新幹線好きにはたまらない!歴代の実物車両に出会える。 夢と想い出のミュージアム「リニア・鉄道館」
目次
2011(平成23)年3月14日、名古屋市港区金城ふ頭にオープンした「リニア・鉄道館」。
東海道新幹線を中心に在来線から超電導リニアまで39両の実物車両を展示。また、時速500キロを模擬体験できる超電導リニア展示室や実物大の運転体験シミュレータなど、鉄道の歴史や仕組みを体験しながら学ぶことができるのも同施設の大きな魅力です。
今回は、リニア・鉄道館の見どころをたっぷりとお伝えしていきます。
アクセス&気になる料金は?
リニア・鉄道館があるのは、名古屋市港区金城ふ頭。名古屋駅からは、あおなみ線「金城ふ頭駅」下車徒歩約2分の場所にあります。
まずは受付で入場券を購入しましょう!
<入館料>
大人 :1,000円
小中高生:500円
幼児 :200円
チケットを購入したら、いよいよ中へ。
実際の搭乗ゲートのようで、なんだかワクワクしますね!
高速鉄道のシンボル
エントランスをくぐると最初に登場するのが、いずれも世界最高速度を記録した3つのシンボル車両。
左から、日本最大・最速の蒸気機関車の「C62形式蒸気機関車」。新幹線の最新・最良の高速鉄道システムを追求するためにJR東海が開発した試験車両「955形 新幹線試験電車」。山梨リニア実験線で、当時の世界最高速度581km/hを記録した「超電導リニアMLX01-1」の3車両が並びます。
実物車両は想像以上に迫力満点です!
歴代の「車両展示」エリア
続いては、歴代の「車両展示」エリアへ行ってみましょう。こちらの展示エリアでは、「0系」「100系」「300系」をはじめ、私たちにもなじみのある「700系」など東海道新幹線を主力とした車両から、「ED11形式」「モハ1形式」といった往年の車両が並びます。
ここでしか見られな希少な車両もありますよ!
根強いファンの多い「ドクターイエロー」の相性で親しまれている「922形新幹線 電気軌道総合試験車」。新幹線の安全運行を保つために、走行しながら架線・信号・軌道の検査を行う事業用の新幹線電車です。
運行日が公表されているわけではないので、ドクターイエローは、巷では「見ると幸せになれる」と言われているのだそう。見かけたら、いいことがあるかもしれません!
こちらは、昔なつかしい「0系」です。1964年の東海道新幹線の開業時から使用した0系と同型の先頭車両です。 東海道新幹線で0系と言えば「こだま」をイメージする方もいるかもしれませんね。
展示されている車両はそれぞれ中に入ることができます。今ではリクライニングシートが当たり前ですが、当時の車両は、背もたれを前後に動かす転換式のクロスシートが主流でした。
先頭のデッキ部分には冷水器と紙コップが設置されていました。ペットボトル飲料が普及する以前は、普通車・グリーン車を問わず多くの車両に備わっていたのだとか。
水を買うのが日常ではなかった時代にとっては、画期的なアイディアです。
運転台が公開されていれば、お子さんを対象に制服を着用して記念撮影もできますよ。
衣装を決めたら運転台で記念撮影です!
大人にとっては懐かしく、お子さんにとってはうれしい体験になるのではないでしょうか。
撮影は無料でしていただけますが、写真を特製台紙に入れて渡す「フォトサービス」を利用する場合は1枚税込1,100円、記念カードとセットの場合は1セット税込1,600円で利用可能です。
来館の思い出に残してみてくださいね。
実は知らない方も多いのが、食堂車の存在です。昭和の時代、日本全国ではたくさんの列車に食堂車が連結されていました。
車両に食堂があるなんて今では考えられませんよね。
0系36形式は、初めて本格的な食事がいただける食堂車として登場。100系では日本食堂・帝国ホテル・都ホテル・ビュフェとうきょうの4社が食堂車を運営。テーブルクロスなどの装飾だけでなく、提供するメニューも各社異なっていました。
当時のメニューが再現されていましたが、なかなかぜいたくです。
メニューの種類もとっても豊富です!