目次
ねこと一緒に暮らすには、ねこがストレスなく快適に過ごせるお部屋をつくってあげることが大切。
そこで今回は、さまざまな収納家具を手がけるオーダー家具専門店「収納ラボ」さんに、「ねこと快適に暮らす、インテリアの10個のポイント」を教えていただきました。収納ラボは、これまでの実績3,600件以上、ライフスタイルに合わせたオーダー家具をつくっているインテリアのプロです。
後半では、収納ラボで手がけられた施工事例もご紹介していきますのでお楽しみに!
▼収納ラボの詳細はこちら
ねこと快適に暮らす、インテリアの10カ条
ねこと快適に暮らすには、ねこの習性を理解することが大切。ポイントを抑えて、ねこにとっても、人にとっても心地のよい空間をつくりましょう!
▼ねこと快適に暮らす、インテリアの10カ条
① ねこのための動線をつくる
② 外の景色がよく見える場所をつくる
③ 高い場所から見渡せるようにする
④ ねこが寝るのにちょうど良い寸法にする
⑤ ねこと目線が合う高さにする
⑥ トイレやエサのスペースを確保する
⑦ ねこ専用の収納スペースをつくる
⑧ ケーブル類はまとめる&隠す
⑨ ねこに強い素材を選ぶ
⑩ 掃除がしやすいよう、扉付きの収納にする
① ねこのための動線をつくる
上下運動が大好きなねこ。キャットウォークやキャットステップを取り入れて、立体的に動けるようにしてあげましょう。ねこが自由に動き回れるよう、行き止まりをなくすのもポイント!
奥行きは落下の危険性を減らすため200mm以上がおすすめ。上るのは得意でも降りるのは苦手なねこも多いので、高さは人間が椅子に乗って届くくらいが理想です。
② 外の景色がよく見える場所をつくる
外を見るのが大好きなねこ。ねこにとって窓は、人間でいう「テレビ」のようなものだと言われています。におい・動き・音など、適度な刺激はねこの楽しみとなります。
インテリアや家具の配置を考える際には、ぜひ景色が見られる場所をつくってあげましょう。キャットタワーを窓際に置くと、お昼寝スポットとしても大活躍。
③ 高い場所から見渡せるようにする
ねこは敵に見つかりにくく自分が敵を見つけやすい場所を好むという本能があるため、高い場所から空間を見渡すのが大好き。
ねこからは室内が広く見渡せて、人からは少し見えにくい場所が理想です。写真のように、格子をつけるのもおすすめ!
④ ねこが寝るのにちょうど良い寸法にする
ねこが寝るのにちょうど良い奥行きは、300〜400mmほど。600mmあれば、ねこ2匹が重なって寝ることも可能です。
チェスト・本棚・デスクのサイズの参考にしてみてください。家具としてだけでなく、ねこにとって安らげる場所にもなりますよ。
⑤ ねこと目線が合う高さにする
ねこにとって人間は、自分よりもはるかに大きな存在。ねこと心の距離を近づけるには、目線の高さを合わせるのが大切。
人の目の高さは、床座で80cm〜90cm。イスに座った状態で約130cm。立った状態で身長−11cmほど。目線の高さにキャットステップをつくる、デスクにもねこが座れるスペースをつくるなど、ねこと目線の高さを合わせるようにしましょう。
⑥ トイレやエサのスペースを確保する
とってもきれい好きなねこ。トイレが汚い状態だと、排泄を我慢してしまうねこもいます。そのため、ねこトイレは常に清潔な状態を保てるよう、人の目が届きやすい場所に。できるだけ静かで音に配慮した場所に設置してあげましょう。家具の一部として、専用のスペースを設ける方法もありますよ!
⑦ ねこ専用の収納スペースをつくる
おもちゃやブラシなど、ねこグッズは色が鮮やかでお部屋のデザインに合わないということも……。そんなときは、専用の収納スペースをつくることで、スッキリとしたお部屋に。必要なときだけ取り出すので、いたずら防止にもなりますよ。
⑧ ケーブル類はまとめる&隠す
電化製品のコードで遊ぶのが好きなねこも多いですよね。かじってしまうと感電の恐れも……。スマホの充電ケーブルや、家電製品のコードは、できるだけまとめて隠すようにしましょう。写真のように扉をつけて、使うときだけ取り出すのもおすすめ!
⑨ ねこに強い素材を選ぶ
家具の大きさやデザインだけでなく、素材もポイント!
汚れたときにお手入れがしやすいのか。ツメで引っ掻いたり、噛んだりして傷がつきにくいか。ねこに強い素材を選ぶのも大切です。また、キャットウォークやキャットステップなど、ねこが上り下りする場所は、滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。
⑩ 掃除がしやすいよう、扉付きの収納にする
ねこと一緒に過ごすには猫毛対策も大切なポイント!
アレルギーは、アレルゲンであるねこの唾液がついた猫毛によって引き起こされます。その人の許容量を超えるとアレルギーが起きてしまうため、猫毛対策は重要なんです。こまめに掃除ができるよう、扉付きの収納がおすすめ!リビングに壁面収納を設けることで、細々とした日用品もスッキリ収納できますよ。