【文化のみちを歩こう】発明王と呼ばれた豊田佐吉の実弟・豊田佐助の邸宅「旧豊田佐助邸」
目次
鶴亀マークの換気口がユニーク
洋館の応接室
玄関入ってすぐの場所は、洋館の応接間です。実業家として活躍していた豊田佐助の邸宅というだけあり、来賓を迎えるための贅を尽くした室内です。蓮の蕾をイメージした照明がポイント。吊元部にも細かな装飾がほどこされています。
応接室では、ぜひ天井を見上げてみましょう。
この部屋で、一番のみどころは天井の「換気口のデザイン」です。おめでたい鶴と亀がモチーフで、「と」「よ」「だ」の三文字があしらわれているんです。
豊田一族の歴史が学べる
1階の和室
1階の和室は4部屋あり、ふすまを開け放てば婚礼なども可能なほどの広さです。4部屋の周りは廊下で囲われ、移動するのに各部屋を通らなくてもよい造りになっています。ここで来客との商談なども行われていたといわれています。豪華な黄金のふすまは当時のまま残されたもの。
豊田家の家系図やふかりの品なども展示され、豊田一族の歴史を学ぶことができます。