目次
今回は、円頓寺商店街に店舗を構える「喫茶、食堂、民宿。なごのや」をご紹介します。
円頓寺商店街で80年以上にもわたって愛され続けた老舗喫茶「西アサヒ」が、2015年にカフェレストラン&ゲストハウスとして生まれ変わりました。2階は、国内外からの来訪者向けの宿泊施設として、1階が名物の「タマゴサンド」やオリジナルコーヒーが味わえる喫茶・食堂として、連日多くの人でにぎわっています。
「なごのや」があるのは、名古屋で最も古い商店街として知られる円頓寺商店街。名古屋駅と丸の内の間という都心にありながら、下町情緒が残るレトロな雰囲気が残っています。
「外国から来てくださった方が、名古屋に滞在できる場所をつくりたかったんです。」というオーナーさんの言葉の通り、名古屋駅と名古屋城を結ぶ道に位置し、名古屋滞在の拠点にぴったりの場所です。
老舗喫茶「西アサヒ」の想いを受け継いで
そんな円頓寺商店街で80年以上にもわたって愛され続けてきた老舗喫茶「西アサヒ」。しかし、前オーナーの体調不良で惜しまれながらも2013年に休業となっていました。一度は閉店してしまったものの、現在のオーナー・田尾さんと商店街の関係者の尽力によって復活。2015年4月にカフェレストラン&ゲストハウスとして生まれ変わりました。
1階は喫茶・食堂です。奥に細長い店内は昔の面影を残しつつ、レトロモダンな空間にリノベーションされました。店内は、カウンター席・かつてここで使われていたソファ席など、40席ほど。
地域の人の声から復活した「タマゴサンド」
タマゴサンド ¥750(税込)
なごのやの看板メニューと言えば「タマゴサンド」。
「同じ場所でやるならぜひ復活してほしい!」という地域の方の声から復活した喫茶店「西アサヒ」時代の名物メニューです。喫茶店時代に店内に飾られていた看板や、当時の味を覚えている商店街の方と試行錯誤しながら、喫茶店時代の味を再現したのだそう。
ふわふわに焼かれたたまごと、刻みきゅうりの2層のサンドイッチ。やさしい味のたまごに、からしマヨネーズで和えられたシャキシャキのきゅうりが、いいアクセントになっています。一度食べたら忘れられない味です。
そんな想いの詰まった「タマゴサンド」にぜひ合わせていただきたいのが、オリジナルのブレンドコーヒーです。
創業当初はハイカラな存在だった老舗喫茶「西アサヒ」。当時は煮出してコーヒーが淹れられていました。そんな背景もあり、「老舗」「ハイカラ」「煮出しコーヒー」の3つの言葉からイメージしてつくられた、なごのやオリジナルブレンド。3種類の豆をそれぞれ焙煎してからブレンドしているので、味にグラデーションがつき、深みのあるスッキリとした味が楽しめるのだとか。
「タマゴサンド」以外にも、グルメメニューが充実。18時からのラウンジタイムは、鶏の唐揚げなど、お酒にぴったりのおつまみメニューも。
15時〜18時は生ビールとグラスワインが各300円の「ハッピーアワー」
もちろん宿泊者以外でも利用が可能です。Wi-Fiとコンセントを完備しているので、コーヒーを飲みながらのパソコン作業など、ランチ後もゆっくりとくつろげますよ。取材時も、打ち合わせをしたり、作業をしたり、読書をしたりと、皆さん思い思いに過ごされていました。
【喫茶・食堂】
定休日 :月曜日
営業時間
モーニング 8:00~10:30
喫茶 11:30~18:00
ラウンジ 18:00~22:00(LO21:00)
ハッピーアワー 15:00~18:00