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今回ご紹介するのは、天白区の住宅街に佇むフラワーショップ「epanouir(エパヌウィール)」。非日常感たっぷりの店内には、生花・リース・ブーケ・ドライフラワーなど、季節感溢れる植物がずらりと並びます。
シンプルながらも、どこか個性的でオリジナリティを感じるアレンジメントが好評で、ブライダルブーケやディスプレイにも定評のある同店。毎日の暮らしに、すっと特別感をプラスしてくれるお店です。
epanouirがあるのは、名古屋市天白区。地下鉄鶴舞線「植田」駅から、徒歩5分ほどの場所です。スーパーマーケットの向かいにあることから、日常使いとして訪れる方も多いのだとか。
店内に足を踏み入れると、まるでおとぎ話のような世界観に思わずうっとり。中央のテーブルには、生花がずらりと並んでいます。
ブーケやスワッグなど、アレンジも販売されています。もちろんオーダーも可能です。
アレンジメントで使われるドライフラワーのほとんどは、店内でつくられています。
特別なときに、より特別感を添える
epanouir代表の伊藤悟さんに、お店誕生のきっかけやコンセプトなどお話を伺いました。
– まずはお店をはじめられたきっかけを教えてください。
伊藤さん:「もともと私も妻も東京のフラワーショップで勤務していました。30歳のとき、妻の地元である名古屋に戻り、お店を持ちたいと思ったことがきっかけです。東京時代は大手企業さんとお仕事することが多かったのですが、もう少し一人一人のニーズに合わせたものをご提案したいと思ったんです。
雰囲気のある住宅街でお店を構えたいという想いがあり、本山や東山公園など色々と探してこの物件に出会いました。ちょうど春でしたので、店先の桜並木がとてもきれいだったんです。直感で気に入りましたね。」
そして2008年11月に「epanouir」が誕生しました。
– お店のコンセプトを教えてください。
伊藤さん:「”非日常感”です。花を買うことって、僕らとしては日常であってほしいなという想いはありますが、やっぱり少し特別なことですよね。野菜・肉・魚のような日用品とは違う。そうした特別なときに、より特別感を添えてあげられる。そんなお店でありたいなと思っています。」
非日常感を味わって欲しいという想いは、店内のデザインにも。
伊藤さん:「店内の雰囲気も”非日常感”を大切にしています。お店をはじめた当初は、壁の色は緑だったのですが、ふと「紫にしたい!」と思い立ち、知り合いの建築屋さんに依頼して、この色に塗りました。
また僕も妻も旅行が好きで、特にヨーロッパの建築でよく見に行っていたので、そうしたものからも影響を受けていると思います。」