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2021年2月、金山総合駅南口からすぐの場所にオープンしたスパイスカレー専門店「Columbia8(コロンビアエイト)」。
大阪市の北浜本店をはじめ市内に4つの支店を持つ「スパイスカレーのパイオニア」とも評される人気店が、ついに名古屋にも上陸しました。
「右手にスプーン、左手にししとう」という独特の食べ方で話題を集めるColumbia8のスパイスカレーへのこだわりや楽しみ方、食べ方について詳しくご紹介します!
スパイスカレーのパイオニア「Columbia8」が
名古屋にオープンした理由とは
スパイスカレーの激戦区として有名な大阪で行列ができる人気店のコロンビアエイトは、スパイスカレーのパイオニア的存在です。大阪市内に5店舗を構え、大阪のスパイスカレーを語るうえでは外すことのできない超人気店としても有名。
2018年から4年連続でミシュランビブグルマンを受賞するほどの実力を持ちますが、実はコロンビアエイトを認定したいために、ミシュランビブグルマンの「カレー部門」が誕生したとも言われています。
北浜本店のオーナー「オギミ〜ル☆」さんが作るスパイスカレーは多くの人を魅了していますが、「がブリチキン。」を展開する株式会社ブルームダイニングサービスの代表・加藤弘康氏もその1人でした。
コロンビアエイトのカレーに惚れ込んだ加藤氏は、名古屋でもこの美味しさを広めたいという一心で本店に通い詰め、オギミ〜ル☆さんへ直談判をします。何度も足を運び、熱い思いを伝え続けた結果、ようやく名古屋で出店できることとなりました。大阪以外では名古屋が初出店です。
場所は金山総合駅南口の目の前、2階にはがブリチキン。が入るビルの1階です。
店内はカウンター5席、テーブルが20席あり、1人でもグループでもOK。
壁の大きな鏡や天井の植物など、店内は開放感があり落ち着く空間です。
門外不出!
30種類以上のスパイスを配合して生まれる
カレーへの強いこだわり
コロンビアエイトのカレーを食べるときに、まずはじめに驚くのが見た目です。
カレーの周りを囲む乾燥バジルや、ご飯の上に添えられているししとう・玉ねぎのピクルス・ローストカシューナッツ、ルーに浮かぶ味爆弾と呼ばれるいんげんの塩漬け……と、お皿を白いキャンバスに見立てて絵を描くように盛り付けられています。
カレーのルーは鶏のひき肉とブイヨンスープをベースに「ローリエ」「カルダモン」を含む30種類以上のスパイスを配合。スパイスの配合はオギミ〜ル☆さんのみぞ知る門外不出のレシピです。
そして、口に入れたときにスパイスの香りを最大限に感じられるよう、カレーの温度を65度~70度で提供しています。
一口ひとくち、味の変化が楽しいスパイスカレー
見た目のインパクトもさることながら、Columbia8のスパイスカレーは食べる度に違う味わいや香りが楽しめるのが最大の特徴です。
ルー自体に塩味がないため、「味爆弾(いんげんの塩漬け)」と一緒に口に含むことで塩味が引き立ち、パッと弾けるように味が広がるため「味爆弾」という名前になったそう。
このほかにも、カレーと一緒に食べることで味の変化が生まれるさまざまな工夫が散りばめられています。
・酸味のアクセントを加える玉ねぎのピクルス
・スパイスの風味と絶妙にマッチするししとうの素揚げ
・甘みをプラスするレーズン
・香ばしさをプラスするローストしたカシューナッツ
・香りを引き立てる乾燥バジル
素材ごとに個性が違うので、何度食べても飽きることがありません。
「右手にスプーン、左手にししとう」で
カレーを食べてみよう
Columbia8と言えば「右手にスプーン、左手にししとう」で食べる唯一無二のスタイルが有名です。(※左利きの方はこの限りではない)
これは、ししとうを左手で少しずつかじり口の中に苦味を含むことで、カレーの香りが拾いやすくなるためです。
テーブルのメニュー表には食べ方の詳しいルールが書かれていますが、カレーの提供時に店員さんも食べ方を説明してくれますよ。
それでは、さっそく食べてみましょう。
Columbia8の代表的メニュー「キーマカレー」
Columbia8の顔とも言える「キーマカレー」。余分なものは入れず、最小限必要なものだけで作られています。コロンビアエイトのスタイルがもっとも現れており、香りが一番楽しめる一品。
Columbia8を初めて訪れる方はまず、キーマカレーを注文するのがColumbia8ルール。
左手にししとうを持ち、少しかじります。
「ししとう=ものによっては辛い」というイメージが強いですが、コロンビアエイトのししとうは辛くないため、ししとうの辛さが苦手な方でも安心して食べられます。
ししとうの苦味を含んだ状態でカレーを一口。すると、食べた瞬間に思っていた以上にスパイスの香りが広がります!
味爆弾、レーズン、玉ねぎのピクルス、ローストしたカシューナッツ、乾燥バジルの一つひとつとルーを一緒に食べてみると、同じカレーかと疑うほど味がガラッと変わります。
試しにカレールーだけ食べてみると……確かに塩気がなくシンプルな味。食べる場所や組み合わせでこんなにもいろいろな味わい方ができるカレーは、発明と言っても過言ではないのでは。コロンビアエイトのカレーを食べて「カレーの概念が変わった」と話す人が多いことにも頷けます。
そして、カレーとセットで提供される「グレープフルーツジュース」もカレーを楽しむうえで大きなポイントです。
グレープフルーツの酸味がカレーの香りと味をさらに引き立てるだけでなく、カレーの辛さもリセットしてくれる作用があります。
口の中がちょっと辛いな、と感じたらジュースを一口飲みましょう。ジュースが舌を通過すると同時に、辛さがすっと引いていく感覚は驚きです。
2回目以降の人のみが注文できる「花火」
炒った黒ゴマがたっぷりの、強烈な辛さと香ばしさが楽しめる「花火」。花火のように弾ける刺激的な辛さが特徴のため、キーマカレーを食べたことがある人のみ(2回目以降の人のみ)が注文できます。
キーマカレーとは見た目もルーの色もまったく異なり、辛さもレベルアップ。しかし旨みもしっかりとあるので、辛いもの好きにぴったりの一品です。
食べているうちに汗が吹き出してくること間違いなし。グレープフルーツジュースの効果の大きさに気づくかもしれません。
黒ゴマの濃厚さとローストしたカシューナッツの甘みの相性も抜群です。
ヌードルライスもおすすめ
Columbia8では「キーマカレー」「花火」のほかに「ヌードルライス」もあり、こちらもおすすめです。
特製のスパイスを使った米粉のフォーをスパイスカレーと合わせ、ネギをたっぷり載せたヌードルライスはスパイスカレーとは違ったおいしさが楽しめます。セットではターメリックライスと生卵もついてくるため、一度に麺とカレーの両方を味わいたい方にピッタリ!
Columbia8のスパイスカレーで
カレーの概念が覆るかも!?
一口、また一口と食べすすめる度に新しい味と香りに出会えるスパイスカレーは、何度食べても飽きることはありません。むしろ食べれば食べるほどその奥深さにはまる人も多いとか。
スパイスカレーの激戦区・大阪で人気を博したColumbia8の味が楽しめるのは、大阪以外では名古屋だけです。
ぜひ一度、Columbia8のスパイスカレーを食べに訪れてみてはいかがでしょうか。