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藤が丘にあるセレクトショップ「NEEDLE&THREAD(ニードルアンドスレッド)」&ライフスタイルショップ「Meji(メジ)」。アパレルの店員やバイヤーなどを経験されたオーナー夫婦が厳選した、センス抜群のアイテムが並ぶお店です。
まず今回は、メンズとレディースのセレクトショップ「「NEEDLE&THREAD(ニードルアンドスレッド)」をご紹介します。マニッシュスタイルにアウトドアテイストを加えた、日常使いのファッションを提案してくれます。お店の誕生背景からこだわり、おすすめのアイテムまで、たっぷりとお話を伺ってきました。
MejiとNEEDLE&THREADがあるのは、地下鉄東山線「藤が丘」駅から徒歩6分ほどの場所です。
2007年の4月に、「藤が丘」駅近くの地下鉄の高架下にメンズとレディースのセレクトショップ「NEEDLE&THREAD(ニードルアンドスレッド)」をオープン。その後、2011年にライフスタイルショップ「Meji(メジ)」をオープン。セレクトショップを移転させ、今に至ります。
藤が丘という街に魅せられて
お店を営むのは、片桐好章さん・秀弥(ひでみ)さんご夫妻。まずはお店についてお話をお伺いしました。
ー お店をオープンしたきっかけを教えてください。
好章さん:「僕も彼女も、もともとは東京でアパレル関係の仕事をしていました。僕は名古屋出身なのですが、勤め先の転勤を機に名古屋に戻って来て、その後独立したんです。
当時住んでいたこともあり、藤が丘という街が”これからどんどん良くなっていく”というポテンシャルを感じたんですよね。藤が丘に東山線が開通して、約50年になります。賑わっていた時代もありますが、世代交代で少しさみしい街になっていました……。すてきなお店が増えることで、いい街になるのではと想い、藤が丘に住み、お店を持つことを決心しました。
名古屋で買い物というと、名古屋駅・栄・大須と決まった場所になりがちです。ですが、関東だと、表参道・吉祥寺・代官山など点在していますよね。名古屋もそういう風になっていけたらなと思います。」
好章さん:「藤が丘のある名東区は、けっこう転勤族の方が多いんです。なので、初めてのものでも受け入れてくださりやすい雰囲気があります。地下鉄が開通してから約50年とまだまだ若い街なので、藤が丘という街を自分たちでつくっていけたらなと思います。栄や大須のように、「週末に藤が丘に遊びに行こう!」と思ってもらえるようになるのが理想ですね。」
ー 東京出身の秀弥さんから見て、名古屋や藤が丘はどんな街ですか?
秀弥さん:「名古屋は色が濃く、昔からの習慣なども根強いなと最初は感じました。ですが、一度受け入れてくれると、すごくあったかいですよね。街もゆったりしてますし、東京に居たときよりも生活にもゆとりが生まれたと感じています。これからも藤が丘に住んでいきたいですし、この地でお店を営んでいきたいですね。」
宝探しのように、ショッピングを楽しめるお店
古民家をリノベーションした店内は、以前の趣も残しつつ、落ち着く空間です。
階段を登った2階フロア。テラスもあり、あたたかい季節には外へ出られるようにしているそう。
取り扱いのアイテムは、レディースが6割。メンズが4割ほど。奥様の秀弥(ひでみ)さんが中心となりセレクトされています。
ー セレクトのポイントを教えてください。
秀弥さん:「日常の中でも着やすいく扱いやすい。永く着れるものをコンセプトにセレクトしています。リアルクローズでありたいという想いがあります。せっかく買っていただいたのならたくさん着ていただきたいですし、買ってよかったと思っていただきたいので、手の届く価格というのも意識していますね。藤が丘のみなさんがふらっと立ち寄れる、街の洋服屋さんでありたいです。」
好章さん:「宝物探しをするようにお買い物を楽しんでいただけたらうれしいですね。「このブランドがよい」ではなく、ブランドは知らないけど、こんなのもあるんだねって。古着屋さんや、雑貨屋さんに行くと、そういう風に「なにか好みのものはないかな?」って探すじゃないですか。そんな感覚です。」