作り手たちの登竜門!中川政七商店主催の「大日本市」に行ってきました。

2019.2.26
大日本市

去る2019年2月13日〜15日に「大日本市」が、天王洲アイルにあるB&C HALLで開催されました。大日本市は、日本各地の50を越える作り手たちが集まる中川政七商店主催の合同展示会です。3日間で約2,200名が来場。今回は、東海エリアの作り手たちを中心にピックアップしてご紹介していきます。

 

 

「大日本市」とは

 

大日本市

 

大日本市会場は、「西日本市」「北日本市」など、北から南まで工芸で日本をめぐるイメージで構成されています。

 

「大日本市」とは、創業1716年の奈良の老舗・中川政七商店が主催する日本各地の工芸メーカーによる合同展示会のこと。中川政七商店は「日本の工芸を元気する!」というビジョンのもと、全国に直営店を展開し、作り手のコンサルティングや流通サポートも行なっています。

 

大日本市のコンセプトは「出でよ産地の一番星。作り手たちの登竜門」。日本には衣食住にまつわる数多くの産地があり、個性豊かなものづくりが行われています。そんな産地の一番星を増やしたい、という想いから、大日本市は開催されています。

 

 

 

かもしか道具店(三重県菰野町)

 

かもしか道具店

 

さっそく作り手たちをご紹介していきます。以前ライフデザインズでも取材をさせていただいた「かもしか道具店」も出展されていました。

 

「かもしか道具店」は、三重県菰野町、萬古焼の窯元・山口陶器が2014年に立ち上げた萬古焼ブランド。全国のライフスタイルショップや、中川政七商店でも取り扱われています。今春に発売予定の新商品をご紹介いただきました。

 

ツールスタンドツールスタンド ¥2,500 | オイルポット ¥2,600

 

オイルポットと合わせて使いたい同デザインの「ツールスタンド」。陶器なので重量があり、安定感があります。

 

すりバチ 大きめ
すりバチ 大きめ ¥4,200

 

人気のすりバチに大人数でも便利なサイズが登場しました。「かもしか道具店」のすりバチには、溝がありません。溝がないのにしっかり素材がすれ、溝がないので洗うときとても簡単。器としてそのまま食卓でも使えますよ!

 

なっとうバチなっとうバチ ふつう¥1,700 こぶり¥1,500

 

こちらも「かもしか道具店」の人気商品の「なっとうバチ」。内側の溝によって、かき混ぜると空気を含み、ふんわりとした食感のおいしい納豆になります。藍と茶のカラーが新登場しました。

 

【かもしか道具店】(オンラインでも購入可能)
https://www.kamoshika-douguten.jp/

▼かもしか道具店の記事はこちら
https://life-designs.jp/webmagazine/kamoshika-douguten/

 

 

 

指勘建具工芸(三重県菰野町)

 

指勘建具工芸

 

続いても、三重県菰野町の作り手をご紹介します。

 

組子とは、釘を使わずに木を組み付ける技術のこと。室町時代に書院造りとともに発展したとされ、窓や障子などの建具や欄間の格子などにほどこされる、日本の伝統技術のひとつです。「指勘(さしかん)」の組子は三重県鈴鹿山麓にある菰野町で、先代から続く伝統工芸の技術を守りながら、時代にあった組子を追求し続けています。

 

指勘建具工芸

 

指勘建具工芸

 

一本の材木からわずか1.5ミリの木片に切り分け、このように組み合わせていきます。

 

指勘建具工芸

 

重なり合う木片が織りなす模様は、思わずため息が出てしまうくらいのうつくしさです。

 

指勘建具工芸

 

こちらは、日本の象徴・富士山を一面に描いた大作。奥行きのある木の組み方で立体感を出しています。指勘建具工芸の工場では、こうした伝統技術を間近で見られる工場見学や、組子づくり体験も開催していますので、WEBサイトでチェックしてみてくださいね。

 

【指勘建具工芸】
http://sashikan.com/

 

 

 

ゑびや(三重県伊勢市)

 

ゑびや

 

続いても三重県の作り手をご紹介します。

 

伊勢神宮のお膝元に店舗を構える「伊勢ゑびや大食堂/ゑびや商店」」。郷土料理や土産ものまで、三重を丸ごと味わう贅沢を提案しています。特に、伊勢木綿・萬古焼・おだし・落雁などのオリジナル商品は、パケージもすてきで手土産としても◎。

 

ゑびや


普段の食事がよりおいしくなるゑびや特製のおだしにも、三重県の素材がふんだんに使われています。伊勢海老だし・和風だし・野菜だしの3種類。

 

ゑびや

 

三重県の地場産業で、伝統工芸品にも指定されている「萬古焼」。こちらの「夫婦岩茶碗」は伊勢の名所・夫婦岩に見立てたオリジナルの萬古焼です。

 

