おいしい、やさしい、たのしい。モンテールのスイーツのこだわりが詰まった「美濃加茂工場見学」に行ってきました！

1954年（昭和29年）に創業した「モンテール」は、チルドデザートの製造および販売を行っている洋菓子メーカーです。一度は名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

製造工場は全国で3箇所あり、そのうちのひとつが今回ご紹介する「美濃加茂工場」です。工場見学ができるのは、美濃加茂工場だけ！モンテールのほぼ全商品が購入できる直売店も併設しています。

今回は工場見学をレポートしながら、モンテールのおいしさの秘密をご紹介したいと思います。

モンテールとは

まずはじめに、モンテールについてご紹介します。

モンテールの前身である「鈴木製菓」は、1954年（昭和29年）に東京都足立区で創業。創業当初は金太郎飴や饅頭などを中心に製造する小さな菓子工場でした。

チルドシュールクリーム売上No.1を17年連続獲得している、シュークリーム

その後、1975年（昭和50年）に社名を「モンテール」に変更し、洋菓子にシフト。先代が結婚式の引き出物としていただいたバウムクーヘンのおいしさに感動したことから、洋菓子の製造をスタートしたのだといいます。

「生クリーム仕立てのプチシュー」「牛乳と卵のシュークリーム」など数々のヒット商品を生み出し、現在では、年間3億食以上ものチルドデザートを日本全国に届けています。

それでは、さっそく工場見学に行ってみましょう！

中部・甲信越・北陸エリアの生産拠点
「モンテール美濃加茂工場」

モンテール美濃加茂工場

今回見学させていただいたのは、2007年にオープンしたモンテール美濃加茂工場。中部・甲信越・北陸エリアの生産拠点となっています。

なぜ拠点として美濃加茂が選ばれたのか。その理由は、原材料産地にも近い「産地直結型工場」。岐阜は豊かな水源があり、おいしい牛乳やたまごの産地でもあります。

チルドデザートは鮮度が命！新鮮な材料を使い、新鮮なおいしさを届けたいという想いから、この場所が選ばれました。

場所は、美濃加茂ICから車で5分ほど。電車の場合は、JR高山本線「美濃太田」駅から車で10分ほどの場所です。

モンテールのキャラクター「シュークリームくん」がお出迎えしてくれました！フォトスポットとして人気なんだそう。

足元に目を向けてみると、ここにもシュークリームくんが！美濃焼でつくられた特注のタイルです。

まずは、直売店で受付

入ってすぐの場所は、直売店です。こちらで工場見学の受付をします。（見学時間の10分前から受付開始）

＜予約方法＞
●電話予約
※見学人数に制限がございますので、ご予約後の人数追加はご遠慮ください。
※個人のお客様は、前日までにご予約ください。見学希望日2カ月前の1日より受付いたします。
※団体のお客様は、1週間前までにご予約ください。

＜見学時間＞
平日：①10:30～11:00　②14:00～14:30　（●団体様　14:30～15:00）
土日祝：①10:30～11:00　②11:00～11:30　③14:00～14:30　④14:30～15:00（●団体様　14:30～15:00）
（所要時間約30分）

※工場の都合により、実施していない日もございます。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年2月26日（水）より当面の間、工場見学を中止させていただきます。工場見学をご検討の際は、下記サイトにて再開の時期をご確認ください。なお、直売店に関しましては営業中です。
https://www.monteur.co.jp/contactus/2335

受付を済ませ、いよいよ工場見学スタートです！

スリッパに履き替えます。ここにもシュークリームくんが！（裸足でのスリッパ着用はできませんので、夏場はお気をつけください）

※ここから先の工場内は通常は撮影NGです（撮影スポットのみ撮影可）

コンセプトは
「おいしい、やさしい、たのしい」

まずは、ガイドさんがモンテールのコンセプトや歴史などを紹介してくださいました。

製造工程を見学しながら、モンテールの3つのこだわり「おいしい、やさしい、たのしい」について知ることができます。

見学の際には、こちらのツアーパンフレットが配られます。クイズに答えながらキーワードを集めると、オリジナルシールがもらえますよ。

こだわり①「おいしい」　地元の新鮮素材とこだわりの製法

ひとつ目のこだわりは、地元の新鮮素材とこだわりの製法。

モンテールのほとんどのスイーツに使われている「銅釜炊きカスタード」。シュークリームやエクレアは、中のクリームのおいしさが命です！

小容量の銅釜で、少しずつ炊きあげることで、素材のおいしさを生かした味わいと、きめ細かくなめらかな口溶けを実現しているんです。

ミルクプラント（工場見学ではご覧いただけません）

そしてなんとモンテールの工場では、自家製で牛乳までつくっているんです。スイーツ工場内で牛乳までつくっているのは、とてもめずらしいのだとか。

一般的には「超高温殺菌法（130度で2秒）」が用いられますが、モンテールでは、「低温殺菌方法（65度で30分）」で生乳を殺菌しています。そのため、牛乳本来の風味を活かしたさらりとおいしい牛乳に。モンテールがどれだけ素材にこだわっているのかがわかりますよね。

モンテールの人気商品であるロールケーキ。

実は、一つひとつ人の手で手巻きしているんです！機械では巻けないほど、生地がふわっふわなのがその証拠。この日は残念ながら見学できませんでしたが、タイミングが合えば手巻きの様子がご覧いただけますよ。

実際に工場の様子を見学してみましょう。取材時には、シュークリームとエクレアの製造が行われていました。

シュークリームの生地に、先ほどご紹介した「銅釜炊きカスタード」が入れられていきます。

完成した商品は検品され、梱包の工程へ。3ヶ所の工場で、1日に90万食もの商品がつくられているというから驚きです！

こだわり②「やさしい」　安全・安心のための衛生管理

モンテールのこだわりは、おいしさだけではありません。

安全・安心のための衛生管理もとことん追求し、工場内のクリーンルームはほぼ無菌状態！法の定める「一般細菌10万個以下」をはるかに超える、「300個以下」を自主基準にしているのだとか。約300倍も厳しい基準です！

そんな厳しい基準を実現しているのが、工場内の天井に設置されている「ヘパフィルター」。

直径0.0005mmのとても小さな粒子までキャッチする特別な設備で、外の空気が入らない仕組みになっているんです。

小さなお子さんも口にするチルドスイーツ。ここまで環境にこだわっているのは、安心できますよね。

こだわり③「たのしい」　おやつの時間をもっとたのしく

モンテールでは、「おやつの時間をもっとたのしく」をテーマに、季節限定のスイーツやスイーツ教室などのイベントを開催。

思わず挑戦してみたくなる、スイーツレシピも紹介されていました。

▼スイーツレシピはこちらからもご覧いただけます
https://recipe.monteur.co.jp/

最後はフォトスポットで、はいチーズ！！

参加証ももらえますよ！記念になりますよね。

30分ほどの工場見学でしたが、実際の製造ラインを見学することができ大満足のツアーでした。パネルもシュークリームくんをはじめ、オリジナルキャラクターたちが楽しく説明してくれるので、お子さんも興味を持ちやすいのではないでしょうか。親子で楽しめる工場見学です！