“美味しいを 美しく、心地よく”を掲げる名古屋市西区のカフェレストラン「ori(オリ)」。
多国籍な朝食&ブランチが楽しめます。お店は美容院と併設されており、2022年4月にori(オリ)は新しくオープンしました。
近くには大型ショッピングモール「mozoワンダーシティ」があり、喫茶店が多く並ぶエリアです。庄内緑地公園から歩いて約15分、最寄り駅からも歩いて約15分。駐車場もありアクセスしやすい場所にあります。
目次
緑に囲まれたオープンカフェ
地元の人たちに食で楽しんでもらいたい。そんな気持ちからはじまったというori。車通りの多い通り沿いに面していながら緑に囲まれており、お店の外でも腰掛けたり寛げる場所があります。
外観から素敵な雰囲気。座るのにちょうど良いサイズの石やおしゃれなベンチが迎えてくれます。お散歩中にちょっと休憩してね、とお店が歓迎してくれているようです。
赤いポールはワンちゃん用のリードをかけておけるドッグポール。お散歩中にテイクアウトを求めて立ち寄ることもできます。
店内はヴィンテージテイストの落ち着いた空間。
レトロ感もあり、ゆっくりとした時間が流れているよう。照明の形や椅子などの一つひとつに個性があり、来るたびに新しい発見ができそうです。
「多国籍料理」で地元を盛り上げたい
マネージャー兼シェフの山田悠貴さん。お店のコンセプトづくりからメニューの考案まで行い、普段はキッチンに立ちあたたかく迎えてくれます。
– 多国籍料理のきっかけを教えてください。
山田さん:「アメリカ・ニューヨークへの留学を経験し、日本とは違った文化や食に影響を受けました。帰国後は東京で約6年間、アジア・中華・地中海などさまざまなジャンルのお店で経験を積んだことで、「多国籍料理」の根幹ができてきました。その頃から、いつかは地元に戻り地元に貢献したい、何か自分にできることはないかと考えていました。」
いつかは地元である名古屋市西区で、地元の方たちが喜ぶことをしたいと考えていたという山田さん。
山田さん:「自分に何ができるかと考えていた時に、地元の方々の声をたくさん収集しました。その中で「個性的な飲食店があるといいな」という声が多くあったんです。そこから、「多国籍料理」を軸に、食でいろんな事を知るきっかけになって欲しいという思いが強く固まりました。」
2019年にはお店をオープンしようと動き出した山田さん。しかし、新型コロナウイルスの影響で延期を重ね、2022年4月に満を持してのオープンを迎えました。お店は美容院と併設されていて、どちらも改装しカフェは新しくオープン。
お店のコンセプトや内外装デザインまで、心地よく過ごせるようこだわったそう。
店内はオープンキッチンスタイル。ゆっくりとした時間が流れる中、待つ間もお料理の音や香りが心地よく流れてきます。
山田さん:「ベルリンの、ある方のお住まいがとても素敵で。そのアットホーム感を参考にさせてもらいました。」
おいしさのライブ感も伝わり、待つ時間も至福の時間になりそう。
また、食材選びにもこだわりが。
山田さん:「できるだけ地元の食材を使用しています。地元の食材もそうでない食材も、生産者さんの顔がわかる物を使いたい。生産者さんの元へ足を運び、顔を合わせて食材を選んで使っています。つくった人の顔がわかる食材を使ったお料理でお客様をもてなしたいんです」
多国籍なブレックファストとブランチ
11時まではブレックファストタイム
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oriブレックファストプレート(¥1,000)
ブレックファストタイムは、比較的地元の方が多く動かれる時間だそう。
自家製スコーンやターキーハム、地元野菜などがワンプレートで楽しめるブレックファストプレートが一番人気だそう。スコーンに発酵バターをたっぷり塗って、贅沢なひとときを楽しめます。
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自家製グラノーラ(¥900)
自家製グラノーラの朝食もご用意。ヨーグルトやベリーと共にいただくヘルシーな美味しさです。
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オリジナル鹹豆漿(シェントウジャン)と台湾おにぎりのセット(¥1,100)
