ワクワク・楽しいがギュッっと詰まった!今までにないローカルスーパー「一期家一笑(いちごやいちえ)」

愛知
掲載日:2019.02.18
ワクワク・楽しいがギュッっと詰まった!今までにないローカルスーパー「一期家一笑(いちごやいちえ)」

※下記の記事は2019年2月時点の内容です。店舗情報が異なる場合がございます。

私たちの暮らしになくてはならない「スーパー」。「このスーパーがおもしろい!」と全国からも注目を集めているのが、豊橋市にある超ローカルスーパー「一期家一笑(いちごやいちえ)」。小さなスーパーながら、子連れに大人気のカフェスペースや、昼すぎには売り切れてしまうデリなど、“ワクワク・ドキドキ”する、空間を私たちに届けてくれます。

一期家一笑の外観

小さな路地裏にある「一期家一笑」。創業は昭和25年で、老舗八百屋として地域に愛され続けています。現在3代目のオーナーが切り盛りしており、3年前に店舗をリニューアル。白を基調としたシンプルな佇まい、テラスなど、一見カフェのような雰囲気に心踊ります。

一期家一笑の店内

野菜の棚

店内には、旬の野菜や果物がずらりと並んでいます。陳列方法やポップなど、どれもおしゃれで可愛い!木箱を使ってフルーツを置いたり、手書きのポップで野菜をPRしたりと、雑貨屋さんにきたかのような感覚になります。

デリ・お弁当コーナー

一期家一笑の中でも、特に大人気なのがこのデリ・お弁当コーナー。昼すぎにはなくなってしまうメニューも多く、お昼時になると子連れママさんや、OLさんの姿も多く見受けられます。

カフェスペース

キッズコーナー

店内にはカフェスペースやキッズコーナーもあり、お弁当やデリのイートインはもちろんのこと、店内のカフェメニューも楽しむことができます。

3代目店主が、一期家一笑をご案内

一期家一笑

こちらが3代目の杉浦さん。いつも元気&笑顔で私たちを出迎えてくれます!一期家一笑の魅力を杉浦さんのオススメとともにご紹介します。

まずこちらは、最近スタートした軒先野菜。地元で採れた野菜をリーズナブルに提供しています。キャベツ・ねぎ・大根・果物などこの日はオール98円!農業大国東三河だからこそ叶う値段で、大人気のコーナーです。

杉浦さん:「昔懐かしい軒先販売。今はあまりスーパーでは見かけなくなりましたが、このスタイルにしてから、お年寄りのお客様から“懐かしい!”と好評なんです。値段が安いのも自慢です!」

野菜コーナー

野菜コーナー

扉を開けると、こちらにもお野菜コーナーが。ここはオーガニック野菜などをつくる、提携農家さんのコーナー。

杉浦さん:「この時期おすすめなのが、豊橋・廣田農園さんのブロッコリーです。珍しい野菜もラインナップしていますよ。」

フルーツ棚

フルーツ棚

一番目をひくのがフルーツ棚!八百屋ならではの視点をいかし、季節のフルーツを数多く取り揃えています。フルーツの横には、こだわりのはちみつも。杉浦さんが厳選した商品ラインナップはどれも間違いない商品です。

杉浦さん:「八百屋だからこそ、入り口正面にはフルーツを!見ているだけでもフルーツってワクワクしますよね。」

「調味料から安心、安全なものを」と、乾物などを豊富に取り扱っているのも魅力の一つ。いろんな商品が揃っており、どれにしようか迷ってしまうほど!

杉浦さん:「一期家一笑は、小さなお子様をもつママが多く来店いただいています。私にも子どもがいますが、子どもが生まれると食べるものってより気をつけますよね。だからこそ、出汁や乾物などを多く販売しています。」

料理のまかない海苔

大人気なのが「漁師のまかない海苔(398円)」。お味噌汁に入れたり、ご飯に乗せて食べても◎

だしパック

そのほか、だしパックや椎茸のスライス、煮干しパック、かつお節なども用意しています。味はもちろんですが、パッケージも可愛いので、ついつい買ってしまいたくなります!

