岐阜市「三社参り」で運気UPの半日トリップ

おでかけ
岐阜市
2022.05.06
岐阜市「三社参り」で運気UPの半日トリップ

岐阜市中心部に点在する3つの神社「伊奈波神社(いなばじんじゃ)」「金神社(こがねじんじゃ)、そして「橿森神社(かしもりじんじゃ)」は、それぞれ父・母・息子をお祀りする神社です。

夫婦・親子関係にあたることで、三社を巡ると夫婦円満や子宝・金運アップなど、さまざまな御利益が期待されるということで、江戸時代より「三社まいり」が伝わっています。

今回は、各神社のみどころや歴史とともにご紹介します。

「三社まいり」とは?

まず「三社まいり」について、簡単に説明しましょう。

岐阜駅から北エリアの3キロ圏内にある「伊奈波神社」「金神社」「橿森神社」の三社を参拝することで、家庭円満や家族の絆のほか子宝や金運などにも期待できるといわれています。

※パンフレットは、JR岐阜駅か、橿森神社社務所にていただけます(在庫なくなり次第終了)

特にまわる順番は決まっていませんが、できれば「伊奈波神社」→「金神社」→「橿森神社」をおすすめします。その理由は、それぞれ父・母・息子をお祀りしてあるため。現代でもあいさつをする際は、家長や目上の人からですよね。

とはいえ、アクセスの都合などもあると思うので、そのへんは自由でOK!

また、三社をまわり終えたあとに、なにか限定品の授与や特別なご朱印などがあるわけではありませんが、それぞれの神社の雰囲気や見どころもたくさんなので、三社まいりが終わったあとはすがすがしい充足感になること間違いなし!

「伊奈波神社(いなばじんじゃ)」の歴史

ではまず、伊奈波神社からご紹介しましょう。

金華山(きんかざん)からほど近い場所にある伊奈波神社は、岐阜市の中心的シンボルともいえる神社です。

「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)※以下ミコト」を中心に、そのお母さんやおじいさんなど、あわせて五柱の神様がお祀りされています。

ミコトは第11代の垂仁天皇(すいにんてんのう)の長男にあたり、弟は第12代天皇の景行天皇です。当時、因幡(出雲)の国にいたミコトが、なぜこの地でお祀りされるようになったのでしょうか。

弟の景行天皇が都を治めていた時代のこと、都に疫病が蔓延し困っていた天皇は、奥州(現在の東北)から金石(きんせき)を持ち帰るとよいとの巫女からのお告げがありました。

そこで任務を受けたのがミコトでした。息子や家臣たちと共に奥州に出向き、無事金石をたずさえて現在の場所に通りかかった際、金石を持ち帰るという手柄をねたんだ家臣の陰謀により、天皇がさしむけた大軍と、この地で争いになったのです。

するとその金石が一夜にして山となります。それが現在の金華山で、父と息子はその山におかくれになったと伝えられています。

その後、真実を知った景行天皇がミコトをしのんで造ったのが、伊奈波神社のはじまりです。もとは、現在の場所より北に位置する、金華山の一角の丸山という場所でお祀りされていました。

そして戦国時代、齋藤道三(さいとうどうざん)が岐阜城を築く際に今の場所に移し、現在に至ります。

毎日参拝される方も多く見られるということで、その人徳・人望を今も感じられる神社です。

古くから鎮座する黒龍神社も人気

境内にはそのほか、摂社・末社もいくつかあります。なかでも「黒龍神社(こくりゅうじんじゃ)」は伊奈波神社がここに移される前からあったという古い神社で、その御利益から特に人気の神社です。

龍神様をお祀りしており、行動が早いため願い事が叶うスピードも速いといわれています。またそのご利益から多くの方がお礼まいりに足を運んでいます。

絵馬も特徴的で、双龍が向かいあったデザインで笠をかぶった変わった形(1,000円)

御守もかっこいい!「黒龍福成る守(1,500円)」は、2枚の金属でできたプレートになっていて、参拝のときに鳴らすといいそう。響きも素敵でしたよ!

