普段使いの道具に、ちょっとした遊び心と使う楽しみを。清須市のセラミックデザイナー「ttyokzk ceramic design」
目次
普段使いの道具に、ちょっとした遊び心を
ゆらゆらと揺れるスパイス入れ。ふたをかぶせると自然にスプーンの柄が中央に収まるシュガーポットなど、シンプルなデザインの中にも遊び心あふれる、ttyokzk ceramic designの商品たち。ここからはそんな商品のこだわりについて、お話を伺いました。
岡崎さん:「モットーは、ちょっとした遊び心と、使う楽しみがあり、普段使いの道具として普通に使えるプロダクトです。商品を人に見せたときの反応が一番の楽しみなんです。あっという驚きだったり、きれいだねという感動だったり。そういう仕組みを何かひとつは入れるように意識しています。」
ここからは、ttyokzk ceramic designの商品をピックアップしてご紹介していきます。
リンゴと洋なし型のシュガーポット「pomme et poire」
まずは、MoMA Design STOREでも取り扱いされている代表作、リンゴと洋なし型のシュガーポット「pomme et poire」。2004年に新宿のリビングデザインセンターOZONEで開催された企画展、「さ・し・す・せ・そ」と器展への出品がきっかけで、誕生しました。
ジクに見立てた部分は砂糖をすくうための木のスプーンになっています。ふたの裏がろうと状になっているため、ふたをかぶせると自然にスプーンの柄が中央に収まるのが特徴。すっとスプーンが収まる動作は、日常に小さなワクワクをプラスしてくれます。
ゆらゆら揺れる調味料入れ「swing」
こちらも「さ・し・す・せ・そ」と器展がきっかけで誕生したという、調味料入れ「swing」。テーブルの上でゆらゆらと揺れる姿が、なんとも可愛らしい器です。
特徴は、木の匙(さじ)とコルク栓が一体化していること。外したコルク栓でそのまま調味することができるようになっています。
個展やポップアップストアの際には、限定のデザインやカラーも登場するそう。
お茶を楽しむ「chat」
茶葉がお湯の中でしっかりと開いて、手軽においしいお茶を淹れられるポット「chat」。広い開口は、お湯を入れやすく、茶こしの裏側や底の隅までとっても洗いやすいです。
ポットの蓋は茶托(ちゃたく)や菓子皿としても使えますよ。磁器製なので、着色やにおい移りがしにくいのもポイント!
日常の小さなストレスを解消してくれるお茶碗
開発中のお茶碗も見せていただきました。
岡崎さんの実体験から生まれた商品です。一般的なお茶碗は、ご主人・奥様・お子様とそれぞれサイズが異なるため、順番に重ねないといけません。しかし、こちらの茶碗はサイズに関係なく重ねることができるんです(写真は下から、小→中→大の順番)。岡崎さんのお子さんがまだ小さいとき、日常の小さな手間もストレスに感じ、どうにか解消できればと思いついたのだそう。
毎日のこうした小さなストレスが解消するだけでも、心にすっと余裕ができるもの。今から発売が楽しみですね。