日本最大級の“器の祭典”「テーブルウェア・フェスティバル2020」に行ってきました。
目次
展示販売コーナー
続いては展示販売コーナーへ行ってみましょう。
ここでは、個性ある250以上の販売ブースが出展し、海外ブランドの新作や提案商品、足を運ばないとなかなか出会えない国内産地の窯元の作品などを直接購入することができます。
まずは、我らが愛知県の隣の県、岐阜県・美濃焼・土岐市の「どんぶり百撰」へ。ここでは、それぞれの窯元が考えたおもてなしの器が並びます。
もともとは、地元の体育館を会場に開催されていたのだとか。それを東京にそのまま持ってきたかのように、東京ドームでも生産者自身が展示販売しています。
実際に店番をするスタッフさんたちは、すべて窯元の方たちなんです。産地ならではのさまざまなどんぶりやくらしを彩る素敵なうつわをご提案しています。
お次は、長崎・波佐見焼のコーナーへ。波佐見焼は、長崎県の中央に位置し、豊かな緑に囲まれた波佐見町で約400年続く歴史とその技を引き継ぎつくられています。特徴としては、おしゃれで使いやすいものが多く、時代のトレンドやお客様の多様なニーズを的確に捉えた、現代の生活に馴染みやすいものが多くあります。
日常使いしやすいものばかりなので、焼き物初心者の方でも入りやすい焼き物ですよ。
愛知県からは、瀬戸焼のほかに、常滑焼きも出品されていました。中でも常滑が世界に誇る急須にフォーカスして展示されていましたよ。
日本酒と器に特化したコーナーも。こちらでは、中田英寿率いるジャパンクラフトサケカンパニーが展開する酒器ブランド「Nathand」によるオリジナル日本酒グラスを紹介しています。この日のために用意された特別な日本酒を、四季をイメージしたうつわで楽しめます。(有料)
朝ドラで一躍脚光を浴びた「信楽焼」。一角には、ドラマの元となった作陶家・神山清子さんの焼き物が展示されていました。実際に筆者もドラマをみて知ってはいましたが、本物の※自然釉の迫力はすばらいものがありました。
まさか、こんなに間近で見られると思わず感激です。
※釉薬を使わずに、穴窯、登り窯などで焼く手法。