伊奈波神社の御朱印は3種類(各300円)。近年神社の御朱印といえば、カラフルなものや趣向を凝らした御朱印が増えてきましたが、伊奈波神社では本来の形をなるべく崩したくないという意向で、昔からのシンプルなデザインとなっています。

そのほか、おいなりさんをお祀りする「楓稲荷神社(かえでいなりじんじゃ)」。真っ赤な鳥居が映えますね。

小さな滝が流れるスポットも……

そのほか、入口には2022年がご開帳の年にあたる岐阜善光寺や、薄皮の鯛焼きが人気のお店など、みどころもいっぱい!ゆっくり散策もかねてお参りされてみてくださいね。

【伊奈波神社】
住所   :岐阜県岐阜市伊奈波通り1の1
電話番号 :058-262-5151
受付時間 :9:00 ~ 17:00
アクセス :名鉄およびJR岐阜駅よりバスで10分乗車、「伊奈波通り」下車後、徒歩10分
駐車場  :あり(無料30台)
web :https://www.inabasan.com/
instagram : https://www.instagram.com/inaba_jinja/

金色に輝く鳥居の「金(こがね)神社」

次は金神社のご紹介です。「金」とかいて「こがね」と呼びます。岐阜駅から徒歩約10分の場所にあり、町の中心地に祀られているので、買い物の途中や帰りなど、立ち寄りやすいのも魅力です。

そして珍しいこの金色の鳥居は「こがね大鳥居」といい、平成27年に塗り替えられたもの。金神社ではこの鳥居だけでなく、御朱印やお守りなども金色づくしなんです。

「金(こがね)神社」の歴史

まずは金神社の歴史をご紹介します。

お祀りされている主祭神は、さきほどの伊奈波神社のご祭神「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」の奥様にあたる「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」です。

創建は西暦135年以前という、かなり古い神社です。

ぬのしひめのみことは、もとは都にいましたが、夫がこの地で討伐されたのを嘆き悲しみ、その後この地で夫の御霊を慰めつつ、私財を使って町を開拓したり、産業・農業の発展に寄与したことから、篤い信仰をあつめて母のように慕われてきました。

そのため慈悲深い神様として、やがては財宝をもたらす神として信仰されるようになったそうです。

「金」にちなんだ限定御朱印にお守りも!

金神社ではその「金」にちなみ、ご朱印やご朱印帳、お守りなどさまざまなオリジナルな授与品がずらり!

写真は金色の台紙に描かれたその年の干支の華やかなご朱印(500円)。

また、平成29年5月から「Premium 金 Day(プレミアムこがねデー)」といって、毎月最終週の金曜日だけに授与される、金色の文字で書かれたご朱印(左写真/300円)も話題に。

ご朱印帳もまばゆい金色です(左1,500円/右3,000円・大)

さらにお札もご覧の通り金色!通常は木札ですが、金色の紙で作られた特別な神符「特別金神符/2,000円」も。自宅はもちろん、商売や自営などされてる方など、お祀りするだけで華やかになり、ご利益も期待できそうですね!

そのほかお守りやおみくじも金色づくし!

本殿裏手も参拝を

そして、意外に知られていないのですが、本殿裏手にもたくさんの神様がお祀りされています。金祥稲荷神社の横から奥に進むと、いくつかの末社があります。

とても静かな場所で、珍しい料理の神様や、この地をおさめた豪族のお墓などもあるので
時間があればこちらにも足を運んでみてくださいね。

【金(こがね)神社】
住所   :岐阜市金町5-3
電話番号 :058-262-1316
受付時間 :9:00~17:00
アクセス :名鉄およびJR岐阜駅より徒歩10分
駐車場  :あり(無料35台 ※行事の際は少なくなる場合もあるので事前にご確認を)
web :https://koganejinjya.com/