食べるオイルシリーズ

食べるオイルシリーズ

杉浦さんのお友達がつくっている「食べるオイルシリーズ(400円)」。和風バーニャカウダーから、食べるラー油、食べるオリーブオイルなど、いろんなオイルシリーズが登場しています。パッケージのイラストもおもしろく、大人気の商品です。

杉浦さん:「このパッケージにまずやられますね(笑)。このデザイン、構想段階の時に、スタッフさんが手書きしたものをそのまま採用したみたいです。見た目以上に、抜群の美味しさです!」

お弁当、デリ、食事メニューがたくさん揃う!

デリ

一期家一笑の中でも特に注目されているのが「食事」。スタッフが一から手作りをしているお弁当・デリ・パンなどが大人気で、毎日でも食べたくなるおいしさが魅力です。

デリバイキング

こちらはデリバイキングコーナー。100g180円の量り売りで、380gまでは500円と大変お得!地元の農家さんが作った食材を、丁寧に、シンプルな調理法でつくっています。素材の味わいをいかしたデリは、どれも心がホッとする味わいです。

テイクアウトはもちろん、カフェコーナーでもイートインできるので、ランチとして楽しむこともできます。

揚げ物や焼き魚

たくさんの揚げ物や焼き魚なども好評!種類豊富なメニュー展開がうれしいですね。

のり弁当

お弁当の中でも一番人気なのがこちらの「海苔弁当(500円)」。大きな塩鮭、ちくわ天の下に敷き詰められた海苔弁が最高!野菜、卵焼きも添えられており、シンプルながら、ボリューム満点のお弁当です。

グリル野菜の自家製カレー

「グリル野菜の自家製カレー(480円)」は、チキングリルとカレーのピリ辛が相性抜群!蓋を開けたらたっぷりの野菜とご飯が目をひきます。何度食べてもクセになるカレーです。

フルーツサンド

密かに人気なのがこの「フルーツサンド(398円)」。ごろっとした季節のフルーツたっぷりのサンドに、甘さ控えめのクリームが絶妙にマッチ!意外にボリューム満点なのも◎。

自家製サンドイッチ

カラフルなサンドイッチに心踊る「自家製サンドイッチ(398円)」。ハムチーズ・メンチカツ・チーズチキンカツ・味噌かつ・たまごなど、いろんな種類が登場。ふんわりとしたパンも自家製で、そのおいしさにリピーターも多数!

パン

 

毎日焼き上げるパンも好評。約40種類を用意し、定番パンからお菓子パンなどいろんな種類があります。

コッペパン

一期家一笑のマークが入った「コッペパン(100円)」も人気。日替わりで味が変わるので、毎日でも食べたくなるパンです!

クリームソーダ

テイクアウト、イートイン両方で楽しめるドリンクも好評。こちらの「クリームソーダ(350円)」は、メロン・ブルーハワイ・いちごから選べます。エディブルフラワーがアクセントです!

八百屋さんのフルーツソーダ

フローズンフルーツがゴロゴロ入った「八百屋さんのフルーツソーダ(350円)」。シャリっとした食感のフルーツと、ソーダがマッチ。夏はもちろん、冬でも飲みたくなる一杯です。

超ローカルスーパー「一期家一笑」の想いと、これから

−もともとご実家の八百屋を継ごうと思っていたのですか?

杉浦さん:「それが全く思っていなくて。高校を卒業後、ファッションデザイナーを目指して東京のファッション専門学校へ進学しました。その後、「自分のやるべきことって?」と考えるために、自転車で日本一周の旅をしました(笑)。自転車で一周してもやるべきことが見えてこなくて、気がついたら料理人になっていましたね。

イタリア料理が大好きで、イタリア料理人として3年ほど修行をしていましたが、自分が精神的に参っていたときに、親父から「良かったら一緒にやろう」と声を変えてもらったのが、今となっては継ぐきっかけになっていましたね。」

−杉浦さんから見て、初めての八百屋・スーパーの業界はどのように感じましたか?

