「平成から令和へ」平成最後のお伊勢参りへ行ってきました。(外宮編)|三重県

2019.4.28

江戸時代、人々が一生に一度は参拝したいと願った日本人の「心のふるさと」伊勢神宮。地元の方々からは「お伊勢さん」と呼ばれ、古くから親しまれてきました。それは現代でも変わらず日本人なら誰しもが一度は参拝に訪れたい場所です。

 

今回は「平成」という平和な時代に感謝を込めて、お伊勢参りをしてきましたので、ご紹介していきます。

 

 

そもそも伊勢神宮ってどんなところ?

 

 

「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しみを込めて呼ばれている伊勢神宮ですが、正式名称は「神宮」。「内宮」は皇室の御祖先であり、太陽にもたとえられる「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)を祭神に、全国より崇敬を集めています。

 

一方で「外宮」は天照大御神さまのお食事を司り、産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祭神として祀っています。それに加え14所の別宮・43所の摂社・24所の末社・42所の所管社があり、これら125の宮社すべてをふくめて神宮といいます。

 

内宮は約2000年、外宮は約1500年の歴史を誇る、日本で一番位の高い神社です。

 

 

「お伊勢まいりは、外宮から」

 

 

お伊勢参りは古くから、外宮から内宮へ回るのが、習わしとされています。伊勢神宮内で行われる、行事も「外宮先祭(げくうせんさい)」といって、外宮から順に行われています。

 

外宮の豊受大御神は天照大御神のお食事を司る神さまなので、内宮に先だって神饌(しんせん)と呼ばれる神さまのお食事をお供えするのです。

 

これは知らない方が案外多いのですが、外宮か内宮、片方だけをお詣りするのは「片まいり」と呼ばれ、避けるべきことと言われているんです。

 

それぞれの場所へ着いたら、まずは祭神の祀られている「正宮」を参拝し、その後、「別宮」を回るのが正式な順序です。


 

外宮の入口は表参道口と北御門口の2つあります。(写真は一の鳥居)

 

それでは、外宮から行ってみましょう。

 

ここで、気をつけていただきたいポイントが一つあります!参道の中央は、神様の通る道とされているため、基本的に中央を歩くのはタブーです。外宮は左側通行、内宮は右側通行ですので、歩く際は注意が必要です。

 

 

そして、鳥居の前では立ち止まり、一礼をしてからすすみましょう。

 

 

 

 

正宮で参拝をする前には、必ず手水舎で手と口を清めましょう。手や口を洗い清めることは禊みそぎを簡略化した儀式になるので、身も心も清め、清々しい気持ちでお参りをします。

 


<手水舎の作法>

①右手で柄杓(ひしゃく)を持って水をくみ左手を清めます。
②左手に柄杓を持ちかえ、右手を清めます。
③右手に柄杓を持ちかえて、左手でに水を受け口をすすぎます。
④改めて左手を清めます。
⑤柄杓を垂直に持ち、柄杓の柄を洗い清め、元に戻します。

 


 

神社といえば、多くの方が「おみくじ」を引くことと思いますが、伊勢神宮にはおみくじが存在しません。その理由は、「伊勢神宮に参拝に訪れた日は誰もが吉日」とされているからです。江戸時代には「一生に一度はお伊勢参り」と憧れを集めていた場所だけに、お伊勢参りができた人は誰でも大吉です。

 

また、一般的な寺社では、お守りや神札のご利益や効果は1年と言われていますが、伊勢神宮のお守りの効果には期限がありません。


 

正宮の横には、古殿地(こでんち)と呼ばれる場所があります。20年ごとの式年遷宮で御殿が入れ替わる場所です。伊勢の神宮では、20年に一度、社殿が造り替えられる「式年遷宮」という行事が行われます。

 

伊勢神宮では社殿を取り壊して、更地にしてから建て直しをするのではなく、現在の建物の横に新しい社殿を建てます。これを「遷宮」と呼称します。

 

 

古殿地の奥に小さな小屋があるのがわかりますか?。この小屋は、以前の正宮の御正殿があった場所だと言われています。ですので、次の遷宮の際には、新しい御正殿がこの「小さな小屋」の上に建つこととなります。

 

通常は、一般の参拝者が中に入って参拝することはできませんが、式年遷宮の「遷御の儀(せんぎょのぎ)」の後から、6カ月間ほどは「古殿地拝観」と称されて、間近で拝観が可能になります。

 

 

いよいよ、「正宮」へやってきました。正宮に祀られている「豊受大御神」は今から約1,500年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)として丹波国から現在の地にお迎えされました。

 

撮影ができるのはここまでですが、奥にある御饌殿(みけでん)では、神饌(しんせん)と呼ばれる神様のお食事をお供えする儀式が1,500年前から絶えず毎日朝夕2回行われているんです。

 

これって考えるととんでもなくすごいことですよね。

 

ちなみ、正宮では(内宮も同様)神様に日頃の感謝を伝える場所ですので、個人的なお願いは禁止。よってお賽銭も禁止です。

 

 

正宮へお礼を伝えたあとは、「別宮」へ行ってみましょう。こちら豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られている「多賀宮(たがのみや)」です。外宮に所属する四別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。

 

 

多賀宮の付近には、知られざるパワースポットも存在しています。お地蔵様が寝ているような姿に見えることから「寝地蔵石」「地蔵石」と呼ばれて親しまれています。

 

通り過ぎてしまいがちなので、見つけたらやさしく撫でてあげてくださいね!

 

土宮(つちのみや)


風宮(かぜのみや)


多賀宮の参拝を終えたら、階段をおりて土宮と風宮にもお参りをしましょう。参拝の順番は地に足を付け根を張らせる力を付けて、追い風に乗りたい方は「土宮から風宮」の順です。

 

余計なものや、不必要なものを風の力ですべて取り除き、きれいな土にしっかりと根を下ろしたいという方は「風宮から土宮」の順で参拝を行います。

 

外宮には、他にもパワースポット呼ばれる場所があので、お時間のある方はじっくり回ってみてくださいね!正宮だけなら30分程度で回ることができます。今回は「外宮」のご紹介でした。次回は「内宮」をご紹介をしていきます。


【伊勢神宮】
https://www.isejingu.or.jp/about/index.html