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今回ご紹介するのは名東区よもぎ台にあるブルーの扉が印象的な雑貨屋「OBON(オボン)」です。
「お気に入りをお盆に乗せておもてなしをする」そんな思いから名付けられた「OBON」。店名の通り可愛い雑貨から、生活に役立つ雑貨まで宝箱のように素敵な商品がずらりと並びます。
場所は閑静な住宅街よもぎ台。地下鉄東山線「一社」駅より徒歩15分ほどの場所にあります。
明るく開放的な店内にはぎっしりと雑貨の数々。天井にも床にもたくさんの商品が並び、ついキョロキョロして「わーかわいい!」を連呼してしてしまいました。
OBONは、オーナーの高木さんと奥様で経営されています。今回はオーナーの高木さんにお話をお伺いしました。
地元の方に楽しんでいただける雑貨店に
-お店のコンセプトを教えていただけますか?
お店のコンセプトは「地元の方に楽しんでいただきたいです。家族連れの方や大人も子供も男性女性に関わらず、誰が来てくれても楽しんでいただけたらいいなと思っています」とオーナーの高木さん。
奥様も雑貨店や、古着屋さんなどで働いた経験もあることから、それぞれがお客さまを思ってセレクトしているそうです。
主に奥様はアクセサリーや洋服、食器など。高木さんは「それ以外ですかねー」とおっしゃいますが、アジアンな雑貨屋やアクセサリー、食器などの他にもバックや、小さな家具、お子さんが喜びそうなおもちゃもあったりで、ありとあらゆる商品が並びます。お互いに「こんなのどうかな?」と相談したりもするそうで、とても仲のいい様子が伺えます。
子供連れでもゆっくりお買い物が楽しめるようにしたい
お話を聞いていてもほっこりするイメージの店主さんですが、ご夫婦でお店をはじめて6年目。当時は、お子さんが小さかった事もありキッズスペースをつくったそうです。
お子さん連れのお母さんやお父さんは、子供が商品に触らないか、壊してしまわないか心配でゆっくりお買い物できないなんて事も多いのではないでしょうか?
筆者も子供が小さかった頃は雑貨店へは、子供を預けることができた時にしか行けなかったので、とても素敵な発想で感激しました。「小さなお店なんですけど、子育て世代の方にも安心して来ていただきたくて、キッズスペースを作ってみました」と店主の高木さん。
キッズスペースはお洋服のコーナーの後ろにあります。キッズスペースの絵本やおもちゃは商品ではなく、自由に遊んでねと置いてくれているそうです(今はコロナで数を絞っています)。お会計が終わって「帰るよ」と声をかけると「まだ帰りたくない」とおっしゃるお子さんも多いそうですよ。
よもぎ台の周辺はファミリー層が多く転勤族の方も多いそうで、「地元の方が気軽に来てくれると嬉しいですね」とのこと。
店主の高木さんの口から常に出てくる「地元の方に……」と言うセリフが印象的で、どんな質問にも「地元の方に……」が根底にあります。
地元に住む方みんなが喜んでくれる、楽しんでくれる、癒されるを目指していたらこんな宝箱のようなお店ができあがったのでしょう。
男性が嬉しい、ちょっとおしゃれで機能的な生活雑貨も豊富にあります。
子供たちが喜びそうなちょっとレトロなおもちゃもあり、子供だけではなく大人だって懐かしくてほっこりするような商品が並びます。地元の方々に愛される理由がここにありました。
OBONのおすすめ商品
– おすすめ商品を教えてください
「うーーーん。おすすめですか??」と店主の高木さん。どれもおすすめの商品のようでかなり悩んでくださいました。
作家さんの商品も多いですが、作家さんもなぜか地元の方が多いそうです。
仕入れたいなと連絡してみたら名東区の方だったり、地元の作家さんから声をかけていただいたりするそうです。不思議なご縁を感じます。
そして搾り出してくれたおすすめの商品は、ガーゼ素材のハンカチとおくるみにも使える大きさのブランケット。
こちらはwo chapatiさん(インスダグラム@hanji_twochapati)という日本の作家さんが、インドに行き来しながら、オリジナルのイラストを使って現地の職人さんにブロックプリントで製作してもらったもの。
「ブロックプリント」というインドの伝統的な手法で作られていて、一つひとつ手作業でつくられているのだそう。アジアンな色合いで他にはなかなかないアイテムですね。
お店のコンセプトそのままに、「大人も子供も愛用出来る商品」がおすすめの商品でした。
-これからの展望など教えてください
「コロナでイベントが出来なくなってしまったので、落ち着いたらまたイベントなどにも参加していきたい」と店主の高木さん。コロナ前はイベントに参加する事もあったそうですが、現在は自粛されているそうです。
またしても高木さんらしいお返事だなと思ったのが、「地元の方に喜んでいただきたくて……」というセリフ。
今までも基本的には地元のイベントに出店されているそうで、考えはやはり「地元の方に喜んでいただきたい」と。高木さんらしい答えでなんだか癒されてしまいました。
コロナ前は地元の西山商店街の「にしやまマルシェ」や、ご近所のトリノスさん(リノベーションなどの会社)のイベント「トリノスマルシェ」などに参加されていたそうです。再開が楽しみですね。
鮮やかなブルーの扉を開けるとそこはカラフルな宝箱のような世界が広がっていました。子どもだけではなく、大人だって目がキラキラしてしまう店内は、オーナー夫妻の「地元の方に喜んで欲しい」という思いで溢れていました。
店主のこの思いは地元の方はもちろん、地元ではなくても癒されてしまうこと間違いなしです。宝箱のような雑貨店「OBON」でお買い物を楽しんでくださいね。