一度は見ておきたい!「太陽の塔」の内部公開へ行ってきました。

大阪府
掲載日:2021.11.30
一度は見ておきたい!「太陽の塔」の内部公開へ行ってきました。

先日、プライベートで太陽の塔の内部公開へ行ってまいりました。1970年に開催された『日本万国博覧会』以来、48年ぶりに公開されたのが2018年のこと。それ以来、行きたい!行きたい!と思いながらもタイミングを逃していたのですが、今回ようやく念願の内部公開へ行くことができました。

撮影禁止エリアがほとんどのため少ししかお見せできませんが、レポートしていきます。

そもそも太陽の塔ってどんなもの?

名前と形は分かるけど、なんの目的でつくられたものかご存知ない方もいるのではないでしょうか。

太陽の塔のデザインはかの有名な芸術家・岡本太郎氏です。1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として、母の塔・青春の塔・大屋根(長さ(南北)292メートル、幅(東西)108メートル、高さ約40メートル)とともにつくられました。

当時の日本は高度経済成長期を経て、経済大国となったばかり。そんな日本を誇示するためにも、戦後最大イベントである万国博覧会では太陽の塔はシンボルとして必要な存在でした。

太陽の塔には4つの顔がある!?

太陽の塔

塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。

実際によく見ると、未来への希望を表した黄金の顔は、金色に輝いています。現在を表す顔はどことなく不満気です。

背面の黒い太陽は、経済大国になるまでに背負ってきた暗い時代を表しているかのようです。


そして、4つ目の顔が内部の地下に展示されているんです。しかしながら、現在みることができるのは復元したものだけ。

万国博覧会終了後、その第4の顔は、行方不明になったというのですが、なんだか神隠しのようです。こんなに大きいものがなくなるって不思議です。

ちなみ、第4の顔は人間の祈りや心の源を表現しています。

気になる予約方法は?

太陽の塔

太陽の塔な内部を見る際は、事前に予約するのがおすすめです。空きがあれば、当日観覧も可能ですが、筆者は2週間前に予約した時点でもだいぶ空きが少なくなっていました。

▼予約はこちらから
https://taiyounotou-expo70.jp/reserve/

内部公開へ行ってみよう!

太陽の塔は大阪万博が終了した後、長きにわたり、一般公開はされていませんでした。2003年に一部が公開されたものの、当時は1階部分のみ。

その後、耐震補強工事や修復をしたのちに2018年より、上層部を含めた内部公開が開始されました。

それでは、さっそく内部へ行ってみたいと思います。入り口は塔の背後にあり、地下から順に上へと登っていきます。

中へ入り通路を抜けると最初に現れるのが第4の顔です。現在展示されているものは、当時の資料をもとに復元されたもの。音楽とともに、背後には映像が映し出されます。


地底の太陽以外には万博の地下展示「いのり」の展示品が再現されています。


地底の太陽の展示を抜けた先にあるのが、高さ41メートルの「生命の樹」です。単細胞から人類までの進化の過程をたどる292体の生物模型のうち、183体が復元・修復され、当時の姿で再生されています。

万博当時はエスカレーターが設置されていたのだとか。


生命の樹の周りを階段で登りながらが鑑賞していきます。原生類時代、三葉虫時代、両生類時代など上に向かって時代が進んでいく展示方法になっているので、進むたびに生命の進化を感じられます。

アメーバやポリプ、クラゲなどがいました。


力強く伸びる幹や枝は五大陸を表現した色が使われています。幻想的な音楽と合わさって生命の偉大さを感じ、40億年前の世界にタイムスリップしたような気持ちになりました。

そして、残念ながら撮影はここまです。どんな世界が広がっているのかは、訪れたときのお楽しみ。

生命の樹を通じて、当時の日本がいかに盛り上がっていのか、人々の未来への希望を感じることができました。この時代の人たちが未来への希望を胸に抱いていたように、私たちの未来も素晴らしいものであってほしいと強く思います。

2025年の万国博覧会が今からとても楽しみです。

万博公園は、太陽の塔以外にもミュージアムやテーマパークのあるエキスポシティや万博の歴史がわかるEXPO’70 パビリオン、自然文化園や国立民族博物館など、一日いても足りないほど、魅力がたくさん詰まっています。

名古屋から吹田までは車で2時間ほどと、アクセスもいいので、週末のおでかけにもぴったりです。

犬山モンキーパークに若い太陽の塔がある?


なんと、犬山にあるモンキーパークには、世界の巨匠・岡本太郎が、大阪万博の1年前1969年に制作した「若い太陽の塔」も展示されているんです。

こちらも現在は一般公開されているので、ぜひ行ってみてくださいね。

【日本モンキーパーク】
住所   :愛知県犬山市官林26
営業時間 :10:00~17:00(季節・曜日により変動)
定休日  :不定休(公式サイトでご確認ください)
駐車場  :あり(1,200台)
https://www.japan-monkeypark.jp/

スポット詳細

【太陽の塔】
住所  :大阪府吹田市千里万博公園1-1
営業時間:10:00〜17:00
定休日 :水曜日
https://www.expo70-park.jp/cause/expo/tower-of-sun/

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