「patisserie KH cafe」大須で一級品を!オーナーのこだわりと一流シェフがおりなす本格パティスリーカフェ

「patisserie KH cafe」大須で一級品を!オーナーのこだわりと一流シェフがおりなす本格パティスリーカフェ

2023年5月29日、名古屋市中区の大須商店街の一角に「patisserie KH cafe(パティスリー KH カフェ)」がオープンしました。にぎやかな大須商店街にはめずらしい、本格パティスリーカフェ。そこでは世界的に有名な「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」で修行したパティシエが手がけるスイーツや、こだわりのコーヒーが味わえるそう!

いったいどのようなお店なのか、さっそくお話をうかがいました。

※2024年1月取材時の情報です。

「patisserie KH cafe」は、大須商店街の「赤門通」を東へ進んだ場所にある「O’s Core」ビル2階にあります。

一階の「古着屋JAM」が目印です

店内は白と黒を基調とした内装に木目調の家具が合わさり、スタイリッシュかつ温かみのある雰囲気が広がります。

ナチュラルモダンな空間が、色鮮やかなケーキをより一層ひきたてています。

オーナーの奥田英貴(ひでたか)さんは、「O’s Core」ビルの3代目オーナー。子どもの頃からこの場所で生まれ育ち、2年ほど前にビルを建て替えました。

奥田オーナー:「この場所には以前、祖父母と両親が営む洋裁店がありました。僕がカフェを作るときには「先代が守ってきた会社のものをなにか残したい」というこだわりがあったんです。」

そんな想いから、カフェのテーブルや化粧板には洋裁店のフローリング材や壁材をリメイクして使用したそうです。

フローリング材をリメイクしたレトロ調のテーブル

洋裁店の壁材をリメイクした焼き菓子トレイ

店内には16席のカフェスペース(テーブル席・カウンター席)があり、オーナーこだわりの上質空間でリラックスしながらスイーツとコーヒーを味わうことができます。

「ここにしかない一流品」を大須で楽しんでほしい

今回は、奥田オーナーと土屋シェフにお話をうかがいました。

– お二人の出会いから「patisserie KH cafe」をオープンするまでの経緯を教えてください。

奥田オーナー:「土屋シェフとは20代の頃に出会いました。星ヶ丘三越百貨店のデパ地下で、それぞれ違う店舗で働いていたんです。その頃から仲良くしていて、かれこれ20年来の付き合いです。」

土屋シェフ:「自分のお店を持ちたいという夢があり、百貨店の仕事を辞めてフランスの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」で15年間修行をしてきました。帰国のタイミングで、ちょうど彼(奥田オーナー)からお店を開く話をもらって、一緒にやろうと決めました。」

奥田オーナー:「もともと現場が大好きなので、自分がずっと働けるお店を持ちたいと思っていました。B級グルメが有名な大須には、今まで本格的なパティスリーができたことがありません。だからこそ、一流品を売りたいという気持ちがありました。

食べてもらえばわかりますが、彼(土屋シェフ)の作るケーキは、見た目も味も間違いなく一流品です。彼が作ったものを、ぜひここで売ってもらいたいと思いました。」

パリの名店で15年間修行した
パティシエが手がける本格スイーツ

「patisserie KH cafe」には、ロールケーキやショートケーキ・マカロンなどのほかに、10種類以上のムースケーキが並んでいます。

土屋シェフ:「フランスでは、スポンジケーキよりもダックワーズやビスキュイ生地にムースやクリームを使ったケーキが多いんです。」

「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」本店では、クリームやムースを作る「生仕上げ」と呼ばれる行程を長く担当していた土屋シェフ。日本のケーキとはひと味違う、本場パリの味を堪能できます。

土屋シェフ:「見た目にも楽しいケーキにしたり、原料に南山園の抹茶を使ったり……そういう特徴はありますが、基本的にはパリで学んできたことを自分なりにアレンジして、形にしているだけです。」

謙虚な姿勢の土屋シェフですが、作るケーキはどれも繊細で一流品。抹茶やゆずを使った和風ムースから定番のチョコ系ムースまでバリエーションも多種多様で、すべてのケーキを試したくなります。

