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愛知県岡崎市にあるセレクトショップ『MATOYA(マトヤ)』。国内外からセレクトした陶磁器をメインに、日用品やアート、ジュエリーなど日常に溶け込む「美しいモノ」「琴線に触れるモノ」をさまざまな境界線からジャンルレスにセレクトするお店です。
お店があるのは、愛知県岡崎市「東岡崎」駅から徒歩9分ほどの場所。渋いビルの階段を上がると、3階が店舗。「MATOYA」とかかれた青いトビラが目印です。
店内には店主が、足を運んでセレクトした日本各地の作家さんたちのアイテムが並びます。
トロントへの留学がきっかけに
お店をオープンしたきっかけをお伺いしました。
的山さん:「昔から漠然と自分のお店が持ちたいという想いがありました。大学を卒業後、就職したものの自分がやりたいこととは違うのではないかと、違和感をずっと抱いていました。
NYに興味を持っていたので、いっそ行ってしまえば何かおもしろいものが見つかるかもしれない!と思い留学することにしたんです。そこで選んだのがカナダのトロントです。トロントであれば、NYからも近く、ワーキングホリデービザで働きながら、周ることができます。
留学中に何回もNYに足を運んだのですが、NYにあるものはすでに日本にもあるものばかりだったんですね。僕がわざわざ日本に持って帰らなくても、いいものはすでに発掘されていました。」
トロントと日本人作家の作品を扱うお店を
的山さん:「そこで、視点を変えてトロント市内を周ることに。すると、日本ではまだ知られていない魅力的な作家さんたちがたくさんいることに気づきました。
僕は昔から陶器も好きだったので、トロントの作家さんと日本人の作家さんをミックスさせたお店をやれたらおもしろいのでは……。と思い、帰国後本格的に動きはじめました。」
的山さん:「MATOYAをオープンしたのは2019年3月のことです。それまでは、全国各地でPOP UP SHOPを開催しながらオンラインショップで販売をしていました。1年ほど時間をかけて物件探しをして、ようやく見つけたのがこの場所です。
少しわかりにくい場所ですし、ビルの雰囲気で入りづらさもありますが、中へ入るとすてきですね。と言っていただけるのでうれしいですね。」
的山さん:「扱っている作家さんの作品は、僕が自ら扱わせてくださいとお願いをして置いていただいている方ばかりです。日常に溶け込む「美しいモノ」「琴線に触れるモノ」をコンセプトにしているので、陶器だけに関わらず自分がいいと思ったもの、本当に気に入っている作家さんのアイテムをジャンル問わずセレクトするようにしています。
作家物って高いのでは?と敷居が高く感じられる方もいますが、価格は3,000円代〜手にとりやす価格で購入していただけるものばかりです。
日常にほんの少し、つくり手の想いが感じられるものを取り入れることで、毎日の生活が楽しい気持ちになったり、豊かな気持ちになると思うんです。ぜひ手にとってお気に入りを見つけてみてください。今後は、個展や展覧会も開催していきたいと思っているのでMATOYAを通じてみなさんに、作家さんを知っていただく機会をつくっていきたいです。」
ここからは、店内の商品を一部ピックアップしてご紹介します。