【奈良】次世代型オープンドア・イベント「天理 倉の耕流祭」初開催。

掲載日:2025.11.07
【奈良】次世代型オープンドア・イベント「天理 倉の耕流祭」初開催。

2025年11月7日(金)~11月9日(日)の3日間、初開催される「天理 倉の耕流祭(てんり くらのこうりゅうさい)」。奈良県天理市内のあらゆる場が一斉に開放され、見学・体験・買い物することができるオープンドア・イベントです。

今回は一足早くプレスツアーに参加してきました。「天理 倉の耕流祭」の魅力をピックアップしてご紹介していきます。

「天理 倉の耕流祭」とは?

第一回目となる2025年は、天理市内から全28社の参加が決定。2700坪の物流倉庫「中川政七商店・NKG倉庫」では 倉庫の裏側を初公開するツアーや倉庫の仕事を体験するワークショップを展開、西山塚古墳のふもとに佇む宿「cofunia」 では前方後円墳を模したお風呂を有す客室を特別公開、古墳時代を読み解く講座も。老舗「柿の葉ずし 平宗」では柿の 葉ずし製造工場の特別見学や柿の葉ずし作り体験を、「天理大学附属 天理図書館」では国の登録有形文化財に指定される館内の特別ツアーを開催。

製造業・農業・食・流通・デザイン・文化など、奈良・天理の地に新たな交流と発見を生み出 す企画(見学、体験・ワークショップ、買い物・マーケット)を予定しています。訪れる人にとっては新しい発見を、迎える人 にとっては自らの場への誇りを育むきっかけを生み出し、交流から天理らしい文化を耕していきます。

プレスツアー現地レポート

天理教教会本部

最初に訪れたのは「天理教教会本部」。天理教は、江戸時代の天保9年(1838年)、教祖・中山みきによって始められました。

人間の元の親である神様、親神・天理王命の教えに基づいて、世界中のすべての人々が、親神様に守られ生かされて、仲睦まじくたすけ合う「陽気ぐらし」世界の実現を目指しています。

教会本部内は撮影が出来ませんが、建築美に圧倒されました。「天理 倉の耕流祭」期間中にご予約された方は、神殿、教祖殿、祖霊殿が見学できます。

https://open-anyware.com/works/tenrikyo

柿の葉ずし 平宗

続いて訪れたのは、「柿の葉ずし 平宗」。柿の葉ずしは、全国有数の柿の産地である奈良の郷土料理です。

平宗は江戸時代末期の文久元年である1861年、吉野上市村にて、すし・川魚・乾物の製造販売をはじめました。明治に入ると料理旅館を営み、江戸時代から夏祭りのごちそうとして吉野の家庭で作られていた柿の葉ずしを振る舞いました。

「天理 倉の耕流祭」では、通常は見れない本社を工場見学できるだけでなく、柿の葉ずしの製造も体験できますよ。出来立てと数時間馴染ませた味を食べ比べできるのもポイント!

https://open-anyware.com/works/hiraso

NKG倉庫

続いては2024年にオープンした「NKG倉庫」。延床面積2700 坪の物流拠点で、毎日約10万点の工芸品が全国へと届けられています。中川政七商店の頭文字である「NKG」には、《日本の工芸を元気に》という想いも込められています。

普段は非公開の倉庫の裏側が知れるのは、中川政七商店ファンにはたまらないポイント。なんと倉庫を巡る見学ツアーは全日満席なのだとか!

限定品・アウトレット品が並ぶ マーケット、倉庫のお仕事を体験するワークショップ、倉庫で使われる段 ボール資材をいかした工作ワークショップ、総勢20社以上が出店する奈良マ ルシェなど、倉庫全体が3日限りの“工芸のテーマパーク”に変わります。

https://open-anyware.com/works/nkg

大一電化社

続いて訪れたのは「大一電化社」。エスプレッソマシン・コーヒー焙煎機やカフェ関連用品の販売、コーヒー豆の自家焙煎および販売を行っています。明治時代の建物を活かした本社が、とても印象的です。

当日は、当社の技術部・焙煎部・営業部という3部門をそれぞれひらき、普段は見ることのできないコーヒーマシンやコーヒーづくりの裏側を体感できます。

中でも注目は、コーヒー焙煎体験。プロの焙煎士でも中々触れない、焙煎の世界大会オフィシャルメーカーの焙煎機で実際に焙煎ができるというもの!

豆が弾ける音、香ばしい香り、少しずつ色づく様子など、コーヒーの魅力を五感をフルに使って楽しめますよ。コーヒー好きは必見です。

https://open-anyware.com/works/daiichi

丸山繊維産業

奈良と言えば、蚊帳織りふきんもお土産として人気ですよね。

1930年に創業した蚊帳製造業では、「奈良蚊帳の染織技術を次世代に伝承する」を合言葉に、蚊帳の粗目織物を天理市長柄町にある本社・工場にて一貫生産を行っています。

「天理 倉の耕流祭」では、工場内で行われる整径工程を見学し、実際に切れた糸をつなぐ体験もできますよ。

https://open-anyware.com/works/maruyama-seni

cofunia

最後に訪れたのは、2025年3月に奈良県天理市にオープンした宿泊施設「cofunia」。

古代の前方後円墳「西山塚古墳」の麓という特別なロケーションを活かし、古代の思想「陰陽五行」と「五感」をテーマにした唯一無二の宿泊体験を提供しています。

宿泊棟と食堂棟は、古代中国の思想「陰陽五行」に着想を得て、「木・火・土・金・水」の五つのエレメントをテーマにデザインされています。

普段は宿泊のためにだけ開かれている客室を、この3日間は特別にすべてひらき、「cofunia秋の文化祭」を開催。トークイベントやワークショップなど、さまざまなイベントが行われます。

https://open-anyware.com/works/cofunia_

「天理 倉の耕流祭」は11月9日(日)まで開催。天理の魅力をまるっと体験できる本イベント。今年が初開催ですが、来年以降の開催も今から楽しみですね。

スポット詳細

天理 倉の耕流祭

開催期間:11月7日(金) – 11月9日(日)
会場   :奈良県天理市 全域

https://open-anyware.com

 

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