最先端のデジタルアートをオフィスに。アンダーデザインの「OFFICE × ART –digital-」
目次
アートでオフィスに想像力を
アンダーデザイン社 代表取締役社長 川口 竜広さん
アンダーデザインの名古屋オフィスにて、「OFFICE × ART –digital-」について川口代表にお話を伺いました。
ー なぜオフィスにアートを取り入れようと思ったのですか?
川口社長:「会社をリブランディングする中で、アートと共存する環境で働きたい、会社の中にアートを取り込みたいという想いがありました。日本全体として、想像力が足りていないと感じているんですよね……。そこで、アートの力をオフィスに加えることで、活性化されるのではと考えました。
私自身も、思考が凝り固まっているなと感じたときには、ギャラリーや美術館に足を運ぶようにしています。普段とは違う環境に身を置くことで、それまでとは違った発想や感情が生まれます。そうした刺激が、日々の中にあっても面白いのではないのかなと思ったのがきっかけですね。」
ー 「OFFICE × ART –digital-」のこだわったポイントを教えてください。
川口社長:「アートの中でもデジタルを使ったアートを取り入れたいと考えました。私たちは、電気工事やLEDパネルの工事、ITシステム構成を得意とする会社なので、親和性があります。そこで、映像音響インスタレーションを中心に国内外で活躍するアーティスト・平川 紀道さ んにご依頼させていただきました。
最初は既存の作品をご提供いただく形で考えていたのですが、美術館やギャラリーに展示されている作品は、同じ映像が繰り返しループしています。オフィスは常に社員がいるので、それでは飽きてしまう……。そこで、「変わり続ける」というテーマで、オフィスのために、オリジナルの作品をつくっていただくことになりました。」
ー 社員さんの反応はいかがですか?
川口社長:「想像していたよりも反応がよかったです。自然現象を可視化しているので、一度も同じ形にはならないんですよね。日々の天気によって、激しい日があったり、緩やかな日があったり。気象情報に連動して変化する”生きている作品”だからこそ、人に働きかけてくるものがあります。」