杉浦さん:「当時料理人からこの業界に入ったので、スーパーのお惣菜は「たいしたことないだろう」と見下していた部分もあったんです。プライドだけが高くって。しかし、この業界に入った時、地元スーパーに研修に行ったのですが、惣菜部門で研修をしていた時、一番魚を捌くのが下手で、一番食材の知識もなかったことに気づきました。その時に「スーパーってすごい!食のプロだ!」と尊敬したことで、スーパーに対する意識がガラリと変わりました。」

−そこから今のお店ができたんですか?

杉浦さん:「研修して実家へ戻った時、研修先に比べると自分のお店が色褪せて見えたんです。なんだか、ダサいような感じに見えてしまって。その時に、「八百屋を続けるためにはどんな人に働いてほしい?」「ホッとできる場所ってなに?」と考えるようになり、ガラリと改装をしました。初めはうまくいかなったです。改装したら、商品も以前より少ないし、お客様もがっかりして帰ってしまうこともありました。しかし、自分たちのやっていることは間違っていないと思ってここまで来ました。」

一期家一笑ニュースペーパー
毎月店主自ら作る一期家一笑ニュースペーパーも見ごたえ抜群

−店舗を改装する上で特に大事にしてきた想いとは?

杉浦さん:「一期家一笑は、小さなお子様連れのお母さんが利用してくれます。そこで、ハード面としては、キッズルームやカフェスペースをつくったり、内面的な部分としては、小さなお子様が走り回っても、他のお客様も嫌な空気感をつくらないようにしました。昔よりも核家族が増えたり、社会的なつながりが薄くなってきている現代だからこそ、お母さんにかかる負担の多さや、社会での不便さを感じる子育てママさんたちが、少しでも軽くなり、心からホッとできる場をつくりたい。それが一番大切にしてきたことです。」

デリやお弁当

−デリやお弁当、パンはどれもおいしくて、ホッとできる味わいですね。

杉浦さん:「デリもお弁当も、特別なことは何にもしていません。出汁をとったり、きちんとした調味料を使うだけ。盛り付けが綺麗かどうかよりも、「何のために作るのか」、「どんな人が食べるのか」を大切にして、毎日丁寧に作っています。」

−これからの展望を教えてください。

杉浦さん:「 やさしく つよく おもしろく 」というのが、大切にしている言葉。地域の八百屋として、生産者さんとお客様とをつなぐ役割をより確かなものにしながら、お客様にもスタッフにも喜ばれる場を提供し続けたいです。今はまだ3年目で3歳児のお店ですが、これからもっともっと、楽しくできるように、面白い大人になりたいなと思っています。」

テイクアウトコーヒー
テイクアウトのコーヒーも可愛い!

いかがでしたか?今までのスーパーとは一味も、ふた味も違う、オリジナリティ溢れるスーパー「一期家一笑」。食材を購入するのもよし、イートインでカフェとして楽しむのもよし。いろんな使い方ができるのが嬉しいですね!

スポット詳細

【一期家一笑】
住所   :愛知県豊橋市下地町境田67-3
電話   :0532-52-9657 
営業時間 :10:00〜19:00
定休日  :日曜
駐車場  :あり
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愛知県豊橋市在住。雑誌編集の専門学校を卒業し、10年ほど地元出版社に勤め、さまざまな媒体の編集長を経験。東三河エリアを中心とした住宅情報誌の編集長を勤める。2014年に独立し、名古屋や東京などの雑誌・WEBのライティングや、編集を行う。ライター・編集歴は15年以上で、年間1000件以上の取材をこなす。豊橋市市役所広報アドバイザー、東三河の魅力を発信する講師活動、審査員なども務める。

https://www.infoalii.com

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