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3年前の開催時も大好評だった、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」のデジタルアート展が名古屋市科学館に帰ってきました!
今回のテーマは「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と花と共に生きる動物達」、開催期間は2019年11月30日(土)〜2020年2月16日(日)までです。お台場の常設展で人気の作品や東海地区初登場の作品を含む計7作品が展示されています。
今回の見どころをたっぷりとレポートしていきたいと思います!
【 作品 】 花と共に生きる動物達 / Animals of Flowers, Symbiotic Lives
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
「チームラボ」ってどんな集団?
チームラボは、アーティスト・プログラマ・エンジニア・CGアニメーター・数学者・建築家など、デジタル社会のさまざまな分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団です。
デジタル技術を駆使した「デジタルアート」の先がけとして知られており、2001年から国際的に活動を開始。アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索し続けています。
2018年6月に開館した東京・お台場のチームラボボーダレスは、開館から1年で、世界160以上の国と地域から約230万人が来館。2019年には米TIME誌の「World’s Greatest Places 2019(世界で最も素晴らしい場所 2019年度版)」に選出されるなど、世界から大注目されています。
「花と共に生きる動物達」と「学ぶ!未来の遊園地」が一度に楽しめる!
今回のテーマは「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と花と共に生きる動物達」。
アート作品「花と共に生きる動物達」と展示に加え、共創(共同的で創造的な)体験ができるデジタル知育空間「学ぶ!未来の遊園地」の作品の中から、「グラフィティネイチャー – 山と谷、レッドリスト」、「すべって育てる! フルーツ畑」、「小人が住まうテーブル」、「まだ かみさまが いたるところにいたころのものがたり」、「お絵かき水族館」、「光の森でオーケストラ」が楽しめるぜいたくな内容となっています。
花と共に生きる動物達
花と共に生きる動物達は、生と死を表現したデジタルインスタレーション作品です。動物たちの体には花が生えており、花々は動物の体で生まれ、咲き、散って消えていきます。
人間が動物たちに触れると、花たちは散り、花がすべて散ると儚く動物は消えていきます。
ゆったりと動いていく動物たちと鮮やかな色使いはとても幻想的で、いつまでもみていたいと思うほど、うつくしい作品でした。
学ぶ!未来の遊園地
続いては、学ぶ!未来の遊園地エリアに行ってみましょう。学ぶ!未来の遊園地とは、「共同的な創造性、共創(きょうそう)」をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむ「遊園地」です。
まだ かみさまが いたるところにいたころのものがたり
続いての作品は「まだ かみさまが いたるところにいたころのものがたり」。
壁に映し出された象形文字(山、木、鳥など)に触れると、その文字がもつ世界が現れます。またほかの体験者が呼び出した世界と、お互いに影響を与えながら物語を創っていきます。
たとえば、木には鳥が止まり、羊は犬に気がつくと、びっくりして逃げていきます。また、動物には触ることができ、羊に近づくとダンスをし、馬に近づくと逃げていきます。
子どもたちが楽しそうに、この文字は山だね、これは馬だ!などと壁に手をあてて、はしゃいでいる姿が印象的でした。
すべって育てる!フルーツ畑
滑り台に挑戦です!ここでは、さまざまなフルーツが育つすべり台になっており、人が台の上をすべると、ぶつかったボールが勢いよく飛んでいきます。そして、フルーツの種に当たると種が変化するんです!
ボールの色よってフルーツはが実ったり、消えてしまったりする仕掛けになっています。
小人が住まうテーブル
このテーブルは、小人たちが住んでいるテーブルです。小人たちはテーブルの周りを走り周っているので、テーブルの上に手を置いたり物を置いたりすると、小人たちは気付いて、飛び乗って来ます。
物の形状によって、小人は、跳ねたり、乗ったり、滑ったりさまざまなアクションをします。たくさん物を置くと、小人たちは大喜びするので、ぜひ挑戦してみてくださいね!