ほっとため息が出る、自家焙煎のコーヒーが味わえるお店「喫茶クロカワ」

愛知
掲載日:2019.03.22
ほっとため息が出る、自家焙煎のコーヒーが味わえるお店「喫茶クロカワ」

今回は、名古屋・鶴舞にある「喫茶クロカワ」をご紹介します。

一人で過ごす読書時間。午後のティータイム。仕事後のリフレッシュ。そんな、ゆったりとコーヒーを楽しみたいときに訪れたくなるお店です。ていねいに淹れられた自家焙煎のコーヒーは、思わずほっとため息がでる、優しい味わい。コーヒーのこだわりはもちろん、お店の誕生背景から店舗デザインまで、じっくりとお話を伺ってきました。

喫茶クロカワ

外観

場所は、JR・地下鉄「鶴舞」駅から徒歩10分ほど。

喫茶クロカワの店内

カウンター席

1960年代の建物をリノベーションした店内。2人掛けテーブルが2つ、カウンター席が15ほどあります。一人でも訪れやすい空間です。

エチオピアで出会った、コーヒーの魅力

「喫茶クロカワ」オーナーの黒川哲二さん
「喫茶クロカワ」オーナーの黒川哲二さん

まずは、オーナーの黒川さんに「喫茶クロカワ」誕生までのストーリーを教えていただきました。

黒川さん:「昔からコーヒーは好きでしたが、お店をオープンするきっかけとなったのは、アフリカへ旅をしたときのできごとです。バックパックで旅をするのが昔から大好きで、南アフリカからエチオピアまで、3カ月ほどかけてアフリカを縦断しました。その中で、エチオピアを訪れたときに、現地の子どもたちが自宅に招いてくれたんです。そこで、「コーヒーセレモニー」というものを開いてくれました。

エチオピア

エチオピアでは、コーヒーを飲む文化が古くから根付いていて、「コーヒーセレモニー」は、コーヒーを飲むことを儀式化した作法のひとつです。日本の茶道のようなものですね。お香を焚きながら、豆を焙煎しコーヒーを3杯楽しみます。お客さんのおもてなしや、ちょっとした休憩など、さまざまなシーンでエチオピアの方は、「コーヒーセレモニー」を開きます。

エチオピアは銘柄としては有名ですが、現地の人たちはそんなに良い豆は滅多に飲めません。なので、決しておいしいというわけではないのですが、「コーヒーっていいなぁ」と、そのときの体験が忘れられなかったんですよね。コーヒーの味がそこまで記憶に残ったのは、初めてのことでした。」

エチオピアでの様子

黒川さん:「日本に戻ったあと、知人のイベントで旅の写真を展示する機会がありました。その際に、現地で買ってきた豆を使ってコーヒーを販売しました。初めてお金をいただいて、コーヒーを淹れたのはそのときですね。次第に豆の在庫がなくなって、自分で焙煎をしてみようかなと挑戦してみたんです。「もっとおいしく豆を焙煎したい!」という想いが強くなり、巣鴨にある「コーノ式焙煎塾」で焙煎のイロハを学びました。

その後は、平日は仕事をしながら10年ほどかけて開業資金を貯めました。週末には、マーケットや展示のケータリングのような形で出店させていただいて、コーヒーをご提供していましたね。」

スポット詳細

【喫茶クロカワ】
住所   :愛知県名古屋市中区千代田5丁目 8-27
電話番号 :052-684-6363
営業時間 :12:00〜19:30
定休日  :月曜日・火曜日(祝日は営業)

http://cafekurokawa.com/index.html

Life Designs (ライフデザインズ)は、”東海エリア(愛知・岐阜・三重)の暮らしをもっと楽しく”をテーマに、情報発信するライフスタイルメディアです。

おでかけやランチの参考など、読者のみなさんの日常に寄り添えるメディアでありたいと思っています。運営しているのは、食・おでかけ・趣味に日々全力な編集部員たち。自分たちが東海エリアで生活する中で、出会ったモノや場所、琴線に触れたことをメディアを通してお届けしていきます。

ピックアップ記事

おすすめスポット