奥田オーナー:「店の奥には、店舗と同じくらいの厨房スペースがあります。土屋シェフがその場で作ったものをお客様に届けたいという僕のこだわりでもあります。」

すべてのケーキを土屋シェフが1人で担当しています。

特別に見学させていただいた厨房内には、バレンタインにむけてもうすぐ店頭に並ぶチョコレートがズラリ。

試食させていただいた「トリュフキャラメル」は、とにかくなめらか!キャラメルの風味が口いっぱいに広がります。

パティシエ一推し!おすすめケーキ2品

たくさんのケーキの中から、パティシエ&オーナーのイチオシ商品をご紹介いただきました。

濃厚チョコと甘酸っぱいラズベリーの相性&口溶けが最高!「ムースショコラ」

ムースショコラ 650円(イートイン660円)

艶やかな光沢を放つムースショコラは、バレンタインをひかえた冬のイチオシ商品です。

カカオ分68%のチョコレートムースは濃厚な甘みとしっかりとしたコクが特徴的で、なかにはフランボワーズゼリーとクレームブリュレが入っています。

濃厚なチョコと甘酸っぱいフランボワーズの相性もバツグンですが、驚いたのはムースのなめらかさ!口のなかに入れるとトロッと溶けて、想像よりもかなりやわらかな食感です。しっかり甘いのに食べたあとはくどくなく、最後までペロリと食べられますよ。

リピート率No.1!キメ細かなスフレ生地が絶品「シェフのロールケーキ」

ショフのロールケーキ 430円(イートイン440円)

ショフのロールケーキは、「patisserie KH cafe」でリピート率No.1の大人気商品です。

主役は、何といってもスフレ生地。キメが細かくやわらかなうえ、しっとりもっちりとした食感が絶品!スフレ生地のなかには、生クリーム:カスタードクリーム=2:1で配合されたクリームがたっぷりと入っています。

全国でも飲めるのはここだけ!
オーナーこだわりの「root coffee」

「patisserie KH cafe」では、ケーキと一緒に奥田オーナーこだわりの「root coffee(ルートコーヒー)」が楽しめます。

「root coffee」とは、おしゃれで機能的な家電メーカー「バルミューダ」でコーヒーメーカーを開発した元社員が立ち上げたブランドです。奥田オーナーと彼が友人だったことから、先駆けて豆を提供してもらっているそう。そのため「root coffee」を飲めるのは、現時点でこちらのカフェのみとなっています。

「patisserie KH cafe」専用のオリジナルブレンド・ビターブレンドのほかに、4種類の産地別コーヒー(グアテマラ・エチオピア・ケニア・ブラジル)が楽しめます。

酸味やコク・焙煎の深さなど個性豊かなコーヒーがラインナップ。自分の好みを伝えると、奥田オーナーがおすすめの豆を選んでくれますよ。

一杯一杯、丁寧にハンドドリップしています。

「root coffee」の評判は好調で、近々カフェで豆売りも始めるそう。気に入った方は、ぜひお家でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

コーヒーのほかに、紅茶や日本茶・ジュースもあります。

プレゼントにもおすすめ!
20種類以上の焼き菓子がラインナップ

店舗入り口の右側には、たくさんの焼き菓子が並んでいます。

専用の焼き菓子BOXに好きな焼き菓子を詰め合わせることもできるため、自分用はもちろんプレゼントにもおすすめです!

奥田オーナーの「ほかにはないものを大須で売りたい」というこだわりと、土屋シェフの一流の技術がマッチして誕生した大須の本格パティスリーカフェ「patisserie KH cafe」。大須にいった際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

スポット詳細

【patisserie KH cafe(パティスリー KH カフェ)】

住所    :愛知県名古屋市中区大須3丁目18-7 2F

電話番号  :052-262-2402

駐車場   :なし

web          :なし 

Instagram:https://www.instagram.com/patisseriekhcafe_rootcoffee/

facebook  :なし 

生まれ育った街・名古屋が大好きな主婦ライター。食品メーカーで新商品の開発業務を8年間担当し、2016年からフリーランスWebライターとして活動中。家事育児の悩みから名古屋のエリア情報、実食レポートなど幅広いジャンルで執筆経験を積む。好きなことは、食べること・散歩すること・ドラマをみること・絵を描くこと。取材先の想いを大切にしつつ、大好きな名古屋の魅力をたくさん紹介していきます!

https://note.com/hanaruna_net123/

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