今回は、暮らしにカラーを取り入れたい方にオススメな「ペイントのプロ」をご紹介します。
最近では、DIYが定着し、インテリアにこだわる人が増えてきました。しかし、素敵な家具を実際にお部屋に置いてみると、「いまいちイメージと違う……」ということってよくありますよね。その原因は壁かもしれません。そんなお悩みをサポートしてくれるのが、今回ご紹介するCOLORWORKS(カラーワークス)」。お部屋の間取りにあったカラー選びや、塗り方のコツなどもレクチャーしてくれるペイントのプロです。
目次
多彩なカラーと質感のペイントに出会える
「パレットショールーム」
都営新宿線「馬喰横山駅(出口2)」徒歩2分。最近オシャレなショップが増え、東京のSOHOとも言われている馬喰町エリアにあります。
COLORWORKSのショールームは全国に3箇所(東京・神奈川・兵庫)ありますが、今回私たちがお邪魔したのは、東京・東神田の「パレットショールーム」。イギリスのペイント「Farrow&Ball」、COLORWORKSオリジナルペイント「Hip」などのペイントがそろいます。色選びやテクスチャー選びから、実際のペイントの仕方まで、カラーを熟知した専門のスタッフに気軽に相談することができます。
ではここから、実際にショールームを見学して行きましょう。
1930年の創業から続く
英国の最高級ペイント『Farrow&Ball』
1階は英国のペイント「Farrow&Ball(ファロー&ボール)」のショールームになっています。Farrow&Ballは、最高品質の塗料と壁紙を熟練した職人が、現在もひとつひとつ丁寧に製造している英国のペイントメーカーです。一般的な塗料よりも30%以上も多く顔料が含まれているので、発色が良く深みのある色を出すことができるそう。カラーの種類は132色。どれも奥行きのある色合いで、日本の住宅にもマッチします。
Farrow&Ballは全部で132色。他の塗料ではなかなか表現できない絶妙なカラーが特徴。
Farrow&Ballは、環境に優しい水性塗料です。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど身体は環境に有害な成分は含みません。実際ショールームに伺って一番に驚いたのが、ペイントのイヤな匂いが全くしないことでした。これなら、お子さんのいらっしゃる方でも安心ですよね。
色の特徴、製造方法など、丁寧に教えてもらえます。
カラーチャートと、実際の壁に塗った場合では印象が変わってきます。試し塗りにオススメのミニサイズのペイントも販売していますよ。
職人の手作業でつくられるFarrow&Ballの壁紙
Farrow&Ballの壁紙は、同社の水性塗料と18世紀の特殊な製法に基づき、職人さんがハンドメイドで丁寧につくっています。印刷用インクは使われていません。1枚1枚作り上げられているので、毎回異なった表情と独特な風合いを楽しめる、世界で一枚の壁紙です。
40種類以上のデザインと、1,000種類を超えるカラーバリエーション。
こちらのストライプは、伝統的な「トラフプリント」という工法でつくられています。手書きで書いたような味のある線になっています。
和室に合いそうな、松や梅などがデザインされた壁紙。
ボードは左右で、相性の良い壁紙とペイントが組み合わせてあります。サイズも大きいので、実際のイメージがしやすかったですよ。
Farrow&Ballのペイントを使用した施工事例
Farrow&Ballを実際のお家でペイントした事例をご紹介します。どの事例も日本のお宅ですが、まるで海外のような雰囲気に。壁に色を取り入れることで、家具・インテリアもグッと映えるようになりますね。ペイントは何度も塗り直しが可能なので、暮らし方の変化や家具の買い替えのタイミングと合わせて、変えるのも楽しいですよ。
それでは、フロア2階に行ってみましょう〜!
