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開館20周年を迎えた豊田市美術館は改装工事のため、2018年7月17日より休館していましたが、2019年6月1日にリニュアールオープンを迎えます。筆者も大好きな美術館ですので、どんな風に生まれ変わったのか今からとても楽しみです!
そんな豊田市美術館はリニューアルオープンを記念して、さまざまなイベント、展覧会が開催されます。今からぜひ注目していただきたい展覧会を今回は、2つご紹介していきます!
豊田市美術館とは?
引用元画像:https://www.museum.toyota.aichi.jp/about/
豊田市美術館がどんな美術館なのか、改めて簡単にご説明します。
美術館のある場所は、豊田の中心市街地を見下ろす小高い丘の上。、「七州城」と呼ばれた旧・挙母藩(現在の豊田市)の城があった場所です。
1995年の開館以来、鑑賞される方一人ひとりが作品と対話し、それぞれの作品との関係をつくっていただく場となることを目指して、展示や教育普及活動を行っています。設計を担当したのは、建築家・谷口吉生(たにぐち よしお)。庭園はアメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーター・ウォーカーによるものです。
現代美術の意欲的な企画展でも知られており、作品を鑑賞することはもちろん、建築と庭園を含めた美術館全体を楽しむことができます。
注目の展覧会①リニュアールオープン記念コレクション展
「世界を開くのは誰だ?」
改修工事のため休館していた豊田市美術館がいよいよ、2019年6月1日リニュアールオープンを迎えます。このリニューアルオープンを記念して、同館のコレクションで構成する大規模な展覧会「世界を開くのは誰だ ?」が開催されます。
この展覧会について
加藤翼《Break it Before it’s Broken》2015年 Photographing by Yukari Hirano, Courtesy of MUJIN-TO Production
私たちの世界を可能性に満ちた方向へと開いていくこと。これは美術が追 い求めてきた大きなテーマです。私たちが知らないこと、あるいは身近にあ りながら気づかないものなどを、さまざまな角度から照らし出し、人々を取り 巻く世界を新たなフィールドへと拡張してくれるのが、美術の重要な力なの です。それはまた、自分の内にある何かを呼び覚まし、解放して、停滞した 状況を前進させるきっかけを与えてくれるでしょう。
忘れてはいけないのは、美術が世界を開くには、アーティストの力のみで は困難であるということです。世界を開く糸口は、アーティストがつくりだす 作品と鑑賞者である皆さんとが積極的に交流するなかで、生じるものなの です。まずは会場で、作品とじっくり向き合ってみてください。そして「これ は、なんだろう? 」と思いをめぐらせ対話を重ねることで、はじめて世界は開 かれていくのです。
本展は「世界を開く」をキーワードに、この大きな課題に挑む表現の数々を 4つのテーマに分けて紹介します。美術館活動の源であるコレクションの中 から、選りすぐりの名品をはじめ、新収蔵品もあわせた約100点を全館にて展示します。
丸山直文《appear》2008年 ©Naofumi Maruyama
エゴン・シーレ《カール・グリュンヴァルトの肖像》1917年
【展覧会概要】
会期 :2019年6月1日(土)〜2019年6月30日(日)
会場 :豊田市美術館
開館時間:10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日 :月曜日
主催 :豊田市美術館
観覧料 :300円(250円)、高校・大学生:200円(150円)、中学生以下無料 *()内は20名以上の団体料金 *障がい者手帳等をお持ちの方(介添者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生、及び豊田市内在住の75才以上は無料(要証明)
無料観覧日
6月1日[土]、2日[日]はリニューアルオープンを記念して、全館無料でご覧いただけます。