目次
誕生65周年を記念した「ミッフィー展」が、2021年12月11日(土)〜2022年1月16日(日)の期間中、「松坂屋名古屋店 南館7階 松坂屋美術館」にて開催中です。
65周年をお祝いする本展のテーマは“with”。ミッフィーとまわりのみんなが紡ぐ物語を、貴重な直筆原画やスケッチ、創作メモなど300点以上の展示で紹介しています。
特別に撮影させていただいた写真とともに、レポートしていきたいと思います。
本展は、松坂屋名古屋店・南館7階「松坂屋美術館」で開催されています。この美術館は国内外の絵画や博物、工芸、アニメーションなど幅広いジャンルの展覧会を数多く手掛けられており、ショッピングとともに気軽に立ち寄れる美術館です。
会場に入ると、歴代のミッフィーの絵本をはじめとする沢山のディック・ブルーナの絵本がお出迎え。
世界中の子供から大人まで幅広く愛されている「ミッフィー(うさこちゃん)」は、1955年、絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナさんの手によって、オランダで生まれました。
ちなみに「dik(ディック)」の愛称はオランダ語で「太っちょ」といった意味で、ブルーナさんは幼いころから丸ぽちゃのおちびさんだったとか。
絵本作家としてだけでなく、グラフィックデザイナーとしても活躍されたブルーナさん。約20年間で2,000冊以上の本の装丁やポスターなどを手掛けられました。
デザインにも絵本にも共通しているのは、シンプルさ。
こんな貴重な展示も!
1963年に出版された初期4作品の絵本です。
そんなミッフィーの初期4作品のひとつで、冬の装いが特徴の『ゆきのひの うさこちゃん』(1963年)。これまで1枚しか来日したことがない同作の原画が、はじめて一堂に展示されました。
ブルーナさんが手塗りで絵本をつくっていた時代のぬくもりが感じられますよ!
会場内には、ブルーナさんの故郷であるオランダ・ユトレヒトの風景も。
言葉を何度も推敲した様子がわかるメモ、絵本には採用されなかったカットなど、ミッフィーファンにはたまらない貴重な資料の数々。
会場ではブルーナさんの制作風景の映像もあり、「こんな風にミッフィーが誕生していたのか」と、とても興味深かったです。丁寧に丁寧に描かれているブルーナさんの姿が印象的でした。
『うさこちゃん おばけになる』(2001年)、『うさこちゃんは じょおうさま』(2007年)、ミッフィーが登場する最後の作品となった『うさこちゃんと ふがこちゃん』(2011年)の原画はいずれも初来日!
本展の中でも特に印象深かったのが、ブルーナさんと日本の関わりについて紹介されているコーナー。
実は日本はブルーナさんの絵本をいち早く紹介した国のひとつなんです。1964年、ミッフィーの絵本の初期4部作が児童文学者・石井桃子さんの翻訳で福音館書店から「うさこちゃんシリーズ」として出版されました。
50年以上経った今でも、日本中でミッフィーは愛され続けています。
最後はミュージアムショップへ
展覧会を楽しんだあとは、ぜひミュージアムショップにも立ち寄ってみましょう。「ミッフィー展」限定のアイテムもありますよ。
※グッズ購入については、展覧会会場への入館券が必要です。
※デザイン・色は変更になる可能性があります。
※他にも多数ご用意しております。
※数量限定のため、品切れとなる場合があります。
※商品には購入個数制限があります。
※転売目的の購入はお断りいたします。
300点以上が展示され見応えたっぷりの展覧会でした。ミッフィーだけでなく、ディック・ブルーナさんンの魅力に触れることができたように感じます。
「誕生65周年記念 ミッフィー」は、2022年1月16日まで開催されています。ぜひ足を運んでみてくださいね。