アートが楽しめる階段スペース
階段スペースには、東京生まれのペインター「Ly」さんのイラストが描かれています。白と黒と、グレーを使い、海外で訪れた街並みや、幼い時から妄想していたランドスケープ(風景)を描くのが特徴。Lyさんの作品は、全てCOLORWORKSオリジナルのペイント「Hip」が使われています。
2F:多種多様なテクスチャーペイント『VALPAINT(バルペイント)』
2階にはさまざまな質感を表現するテクスチャーペイントが展示されています。こちらは、イタリア製の水性テクスチャーペイント「VALPAINT(バルペイント)」。サビ調、モルタル風ペイントまで、「塗装でここまで表現できるんだ!」と、とても衝撃的でした。11種類のテクスチャーと1,200種類以上のパターンを組み合わせて、幅広いデザインを表現しています。
「Klondike CORTEN(クロンダイク コルテン)」サビの風合いを忠実に再現できる水性テクスチャーペイント。
「Meteore 10 MARMORIZZATO(メテオレ10 マルモリザート)」大理石のような効果を出せるナチュラルな屋内用の水性塗料。
2F:3工程の塗装を経て完成するペイント『MandaMudd(マンダマダ)』
「MandaMudd(マンダマダ)」は、3工程の塗装を経て完成します。重ねる色のコンビネーションや塗り方によって表情が大きく変わる意匠性の高いペイント。左官のように平コテを使い、一つずつ手作業で仕上げます。こうしたテクスチャーペイントも、実際に手で触れられるので質感などを体感できるので、お部屋のイメージがしやすいです。
3F:その場で5分で調合!
オリジナル塗料『Hip(ヒップ)』
3階は、COLORWORKSオリジナルのペイント「Hip(ヒップ)」のコーナー。カラーは全1488色あり、色を選びやすいように4つのトーンに分かれています。こちらのショールームでは、最新のコンピューターシステムを搭載した調色機を使い、その場でたったの5分で全ての色とサイズの塗料を調合してもらえます。色の相談をし、その日に調合して持ち帰られる方も多いそう。
カラーは全1488色。隠ぺい力が高く、よく伸び、塗りムラが目立たないので、初心者の方でも塗りやすいですよ。
Hip mini(ヒップミニ )¥1,290(税別)日本の住まいに馴染む全39色が手頃なサイズで用意されています。
Hipのペイントを使用した施工事例
Hipのペイントを使用した施工事例
自分の手でペイントを楽しんで欲しい!
COLORWORKSでは、購入したペイントを自分で塗ることをおすすめしています。自分で塗るのは難しい、値段も高いというイメージがあるペイントですが、実は案外お値打ちで気軽にチャレンジすることができます。壁の大きさにもよりますが、一面を塗るだけなら5,000〜1万円程度で塗ることが可能&時間も半日あれば完成。インテリアやカーテンを変えるような気分で、気軽にチャレンジすることができますよ。
同社では、ペイントレッスンや、ペイントツールの販売など、セルフペイントをサポートしています。
はじめての方におすすめ!『ペイントレッスン』
2階の一角は実際にペイントが試せる「PAINT LAB」。こちらでは、月に3回ほど予約制のペイントレッスンを開催しています。「お部屋の色を変えて見たいけど、はじめてのペイントは勇気がいるし心配……。」という方におすすめですよ。準備〜本番〜後片付けのHOWTOだけでなく、色の選び方などペイントをスタートするための知識をじっくりと学ぶことができます。
【ペイントレッスン】
定員 :5名 ※要予約
金額 :1,800円(税込)
お問い合わせ:03-3864-0810日程などの詳細はこちらから
http://www.colorworks.co.jp/service/paint-lesson/
ペイントの道具もそろっているので安心!
『ペイントツール』
「さぁ、ペイントをしよう」と思っても、塗料の他にいったい何が必要なのか?はじめての方だと道具選びも迷いますよね。COLORWORKSでは、ペイントに必要なツール類も販売しています。必要な道具がすべてそろっている「ペイントバケットセット」がおすすめです。
ペイントバケットセット ¥2,980(税別)
COLORWORKSオリジナルのマスキングテープ、ローラーなど。
また、COLORWORKSでは、塗装工事をお願いすることもできます。大きな壁のペイントなど自分では難しいなという場合は、塗装のプロに相談してみてくださいね。
▼塗装工事のご相談はこちら
http://www.colorworks.co.jp/service/construct/
ペイントをライフを楽しもう!
せっかくインテリアにこだわるならば、壁だって自分らしいカラーにして、一歩先を行くおしゃれなインテリアを実現したいですよね。もっと気軽に、ペイントライフを楽しんでみませんか?今回ご紹介した塗料は、インターネットでも購入が可能です。また、COLORWORKSのサイトでは、ペイントを楽しむための知識やコツがたっぷりと紹介されています。「ペイントにチャレンジしてみようかな?」「お家づくりに色を取り入れてみようかな」という方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。