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今回は、上前津にあるアメリカンダイニングバー「City Dining Macy’s(メイシーズ)」をご紹介します。NYのブルックリンを感じさせるアメリカンテイストのお店。ハンバーガー・ピザ・ポテトなどボリューム満点のフードから、日替わりランチ・スイーツ・アルコールまで、昼でも夜でも立ち寄りたくなるメニューの豊富さが魅力。筆者も毎月のように通っている大好きなお店です。
今回は、メディア初公開というお店の誕生秘話から、オーナーおすすめメニューまでたっぷりとご紹介します。
場所は、地下鉄名城線・鶴舞線「上前津駅」1番出口から徒歩2分。コンクリートの外観が目印。
キッチンの周りには、お一人様でも行きやすいカウンター席が。
「City Dining Macy’s」の誕生秘話
City Dining Macy’sオーナーの山中亮介さん
2015年3月にオープンしたメイシーズ。まずはメディア初公開というお店の誕生秘話をオーナーの山中さんに教えていただいました。
ー メイシーズはどのように誕生したのですか?
山中さん:「以前この場所には「コンクリート」というカフェがあり、僕はそこで学生バイトとして5年ほど働いていました。その後コンクリートが閉店することになり、オーナーから「何かやりたいなら店を譲るよ」と話をもらったんです。でも当時の僕は、飲食店をやろうとはまったく考えてもいなかったので、とても悩みました。返事の期限は1カ月しかありませんでした。
1週間ほど考えて「せっかくの機会だから、まずはやってみよう!」とお店をやる決心をしました。でもさすがに未経験の僕だけでは難しいと考え、コンクリートでも一緒に働いていたケンタと、現在シェフをしているカッシーの3人でやることに。それがオープンの半年前くらいですね。飲食店の経営は初めて。店舗の改装もしなきゃいけない。メニューも決まっていない。本当に波乱万丈のスタートでした。」
お店奥はゆったりとくつろげるソファ席。(こちらは禁煙席)
ソファ席の下は、パーティーなどで貸し切りもできる喫煙席になっています。
波乱万丈なスタートを切ったメイシーズ。まだまだ問題は続きます。
山中さん:「せっかく自分たちでお店をやるんだから、できることは自分たちでやってみよう!とまずはお店を解体してスケルトンにしました。今考えるとそのまま使える部分は残しておけば、もっと費用が抑えられたのにと後悔しています……(笑)
内装デザインは知人に紹介してもらった方にお願いしました。なんとその方もコンクリートで働いていた方だったんです。すごい偶然ですよね。その方のおかげでなんとか半年後にはオープンさせることができました。」
なんと18時までは平日も休日もアルコールが¥300という「ハッピーアワー」も。お酒好きにはうれしすぎるサービスです。
山中さん:「ゼロからのスタートだったので、まずはチャレンジしてみようという姿勢で運営しています。少し落ち着いてきましたが、メニューも何度も試行錯誤しましたね。あとはイベントもいろいろとやっています。結婚式の二次会やDJイベント、アコースティックのライブだったり、最近はアカペラのライブも毎月やっています。日々挑戦ですね。」
ー ちなみに「Macy’s」という名前もアメリカからですか?
山中さん:「アメリカに「Macy’s」というデパートがあるので、たまにお客さんにも聞かれますね。ですが、実はもともとのきっかけは違うんです。
昔からカリフォルニアのパンクバンド「Green Day」が大好きで、いつか自分の店を持つなら、彼らの曲名にしたいなと思っていました。「メイシーズ」という単語が入っている曲名があって、響きの良さから意味も調べずに決めたんです。あとあと調べて見ると、ニューヨークにあるデパートということを知りました。後付けにはなってしまいますが、アメリカンテイストのお店にぴったりの店名になりました。」