2022年7月、名古屋市中区・大須にカフェ「Motion.（モーション）」がオープンしました。
大須観音や富士浅間神社が連なる大須商店街に異彩を放つ、一面ガラス張りのスタイリッシュな外観。文字が反転しているお店のロゴにも興味をひかれます。さっそくお邪魔して、オーナーの原崚祐さんにお話を伺いました。
目次
大須商店街の一角にカフェ「Motion.」がオープン
地下鉄「大須観音」駅から徒歩4分ほど、賑やかな大須商店街から少し入った場所にあるのが「Motion.」。2022年7月にオープンして以来、若い女性たちに人気を集めています。
岐阜県中津川市にあるコーヒーロースタリー「RIVERBED COFFEE」を運営する原さんが、新しいコンセプトで展開する2店舗目のカフェです。
はじめに、Motion.オープンの経緯を伺いました。
原さん：「学生の頃から趣味でコーヒーの焙煎をしており、いろいろな豆を焼いていましたが、趣味の範囲では仕入れができる豆の種類が限られているため会社を立ち上げました。もっとたくさんの人においしいコーヒーを飲んでもらいたいとオープンしたのが、中津川市にある焙煎所兼カフェの「RIVERBED COFFEE」です。2店舗目はカフェラテにフォーカスしたお店にしようと決めました。」
原さん：「当社ではスペシャルティコーヒーという、コーヒー産業全体でも数％しか流通していない高品質なコーヒー豆を扱っています。ただ、この業界は堅苦しいイメージや、固定概念があると思われがちです。スペシャルティコーヒーを違う視点から楽しんでほしいという思いから、Motion.をオープンしました。」
店長の小栗和也さん
もともと東京のカフェでバリスタとして活躍されていた小栗さんは、友人である原さんに誘われてオープンと共にジョインしました。
「良い方向へ動いてほしい」店名に込めた想い
店名の「Motion.」は日本語訳すると「動き」という意味。
原さん：「新しいことをはじめるきっかけになる場にしたいという想いを込めて名付けました。これから何かはじめたいけど場所がない若い人たちに使ってもらって、関わった人たちにどんどん良い方向に動いていってほしいですね。」
10月には、アパレルのポップアップストアを開催。今後もいろいろな業種のイベントを行う場所にしたいと話してくれました。
オシャレな店内、注目ポイントは？
白を貴重としたシンプルな店内。おしゃれなだけではなく、遊び心を忘れない工夫もありました。
Motion.のブランドカラーであるピンクのライトが光るロゴ。反対側の壁には鏡が設置され……。
反転しているロゴが、鏡に映すことで正しく読めるように！
店内に入ってからはじめて気づくということで、堅苦しい概念のスペシャルティコーヒーを楽しんでほしいという想いから工夫されたそうです。
映えるだけじゃない！こだわりのメニュー
フォトジェニックなドリンクやフードが話題を呼びますが、Motion.では健康とおいしさにこだわったメニューを展開しています。
Motion.ラテ ￥650
看板メニューの「Motion.ラテ」は、真っ赤な根菜ビーツを使用したラテ。飲む血液といわれ栄養価が高いビーツを素材本来の甘さを引き立てた味わいに仕上げています。ブランドカラーでもあるピンク色が目を引きますが、見た目以外にも健康やおいしさを意識したドリンクです。
カフェラテ ￥600
人気の「カフェラテ」は、まろやかな風味に癒されること間違いなし。コーヒーが苦手な方にもオススメです。
ドリップコーヒー ￥600～
小栗さんが丁寧にハンドドリップで淹れてくれたのはニカラグアのコーヒー。シナモン、ヘーゼルナッツフレーバー、バニラアイスなどを連想させるやさしい甘さが特徴です。
飲み干すとカップの底にMotion.のロゴが現れます。ここにも、楽しい仕掛けがありました。
「RIVERBED COFFEE」では、甘さや香りを引き出す豆を15種類ほど自家焙煎。その中からセレクトした浅煎りから中煎り、5種類ほどの豆がMotion.にラインナップされています。
カヌレ ￥400
ドリンクと合わせて楽しみたいのが、こだわりのスイーツ。東京代々木上原にあるフレンチレストランYumanite（ユマニテ）のシェフ石崎優磨さん監修のもと、店内で手作りしています。
カヌレのほか、フィナンシェやレモンケーキなどが用意されています。
ovgo Baker（オブゴベイカー）のクッキーも扱っています。コーヒーとのペアリングが楽しめそうです。
フォトジェニックなドリンクとおいしいスイーツ。それだけでも幸せですが、「楽しみながら栄養を摂取してほしい」という想いの通り、Motion.のこだわりに心が満たされそうです。
おでかけ
食べる
暮らし
