創業大正4年「中島桑吉酒店」の新たなリカーショップが、中川区にオープン。今までにないような酒屋を目指して。

創業大正4年「中島桑吉酒店」の新たなリカーショップが、中川区にオープン。今までにないような酒屋を目指して。

100年以上の歴史のある名古屋の酒類販売の会社が、新たに手がけるリカーショップ「中島桑吉酒店」が、 2020年 10 月 8日(木)中川区にオープンします。

こだわりのお酒・醤油・のり・お米など、 1万点もの商品がずらり。ここでしか手に入らない商品やめずらしい食品など、 興味のそそられるラインアップ。

今回は、中島 桑吉酒店の 歴史からおすすめ商品までたっぷりとお話を伺ってきました。

中島桑吉酒店

場所は、JR東海「尾頭橋」駅から歩いて10分ほど。中島桑吉酒店の紺色の暖簾が目印です!

中島桑吉酒店

中島桑吉酒店

中島桑吉酒店

店内には、日本酒・ビール・ワイン・焼酎・リキュールなどがずらり。めずらしい商品も豊富にそろいます。

砂糖

お米

中島桑吉酒店

中島桑吉酒店

ラインアップはお酒だけではありません。塩・醤油・砂糖などの調味料から、お米まで。こちらもスーパーでは見かけたことのないものまでそろいます。塩の量り売りもありましたよ!入浴剤としておすすめなのだとか。

大正4年創業「中島桑吉商店」

中島一郎さん

「中島桑吉商店は大正4年に、私の祖父である中島桑吉が名古屋・栄で創業しました。当時は、卸業ではなく普通の酒屋として営んでいました。

その後、昭和20年の名古屋大空襲で店舗が全焼し、昭和23年に営業を再開。昭和34年には伊勢湾台風による影響で在庫がなくなってしまうなど、紆余曲折がありました。伊勢湾台風のときには、一升瓶に水を入れて人々に配ったりもしましたね。今のようにペットボトルなどない時代なので、とても喜ばれたのを覚えています。

その後、昭和48年10月にオイルショックがおきると、ビールの販売が「割り当て制」になったんです。そのため飲食店やホテルなどへのビールの数量制限に納品が厳しくなり、数年間は営業に苦労しました。」

これまでにない酒屋を目指して

中島桑吉酒店

続いて、リカーショップ「中島桑吉酒店」のオープンについてもお聞きしました。

「きっかけはコロナウイルスの影響により、居酒屋や飲食店でお酒を飲まれる方が減ってしまったことです。おうち飲みの需要が増えていることもあり、気軽にお酒を購入いただける場所としてオープンしました。

ただお酒を売るのではなく、新たな楽しみ方を提供できる場を目指しています。例えば、ご自宅でジンに紅茶を入れてオリジナルのジンを飲んだり、醤油・みりん・砂糖を混ぜて自家製タレをつくったりなど、100年以上お酒と向き合ってきた中島屋本店だからこそのラインアップにしていく予定です。」

中島桑吉酒店おすすめ商品

ここからは中島桑吉酒店のおすすめ商品をご紹介していきます!

幻のお米をつかった「清酒 尾張無名(おわりななし)」

清酒 尾張無名(おわりななし)

まずはこちら!ぜひ味わっていただきたいのが、「清酒 尾張無名(おわりななし)」。幻の米と呼ばれている「亀の尾」をつかった純米酒です。

栽培が難しく、生産者も少ないため、稲を手に入れるのにかなり苦労されたのとか。味わいは米の味がしっかりと感じられる飲みごたえ。食事にも合いますよ!

石川県の銘酒「農口」

石川県の銘酒「農口」

日本酒の神様といわれている杜氏・農口尚彦さんがつくられた日本酒「農口(のぐち)」。

日本酒好きなら誰しもが知っている石川県の銘酒です。米のうま味が口に広がり、キレのよい喉越しが特徴。数あるラインアップの中から、厳選したものが並んでいます。

名古屋で出会えるのはココだけ!「赤坂ルビンロート」

赤坂ルビンロート

筆者の一押しはこちら!

紫いもの天然色素を生かしたルビー色の発泡酒「赤坂ルビンロート」。赤坂にあるホッピービバレッジがつくっています。

シャンパンやスパークリングワインのようなほのかな甘さは、ビールが苦手な人でも飲めるくらい軽やかな飲み心地。グラスに注ぐと華やかな色合いが楽しめますよ。パーティーシーンにもおすすめです。

クラフトビール好きも必見!

