんが本当に必要な分だけを販売するスタイルです。
こうしたこだわりが知れるのも「市場まーさんぽ」だからこそ。
続いては「かねこ蒲鉾店」。沖縄料理には欠かせない蒲鉾。市場のすぐ近くの工場でお魚のすり身100%で作られた、出来立ての蒲鉾を販売しています。
沖縄県産食材である、もずく、イカ、あおさ、ゴーヤーなどを使った蒲鉾もあるので、お土産にもぴったりですよ!
最後は「松本商店」で鰹節の削りに挑戦!削りたての鰹節を使った「かちゅー湯」は絶品でした。
※かちゅー湯: たっぷりの鰹節とみそに好みの具材を入れて、お湯を注ぐだけという簡単なスープのこと
「市場まーさんぽ」では、散策しているだけではなかなか知れないディープな沖縄の食文化について学ぶことができました。
今回は「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」の宿泊レポートをお届けしました。那覇観光の拠点としてはもちろん、アクティビティも充実しているので、ホテル内でゆっくり過ごしたい方にもおすすめ。さまざまな那覇文化に出会えますよ!