台湾ではポピュラーな鹹豆漿(シェントウジャン)。豆乳をベースに、食べやすく馴染み深い美味しさが味わえます。夏にはこのスープをベースにした冷製豆乳胡麻素麺が登場しています。
昼11時からはブランチタイム
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oriのビビンパ(¥1,380)
その時期おすすめの多国籍料理を楽しめます。
人気は、通年通して提供しているという彩り豊かなビビンパ。生野菜と発酵食品をふんだんに使い、エジプトなどで使われるデュッカスパイスと自家製のあとがけオイルでoriオリジナルのおいしさが味わえます。
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季節のオープンサンド(¥1,430)
季節のオープンサンドはテイクアウトでもおすすめ。取材時には、フェタチーズとズッキーニのオープンサンドが登場していました。フェタチーズは山羊のミルクからつくられたギリシャではポピュラーなチーズで、フレッシュな野菜との相性が抜群。フレッシュなズッキーニとハーブを一緒に乗せた爽やかなサンドです。
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ビビンバとオープンサンドがテイクアウトできます。コーヒーと一緒にどうぞ。
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冷製ボルシチのセット(¥1,320)
メニューには、ユネスコの無形文化遺産としても登録されたボルシチも。ウクライナ支援も見据えて考案されたメニューで、oriで何かできることをしたいとの思いからはじまりました。「食べて、世界のことやウクライナのことを知ってもらえたら」と語る山田さん。
カフェとデザートも
oriオリジナルブレンドコーヒー
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オリジナルブレンドコーヒーはアメリカーノ(¥500)ラテ(¥600)で提供しています
oriと同じ西区内にあるスペシャルティコーヒー専門店「Albert Coffee Roasters(アルバートコーヒーロースターズ)」の、oriオリジナルブレンドコーヒー。品質のグレードが高く、基準を超えるものにしか与えられないというスペシャルティコーヒー。提供するコーヒーは全てoriオリジナルブレンドコーヒーで、アメリカーノやラテでコクと深みあるおいしさを味わえます。
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写真はスコーンアイス(¥750〜)、スコーン単品(¥300〜)、アイス単品(¥550〜)フレーバーによりお値段が異なります
朝食でも登場したスコーンはブランチタイムにも楽しめます。こぶし大の大きさのスコーンがお皿に乗っていて大きさに驚き。小さめのスコーンが二つの場合もあるそう。
スコーンは注文毎にオーブンで外はさっくり・中はふんわりと焼き上げています。
特にアイスクリームと一緒に食べるのがおすすめです。
oriのアイスクリームは、神奈川県川崎市にある人気アイスクリーム店「BIG BABY ICE CREAM®︎」のもの。卵不使用なのにコク深くすっきりとした甘さで、シンプルなのに何度も食べたくなる味。常時数種類のフレーバーが登場しています。山田さんが東京で生産者の方に出会い、その味に惚れ込んでお店にだしているアイスクリーム。夏場は食べ歩き用にもカップやコーンでのテイクアウトができます。
また、oriでは裏のお庭にハーブ菜園を設けていて、取材時にもお料理に添えるハーブを摘みに行くスタッフさんの姿が見られました。お皿に乗るハーブやお花は全て食べられるもの。摘みたてのフレッシュハーブは見た目にも味わいにも爽やかさを加えてくれています。
oriブレンドのコーヒー豆だけでなく、店内で提供しているドリンクも産地や生産者もわかる素材のおいしさが伝わる品。ご自宅用に購入することもできます。
さまざまな国の料理を、食べやすく馴染みやすいオリジナルの料理として提供するori。心地の良い空間で、ちょっとだけいつもと違う世界の新しいおいしさに出会ってみては。