Y.MARKET BREWING|御殿場高原ビール

クラフトビールを楽しむ人も増えていますよね。

中島桑吉酒店のおすすめは、愛知県名古屋市のクラフトビール醸造所「Y.MARKET BREWING」、静岡県御殿場市神山の地ビール醸造所「御殿場高原ビール」。どちらもスーパーやコンビニでは手に入らないので、ビール好きは要チェックです!

自分だけのオリジナルを楽しもう!

先ほどご紹介したように中島桑吉酒店では、お酒の新たな楽しみ方も提案されています。

例えば、こちらのNIKKAのGINに紅茶を漬けてつくるオリジナルジン。えいこく屋紅茶店のお茶漬け用の紅茶がおすすめなのだとか。こうしたこれまで知らなかったお酒の楽しみ方に出会えるのも、長年お酒の卸売をしてきた中島桑吉酒店だからこそ。(※この小瓶のジンはお客様がご自宅でご自分用に茶葉を入れて、おつくりになったものです)

ブルーのうつくしい色が魅力的なリキュール「Hpnotiq」

HPNOTIQ(ヒプノティック)

リキュール「HPNOTIQ(ヒプノティック)」。ブルーのうつくしい色が魅力的ですね。

パイン・ブルーベリー・ブドウ・パッションフルーツなどの果実をブレンドしたフルーティーな味わい。ぜひ先ほどご紹介した「赤坂ルビンロート」とともに、パーティーシーンで飲んでいただきたいお酒です。

レトロな味わいを。「電気ブラン」&「akadama」

「電気ブラン」&「akadama」

たまにはこんなレトロなお酒はいかがですか?

浅草・神谷バーで知られる「電気ブラン」、日本を代表する甘味果実酒「aladama」。最近だと「赤玉パンチ」として飲まれている方も多いのではないでしょうか。どちらも長きに渡り愛されてきた銘酒です。

飲む点滴?甘酒

甘酒

「飲む点滴」といわれている、甘酒。夏場はもちろん、食欲のないとき、疲れているときにおすすめです。

写真右側の「麹だけでつくった酒蔵の本格 甘酒」は、麹からできる甘味だけで、添加物&保存料不使用。スッキリと上品な味わいなので、冷やしても温めてもおいしいですよ!

消毒用アルコールとして使える「アルコール カンキョウ77」

アルコール カンキョウ77

愛知県海部郡蟹江町にある「甘強酒造」がつくっている「アルコール カンキョウ77」。消毒用エタノールの代用品として、手指消毒に使用することができます。中島桑吉酒店では、スプレーがおまけで付いていますよ◎

長年愛されれるご当地ソース「ゴールデンソース」&「太陽ソース」

「ゴールデンソース」&「太陽ソース」

ユニークな調味料も豊富にそろいます。

「ゴールデンソース」は、名古屋池下生まれ。野菜や果実を熟成させた香り、さらっとした中にしっかり感じるうま味が特徴。75年以上愛され続けているご当地のウスターソースです。

味付けが絶妙!「酒屋さんが選んでくれました 味付のり」

酒屋さんが選んでくれました 味付のり

ちょっと辛めの味付け海苔。酒屋さんが選んだというだけあって、お酒のつまみとしても良く合います。長さが通常の2倍ほどあるのも特徴。おにぎりに巻いたり、お餅に巻いたり、アレンジの幅は広がりそうです。

もしもの備えに!

もしものときに役立つ、缶パンや缶詰も扱ってます。缶詰でそのまま食べらえる玄米があるなんて知りませんでした!災害時においしいものが食べられると、それだけで元気が出るもの。もしもに備えて準備しておきたいですね。

中島桑吉酒店

中島桑吉酒店の皆さん、ありがとうございました!

こんなお酒があったんだ!こんな楽しみ方があったんだ!と、新たな味わい方に出会える「中島桑吉酒店」。お酒以外のラインアップも豊富なので、お酒を飲まれない方にもぜひ足を運んでいただきたいです。

スポット詳細

【中島桑吉酒店】
住所   :愛知県名古屋市中川区八熊3丁目 20-12
電話番号 :052-880-5786
営業時間 :10:00〜18:00
定休日  :毎週日曜日・月曜日

https://kuwakichi.jp/

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