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去る2021年6月23日~25日の3日間、天王洲アイルにあるWHAT CAFE/E Hallの2会場にて第6回 合同展示会「大日本市」が開催されました。
今回新たに、「カタリベ大日本市」「カタリバ(トークイベント)」「モノはタメシ」「登竜門」と4つの新しいイベントも登場!
昨年同様、大日本市へ行ってきましたのでその様子をご紹介していきます!
大日本市とは?
「大日本市」は、株式会社中川政七商店が主催する日本各地の工芸メーカーによる合同展示 会です。
”日本のものづくりと繋がる場所。” をコンセプトに掲げ、見本市ではなくその場で注文できる商談会”を特徴としています。
大日本市では日本のものづくりと繋がる場所として、リアルだからこそ感じられる体験や、作り手とのつながり、伝え手の想いが感じられるような企画が用意されています。
1年ぶりの開催となった今回は、過去最大の工芸・雑貨・食品メーカー65ブランドが出展!初出店のブランドも多数出展していたので、気になったブランドやイベントの様子をピックアップしてご紹介していきます。
今回はおうち時間を豊かにしてくれるものを中心にピックアップしてみました。
現代社会を生きるあなたへ「hana to mi (ハナ ト ミ)」
「hana to mi (ハナ ト ミ)」は「調える香り」 をコンセプトに、 心・体・環境をホリスティックな観点からアプローチするアロマブランドです。現代社会で一生懸命生きるあなたの心と体を、より調和のとれたバランスに導いてくれます。
直接肌に塗れる「aromatic oil」。和精油と洋精油を融合した6種類の香りがありシーンに合わせて使えます。
専用のアロマ基材やマッサージ不要。オイルを数滴肌に塗るだけで簡単にアロマケアができる優れものです。
自然の香りでお部屋を調える「aromatic mist」。植物由来の成分を99%以上配合し、ルームミストやファブリックミストとして使える商品です。
【hana to mi (ハナ ト ミ)】
https://www.flavorlife.com/hanatomi.html
「ハーブ×温め×香り」がつくる自分時間
「W*ARoMa HERB(ワロマハーブ)」
「W*ARoMa HERB(ワロマハーブ)®」は、ハーブ×温め×香りに特化した専門ショップです。忙しい日々の中で、少しでも自分を大切に感じる時間を取ってもらいたい。「誰かのためじゃなく、ワタシを生きる」をコンセプトに、本来の自分に戻りやすくしてくれるアイテムを提案されています。
中でも気になったのが、日本の国産ハーブのみを使った「和草ハーブボール」。ハーブボールとは、温かく蒸して体に押し当ててトリートメントするハーブのお灸です。タイやインドでは伝統療法の一つとして何千年という歴史の中で使われてきました。
ハーブボールを使うことで、脳から香りが伝わり自律神経や内分泌系(ホルモン)、免疫機能を整えるサポートをしてくれます。
【W*ARoMa HERB(ワロマハーブ)】
https://waromaherb.shop-pro.jp/
履物産地の奈良県で誕生。ヘップサンダルブランド「HEP」
履物産地の奈良県で1952年に創業した「川東履物商店」。つっかけやご近所履きとして愛されたヘップサンダルをアップデートするブランドとして2020年に誕生したのが「HEP」です。
かつては生活道具として使われてきた、ヘップサンダルを新たにアップデートすることで、ファッションに合うシンプルなデザインに。
人工皮革を使用しているため、お手入れも簡単。サイズはユニセックスで、SからLLまでの4サイズ展開をされています。ご近所への買い物から遠出までどんなシーンにも大活躍です!
今後大注目のブランドですよ。
防寒対策、冷房対策、冷え性対策に!
もちはだの技術を活かして生まれたブランド「awaia(アワイア)」
1970年の誕生以来、防寒インナーとして愛用されているブランド「もちはだ」。独自で開発した編み機からつくられる、あったかソックスやアームウォーマーは冬には欠かせないアイテムです。
そんなもちはだの技術を活かして生まれたブランドがネックウォーマー&ヒップボーンウォーマーを提案する「awaia(アワイア)」です。とくに冷え性の人におすすめなのが、ネックウォーマー。自宅で過ごす時間だけ、寝るときだけでも着用することで、男女問わず、足下の冷えをとることができます。
【awaia(アワイア)】
https://awaia.thebase.in/
出雲地方ならではの素材を使ったスキンケアブランド「kiu」
出雲地方ならではの素材を使ったスキンケアブランド「kiu」。
鉱物油・防腐剤・合成着色料・合成香料・パラベンは不使用。出雲國風土記に記載されている出雲の植物や玉造温泉水、出雲大社沖の海塩など、自然由来の原料を主成分にされています。
石鹸は3タイプ(まこも・やまもも・塩)。
出雲の山や海のように神秘的で清らかな香りに包まれながら、汚れをオフしてリセット。自然の洗浄力と保湿力で皮脂汚れや角質をやさしく落とします。
「出雲和漢 化粧オイル(オールインワン)」。植物由来のエッセンスとオイルの2層式。
化粧水とオイルが混ざり合いながら肌に浸透します。みずみずしいつけ心地で、内側から潤いを与え、健やかでしっとりとした肌に導きます。爽やかな甘さを感じるクロモジの香りが心身を整えてくれます