子どもの神様をお祀りする
橿森神社(かしもりじんじゃ)

最後の三社目は橿森(かしもり)神社です。金神社から徒歩約10分ほどの場所にあります。

伊奈波神社や金神社は割と知られていますが、こちらは知らない……という方も多いのではないでしょうか。小さな神社ですが、とても静かで落ち着いて参拝できる神社です。

ご祭神は、伊奈波神社・金神社の夫婦の息子の「一隼雄命(いちはやおのみこと)」をお祀りしています。

子どもにあたることから、特に子宝祈願で参拝する人も多く、子どもの神様として親しまれています。

また、この地は信長が大きく市場を発展させた楽市楽座(らくいちらくざ)発祥の地とも言われています(諸説あり)

※楽市楽座・・戦国時代に発令された経済政策。

鳥居前の道路の一角にある、こちらの「御園の榎(みそののえのき)」。当時この付近にあった市場の入口に、市場を守る神として植えられていましたが、明治初めの道路工事で現在の場所に移されました。現在の榎は2代目で、岐阜市の指定遺跡にもなっています。

境内の見どころ

信長をお祀りする建勲神社(たていさおじんじゃ)

そして信長好きの方は必見!こちらの神社は京都の建勲神社(たていさおじんじゃ)からのご分霊で建てられた、通称「信長神社」です。30年ほどたちますが、橿森神社では一番新しいお社とのこと。信長を間近で感じることができそうですね。

赤い龍の木彫りがカッコいい!

さきほどの赤い鳥居をすすむと第二の鳥居がありますが、こちらの扁額(へんがく)をよく見ると、珍しい赤い龍の木彫り!カッコいいですね!

幸運を招くとされる珍しい三つ葉の「大王松」

本殿の向かいに立つのが「大王松(写真右手)」。通常松の葉は二股ですが、ここの松は三つに分かれている珍しいもの。父・母・子も表していることから、昔から家庭繁栄を表し、身につけると縁結びや子宝にも恵まれるとされ、縁起のよい松とされていたそうです。

天馬が腰掛けたとされる駒爪岩

本殿の左横にお祀りされているのが「駒爪岩(こまつめいわ)」です。目線を上にあげると、すごい迫力のオーラで切り立つ岩が見えます。

これは、ご祭神の「市隼雄命(いちはやおのみこと)」が天馬にまたがり、父のミコトと母ヌノシヒメに会いに行く途中に、この裏山に降りたって休んだ際、天馬が付けた爪痕だといわれています。

そのことから、子どもが立派に成長しますようにと駒爪岩を奉り、古くから多くの人が参拝するようになったそうです。

遠目からも大王松と駒爪岩の存在感は際立つので、チェックしてみてくださいね。

【橿森神社(かしもりじんじゃ)】
住所   :岐阜市若宮町1-8
電話番号 :058-246-0125
受付時間 :9:00~17:00
アクセス :JR岐阜駅(11・12・13番乗り場)または名鉄岐阜駅(4番乗り場)からN系統     (長良橋方面)及び市内ループ左回りバス乗車。「柳ケ瀬」下車 徒歩3分
駐車場  :あり(境内2台)

三社まいり、いかがでしたか?ランチやお茶をしながらでも1日あれば十分楽しめますので、ぜひ岐阜の街並みを散策しながら参拝してみてくださいね!

スポット詳細

結婚情報誌、美容、飲食を展開する出版社に約9年勤務。結婚を機に退職後は旅行好きが高じてフリーライターへ。家の転勤で福岡・広島を経由し、現在は名古屋市在住。愛知県はもちろん、東海3県の魅力を満喫&発掘中。得意分野は神社や温泉、そのほか美味しいものも大好き。地元の人の「当たり前」にプラス「新たな発見」をお届けします。

https://www.kzm-trip.com/

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