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名古屋市を中心に、新築デザイン住宅・リノベーションを手がけている“家づくり”のプロ集団「パパママハウス(以下:PMH)」。今回は緑区の本社に伺い、創業メンバーでありPMHブランディングを手がける企画部長の山田ゆうさんに、創業当時のエピソードからPMHの家づくり、今後の展開までじっくりとお話を聞いてきました。
はじまりは本物のアメリカンホーム
PMH緑区本社
今年で創業28年となるPMH。最初にPMHのはじまりからお伺いしました。
山田さん:「PMHのはじまりは、創業当時の社長が「本物のアメリカンホームを建てたい」と思いついたことがきっかけでした。当時は建築とデザインを請け負う会社で、私はアルバイトとして勤めていました。
当時はグラフィックデザイナーとして手伝っていたのですが、人が少なかったこともあってコーディネーターも兼任することになったんです。今のように○○スタイルの家っていうのが少なかった時代でしたので、アメリカンホーム自体がわからない人も多かったんです。ましてや会社名もパパママハウスなので「ベビーシッター屋さん?」って言われるくらいでしたね。」
企画部長の山田ゆうさん
山田さん:「当時の社長はとても面白いプランを描く方で、設計図というよりは、夢の絵を描いてるような感じ。「こんな家が本当にあったらいいのにね」という理想を現実に変えてしまうような発想力がありました。それがとても魅力的で、次第にお客様にも伝わるようになっていきました。この夢のような家づくりが、現在のPMHの自由度の高い家づくりにつながっています。」
PMHの強みは「自由度」「人」「ブランディング」
PMHの手がける家は、一つとして同じ家がありません。そこには、オーナー様との信頼関係を築き、「どんな家がいいのか」「どんな暮らしがしたいのか」しっかりとヒアリングするからこそ、オンリーワンで自由度の高い家が実現することができます。
山田さん:「PMHの強みは何よりも自由度の高さです。例えば、あるお客様からご自身で買われたアンティークのスプーンをどうしても”建具のつまみにしたい”という要望をいただきました。スタッフ同士でどうやって穴を開ければいいのか、どうやって付ければいいのかを真剣に考えて形にしました。それくらい一つのことにも真剣にお客様と向かい合っています。」
ビンテージコレクションやアートにも造詣が深いオーナー様が、自らデザイン&プロデュースした“Vintage Decorative house”。
施工事例をみてもどれもテイストはバラバラです。
山田さん:「なぜこれだけ真剣になれるのかというと、PMHのスタッフはお客様と同じくらいワクワクしながら家づくりに携わってるからなんですよね。お客様がしたいことを聞いて、どんどんそれを取り入れて、お客様の理想の家を一緒につくりあげていきたいという強い想いがあります。
「お客様の力になりたい!」「よろこんでいただきたい!」と心から思っているスタッフが本当に多いんです。スタッフが一丸となれるからこそ、今のような自由度の高い家づくりをすることができています。」
山田さん:「お家が完成してから撮影に伺うのですが、多くのお客様がPMHの決め手は「人」だと口を揃えて言ってくださるんです。スタッフの想いがお客様に伝わっているのは、とてもうれしいことです。
2カ月に1回は、オーナー様のお宅見学会も開催しています。実際に、建ててしばらく住まわれてる方の声が聞けるのはとても参考になるはずです。快く受け入れてくださるお客様が多くいらっしゃるのも関係が良好な証拠なことなので、本当にありがたいですね。」
PMHが自社でつくっているライフマガジン。現在12号目に向けて準備中
山田さん:「PMHのもう一つの強みは、カタログやチラシなどのデザイン面も自社でブランディングをしていることです。オープンハウスをやる際は、担当コーディネーターに話を聞いて世界感をつくりあげていくようにしています。ただ写真を撮るのではなく、自分たちの伝えたいことを人任せにしないっていうことを大切にしています。
また、2007年からは定期的にライフマガジンも制作しています。これを作ったきっかけは、悔しかった時代があったからなんです。当時はこんないいものつくっているのにどうして見てくれないんだろう、伝わらないんだろうっていうもどかしさがありました。」
山田さん:「家ができました!っていう表面的なものじゃなくて、PMHはこういう会社だよっていう中身を届けたいと思ったんです。最初はなんで表紙は家じゃないの?って批判もありました。ライフスタイルって言葉が今のように浸透する前でしたからね。
それなら全部自分でやろうと思い、カメラマンもデザインも文章もすべて1人ではじめたんです。そして、つくったライフマガジンをいろんなショップさんに置いていただきました。こうしていくうちに、次第にお客様からも楽しみにしてるよって言っていただけるようになって、その言葉が原動力となり現在まで続けてくることができていますね。」
シンプルで飽きのこない家づくり
今後の目指す家づくりについてもお伺いしました。
山田さん:「以前は○○ブームや○○スタイルの家が流行っていたんですが、最近はブームがないんですよね。それぞれが個々の暮らしを楽しむようになってきたんです。テイストも、したいこともバラバラなんです。次は何かブームがくるのかな?って思ってはいたんですが、私が住宅業界に入って初めて、ブームがないんです。
だからこそPMHでは、流行りに囚われることなく、シンプルで飽きのこない家。お客様が長く愛し続けられる家をご提案していきたいと思っています。最近ではDIYブームもあって、お客様が積極的に家づくりに携わろうとしているのもいい傾向だと思っています。暮らすことを楽しむ人が増えていくとうれしいですね。」
自由度の高い家づくりだからこそできる!
家族の思い出に変わる「セミハーフビルド」
材料や道具は無料貸し出し。セミハーフビルドレクチャーは2日間実施します。
PMHではお客様が積極的に家づくりに参加できる「セミハーフビルド」というプランもご提案しています。自由度の高いPMHだからこそ叶えることができるプランです。
山田さん:「この企画は、家族で家づくりの思い出を作っていただきたいというスタッフの想いからはじまりました。一生暮らす家だからこそ、家づくりで思い出に残る「最高の体験」をしていただきたいと思っています。セミハーフビルドに挑戦したい方は契約の段階で、プロに任せる部分と自分たちで行う部分を決めていきます。
もちろん事前のレクチャーを行い、現場監督やコーディネーターがサポートしますので安心して挑戦していただけますよ。ご家族みんなで家づくりをすれば、多少失敗したとしてもそれが思い出に変わりますし、より一層家に愛着がわくはずです。」