「祝いの品々」をコンセプトにしたブランド「sufuto(すふと)」
創業明治6年。およそ四千年の歴史を誇る「綴織」を継承する滋賀県唯一のメーカー「清原織物」。綴織は横糸で縦糸を包み込むようにして織る技法の一つ。本革以上の強度や耐久性があり、日本では古くから結納のふくさや着物の帯、劇場の緞帳など、最高峰の美術織物として使われてきました。
そんな、「綴織」を日常に寄り添うものにしたいとの想いから立ち上げたブランドが「祝いの品々」をコンセプトにしたブランド「sufuto(すふと)」です。
こちらは「守り袋」。
母子手帳やパスポートなど大切なものを守ってくれるお守り形のポーチです。厄を除け福を呼ぶお守袋は、平安時代から身につける習慣があったのだとか。マグネットで簡単に開閉でき、カードやペンなどのポケットつき。
出産祝いにぴったりな「命名指輪」。生まれ月の色をまとった組紐のベビーリングを綴織で包んでいます。背表紙には子どもの魔除けを願って刺繍された「背守り」の意匠が施されています。
そのほかにも、名刺入れやふくさなど魅力的なアイテムがそろっていましたよ。
【清原織物】
https://www.sufuto.jp/
昔懐かしい炭酸煎餅「湯の花せんべい」
三重県菰野町にある開湯1300年の恋結びの街「湯の山温泉」で販売している「湯の花せんべい」。日の出屋製菓が販売している昔懐かしい炭酸煎餅です。サーモンピンクの缶に観光名所を盛り込んだパッケージも人気の秘訣。
サクサクと軽く、ほのかな甘さと独特の食感が昔懐かしい味わいです。
今回新たに誕生したのが、「湯の花せんべいファンテーヌ」。
食感が残るくらいに砕いた湯の花せんべいに、三重県産の茶葉とチョコレートを贅沢に使用した新商品です。
ザクザクとした食感がたまりません。
こちらも新たに誕生した「湯の花せんべいと飴」。湯の花せんべいに、飴ペーストにした三重県産の食材を塗っていただきます。
【湯の花せんべい】
https://www.hinodeya-seika.net/item_01/
世の中の定番を扱うセレクトショップ「THE」
「THE」は、ありとあらゆるジャンルのメーカーとともに、定番品を研究開発し、発信されているブランドです。
例えばこちらの「THE UMBRELLA」。日本独自のプロダクトであり最も広く普及しているビニール傘は、毎年6千万本以上が廃棄されています。
そんなビニール傘を捨てずに長く使い続けることを目的に開発されたのが、「THE UMBRELLA」。簡単に生地の交換ができ、骨組みが壊れなければずっと使い続けることができます。
一度買ったらなかなか買い替えるタイミングのないカトラリー。使い心地を徹底的に考えられてできたのが、「THE CUTLERY」。ギフトボックスに入っているので、プレゼントにもぴったりです。
直営店やオンラインショップでは、オリジナルアイテムや世界中からセレクトされた定番商品がそろっています。
【THE】
https://the-web.co.jp/
ここからはハイライトでご紹介していきます。
MARUGO(岡山)
岡山県倉敷市で足袋の製造を手がける「MARUGO」。足袋型パンプスや足袋型スポーツシューズなど、地下足袋の製法でつくられた新しいスタイルのシューズです。
足袋型デザインは、つま先の締め付けが少なく足裏でしっかりと地面をつかむ事ができ、心地よくバランスのとれた歩き方ができるのだとか。
会津木綿 青㐂製織所(福島)
100年前の織機で復刻する会津の織元ブランド「会津木綿 青㐂製織所(あいづもめん あおきせいしょくしょ)」。廃業した織元から約100年前の織機を譲り受け、解体し、そのパーツと失われた技術を探し歩き、復活させてできたブランドです。
【会津木綿 青㐂製織所】
https://www.aokiseishokusyo.com/
光浦醸造(山口)
慶応元年(1865年)創業。味噌・醤油・調味料をはじめ、フロートレモンティーなど暮らしを豊かにする保存食づくりをされている光浦醸造。
中でも今回気になったのが、「食卓を起点にできること」をコンセプトとした新ブランド『STROLL』。娘さんの自由研究から着想を得て誕生したのだとか。
自分で巻いて使う新しいスタイルのエコストローです。
【光浦醸造】
https://mitsuura.jp/
魅力的な企画も必見!
世に知られていない商品を!「登竜門コース」
コロナ禍でリアル展示会に出展できないメーカーさんもいる中、自信のある1品だけを展示して、目利きたちの目を借りて今の日本のものづくりを眺めてみようという企画です。
ショップ・デザイン・プロモーションの分野で活躍する3人が本気のレビューをしています。
フライパンジュウ デザインのひみつ
TENTがデザインを手がけ、大阪の町工場で製造しているフライパンです。取っ手が簡単に取り外せて、調理後にそのままお皿として使用することができます。
レビューを見ながら、触って試せるのはうれしいポイントです。
商品が試せるエリア「モノはタメシ」
個人的にもとてもいい企画だと感じたのが、「モノはタメシ」。メニュー表をみて注文をすれば、会場内に出展している商品を試せます。
話を聞いた上で、使い心地がその場で試せるので納得して商品を選べべると思いました。
実際に、後日スタッフは、ハーブボールを購入していましたよ。
パワーアップして帰ってきた「大日本市」。次回の開催もとても楽しみです。
今回ご紹介した商品も続々と市場で取り扱いがスタートしています。ぜひ、店頭やオンラインショップでチェックしてみてくださいね。