ゑびや

 

こちらは真珠塩を使ったサイダー。南伊勢のきれいな海水を真珠とともに炊くと、真珠の表面が溶け出し塩に付着し、サラサラな真珠塩になります。このように、「ゑびや」には、三重の魅力が詰まった商品が並びます。

 

【ゑびや】
http://www.ise-ebiya.com/

 

 

 

COURT(大阪府和泉市)

 

COURT

 

COURT

 

1962年創業の堀田カーペット株式会社が手がけるウールラグブランド「COURT」。中庭という意味をもつCOURTというブランド名には、家の中庭に家族が集まるように、カーペットを中心にみんなが集まり、心地よく楽しい時間を過ごしてもらいたい、そんな想いが込められています。

 

COURTのラグ


COURTのカーペットは希少価値の高い英国産ウールを使い、歴史あるウィルトン織機で織り上げられています。

 

COURTのラグ


こちらのラグは染色はせず、羊毛そのままの色合いを生かしています。世界には3,000種類もの羊が生息。それぞれの種類により、柔らかさや膨らみの違いがあり、ラグにしたときの感触が違います。実際に触らせていただきましたが、見た目以上に質感に違いがあり驚きました。

 

全国では100店舗以上で取り扱いがありますが、東海エリアはまだまだ少ないのだそう。中川政七商店のオンラインショップでも購入が可能です。

 

【COURT】
http://hdc.co.jp/court/

▼オンラインショップはこちら
https://www.nakagawa-masashichi.jp/page/court.aspx

 

 

 

チャリックス(奈良県北葛城)

 

チャリックス

 

チャリックス

 

くつ下の産地である奈良県の広陵町で、1927年に創業した「SOUKI」。今回の大日本市では、自転車をこぐことで編機が稼働して、くつ下が編まれるSOUKIオリジナルシステム「チャリックス」が紹介されていました。

 

チャリックス

 

チャリックス


くつ下をつくるワークショップを通して、広陵町のものづくりを知ってほしいという背景があります。糸の色を自分で選んで組み合わせるので、自分だけのオリジナルカラーのソックスをつくることができるんです。

 

筆者も挑戦したいと思ったのですが、2時間待ちと大人気だったので断念しました……。チャリックスはイベントや催事にて体験することができますよ!

 

【SOUKI】
http://www.souki-knit.jp/

▼こちらからチャリックスの動画がご覧になれます
http://www.souki-knit.jp/project/

 

 

 

奈良藤枝珈琲焙煎所(奈良県大和)

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

「奈良藤枝珈琲焙煎所」は、奈良大和郡山市で40年以上、「コーヒーの味はその店の人格である」という想いのもと、喫茶店やカフェの好みに合わせた珈琲を提案してきた老舗珈琲焙煎所。

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

豆の採集や豆の焙煎などに勤しむ鹿のイラストは奈良の珈琲屋さんをイメージして描かれたもの。すてきなパッケージは、ギフトとしてもおすすめです。

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

「ブレンド」「オランダ屋ブレンド」「厳選素材のオーガニックブレンド」「おやすみ前のカフェインレス」の4種類。その中でもブレンドは喫茶店のオーナーたちに提案してきた500種にもおよぶブレンド珈琲の中で最も多く認められたこだわりが詰まった一杯です。

 

直営店もあるので、奈良を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

 

【奈良藤枝珈琲焙煎所】
http://www.fujieda-coffee.co.jp/index.php

 

 

 

堀内果実園(奈良県吉野)

 

堀内果実園

 

最後にご紹介するのは、奈良県にある「堀内果実園」。

 

奈良・吉野の山々で果樹を専門に栽培に取り組んでいます。材木でも有名な吉野ならではの資材を用いてつくられる土壌で育てた果物を使い、完熟・国産・無添加のこだわり加工品を提案しています。

 

堀内果実園


人気商品は、果物のおいしさが凝縮されたドライフルーツ。

 

堀内果実園

 

そして、新商品は果実園がつくる柿の葉茶。柿の葉茶は、栄養価も高く美容効果もあると近年見直されているのだそう。「堀内果実園」でも、2017年の冬より柿の葉茶に向け栽培に取り組み、この春いよいよ新商品として登場します。

 

【堀内果実園】オンラインでも購入が可能
http://horiuchi-fruit.jp/dryfruits/

 

大日本市

 

「作り手たちの登竜」というコンセプトの通り、どの作り手さんもコンセプトから品質まですばらしいものばかりでした。今回ご紹介した商品も続々と市場で取り扱いがスタートしています。ぜひ、店頭やオンラインショップでチェックしてみてくださいね。

 

【大日本市】
http://dainipponichi.jp/

※本展の来場対象は、小売店バイヤー、行政関係者、プレス、出展検討中の工芸メーカーとなります。