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こんにちは。絵本で遊ぼう「森の本棚」を主催している吉田ますみです。絵本の世界で遊ぶ楽しさを伝える「森の本棚」の絵本コラムがスタートしました。
大人になり絵本を読むようになったきっかけは二人のわが子たち。子どもたちと過ごす中で大きな助けになり、生活の中に絵本がある事が当たり前になりました。
いつしか絵本は自分自身の楽しみになり、園や学校、イベントなど絵本にまつわる色々なシーンに携わり気が付けば20年。この絵本コラムでは、手に取りたくなるような素敵な絵本がたくさんあることを伝えたい。そしてみなさんの「かけがえのない一冊」に出会うきっかけになれたら嬉しいです。
草叢BOOKS 新守山店
草叢(くさむら)BOOKSは、日常(ラフ)と上質(ラグジュアリー)の間、”ラフジュアリー(日常的上質生活)な時間“をコンセプトに、暮らしを彩る新しいモノとの出会いや、Caféで過ごす豊かな時間、お店で出会う人とのつながりやコミュニティを通して、自分らしく豊かなライフスタイルを提案する新しいスタイルの書店です。
品揃えは新本・中古本あわせて、地域最大級!児童書・絵本コーナー共に広く、ゆったり過ごせるキッズコーナーもあります。
今回は、草叢BOOKSスタッフの皆さまと選んだ3月の絵本をお届します。
3月といえば、
桜やたんぽぽ、すみれにつくし、日々変化する風が春の訪れを告げてくれます。
季節の行事では桃の節句、ホワイトデー、春の彼岸入りに春分などがあり、卒園や入園、進級など、子どもにとっても大人にとっても節目となります。喜びの季節でもあり、別れの季節でもありますね。
季節を感じ、行事が学べ、子どもたちのお祝いにもぴったりな、この時期におすすめの絵本ををご紹介します。
いろいろ1ねん
作:レオ・レオーニ
訳:谷川俊太郎
出版社:あすなろ書房
ISBN:9784751519783
初版:2000年1月
対象: 3歳くらいから
北出(児童書担当):「ふたごの子ねずみウィリーとウィニーが、木のウッディに出会って過ごす1年間。名作だらけのレオ・レオニ作品の中でも特に大好きな、心が温かくなる素敵なお話です。縦長の判型もまたかわいい。」
「和」の行事えほん 春と夏の巻
作:高野紀子
出版社:あすなろ書房
ISBN:9784751523919
初版:2006年6月
対象: 5歳くらい
吉田(森の本棚):「行事の由来や意味などが丁寧にわかりやすく表現されています。読んであげるなら3歳くらいから、子どもが読めるようになると自分で由来や意味を知るきっかけとなり、季節の行事はますます楽しくなります。
大人にとっても意外と知らない事が多く、保育や学校現場でも役に立ち、プレゼントにもらってもうれしい一冊。シリーズで秋と冬の巻もおすすめです。」
はるかぜさんぽ
作:えがしら みちこ
出版社:講談社
ISBN: 9784061333178
初版:2017年3月
対象: 2歳くらいから
北出(児童書担当):「水彩で描かれた絵が素晴らしすぎる1冊です。そのあたたかさ、やわらかさ、さわやかさは、まさにタイトル通り。そしてなにより主人公の女の子のぷにぷにした感じがよく出てる!」
たんぽぽ
文・絵:荒井真紀
出版社:金の星社
ISBN:9784323072739
初版:2015年3月
対象: 3歳くらいから
吉富(副店長):「春の野に咲くたんぽぽの花は、ひょっとしたら子どもにとっていちばん身近な、気の置けない友達のような花ではないでしょうか?リアルな細密画で描かれたこの1冊を携行すれば、春の散歩がもっと楽しくなるはずです。」
おはなみくまちゃん
文:シャーリー・パレントー
絵:デイヴィッド・ウォーカー
訳:福本友美子
出版社:岩崎書店
ISBN:9784265851218
初版:2018年2月
対象: 2歳くらいから
吉田(森の本棚):「アメリカの作家 パレントー・シャーリーと、絵はウォーカー・デイヴィッドのシリーズ作品。くまちゃん達はお弁当を持ってお花見に出かけます。お弁当を食べたり、たこあげをしたり、風に乗って遊びます。くまちゃんたちの最高に楽しい1日が優しいタッチで可愛らしく描かれています。
子どもたちと、この絵本を持ってお花見に出かけたくなる。そんな一冊です。」
ひなまつりルンルンおんなのこの日!
作:ますだ ゆうこ
絵:たちもと みちこ
出版社:文渓堂
ISBN:9784894237735
初版:2012年02月
対象: 4歳くらいから
吉田(森の本棚):「ケロポンズのますだゆうこさんがストーリーを書き、colobockle(コロボックル)のたちもとみちこさんが絵を描く季節のイベント絵本シリーズです。ひなまつりの日、おてんばなおひなさまたちが大冒険をはじめてしまい、さぁ大変!
ひなまつりの由来や、各地のお祭りの紹介、お料理レシピまであって、これ1冊でひなまつりが楽しくなること間違いなしです!」