【閉店】大切な人を想うお茶。漢方ハーブティーカフェ「sasamary cafe(ササマリーカフェ)」

掲載日:2020.03.06
【閉店】大切な人を想うお茶。漢方ハーブティーカフェ「sasamary cafe(ササマリーカフェ)」

<追記>
カフェは閉店になりました。

漢方とハーブを組み合わせた独自のブレンドで、全国に根強いファンを持つ漢方ハーブティーブランド「sasamary(ササマリー)」。女性たちから熱い支持を得ている同ブランドが2020年1月8日に、満を持してカフェをオープン。

漢方は「苦い」「まずい」「敷居が高い」といったマイナスイメージを払拭し、誰でも気軽に、おいしく飲める漢方ハーブティーを提案されています。

今回は、代表の笹村真理子さんに、商品開発のエピソードから漢方ハーブティーの楽しみ方までたっぷりとお伺いしてきました。

ササマリーカフェがあるのは、名古屋市東区。コールドプレスジュースの人気店「hineli(ヒネリ)」内です。コラボカフェという形で、今回のカフェが実現されました。

洗練された店内は、センスよく居心地も抜群。隣にはヘアケアサロンも併設されているので、ヘアカット後にお茶を飲みに寄る方も多いのだとか。

ダイエットと肌荒れに悩んだ学生時代

ササマリー

「ササマリー」を手がけたのは、自身が薬剤師でもある代表の笹村真理子さん。はじめに開発秘話を伺いました。

笹村さん:「学生時代の私は、ぽっちゃり体型がすごくコンプレックスで、ありとあらゆるダイエットを試していたんです。痩せればキレイになるんだ。と信じ込んでいたので、過度なダイエットを繰り返すようになっていきました。

りんごだけを食べる、こんにゃくだけを食べるといった、今思えば体にすごく負担のかかるダイエットをしていました。その結果どうなったかというと、生理が止まり、ひどいニキビに悩まされるようになりました。顔だけでなく、鎖骨の下まで真っ赤なニキビ。マスクをしないと、外出もできないような状態。PMSもひどかったので、毎月の生理は本当に大変でしたね。」

何をしても治らないなら、薬剤師になろう

ササマリー

笹村さん:「今度は、このヒドイ肌荒れを直すために、皮膚科・美容外科・エステなど、ありとあらゆるものを試しました。いいと言われた美容ドリンク・サプリ・薬・化粧品、やれることはすべて手を尽くしたのに、ニキビは悪くなるばかり。もう気分はどん底です。人にも会いたくないし、当時の自分に自信なんてまったくありませんでした。

薬剤師を志したのも、この肌荒れを直したかったからなんです。何をやってもダメなら、自分で治そう。そんな藁にもすがる気持ちで、薬剤師になりました。」

漢方薬との出会い

気血水茶シリーズ

大学卒業後、漢方を扱う調剤薬局で勤務する中で、笹村さんに変化が見えはじめます。

笹村さん:「働いていた薬局で言われたのが生活の見直しと漢方だったんです。ただ、正直そんなこと言われても、そんなの関係あるの?いろいろやってだめだったから半信半疑だったんです。でも最後の頼みの綱じゃないけれど、あきらめきれない自分がいたので、試してみることに。

もともと、すごく冷え性で常に体温が35度代。血圧も上が80くらいで、もうどうやって生きてるの?って状態。だけど、自分のニキビが治ればいいくらいだったから、そこが影響してるなんて思いもしていませんでした。

でも、体ってつながっているから、ニキビが治らなかったのは、薬が悪いわけでも、お医者さんが悪いわけでもない。自分の生活が悪かったら治らなかった。そこに気がついたとき、睡眠はしっかり取ろう、栄養は気をつけようって、意識が変わりはじめました。ようやく長年悩まされてきた肌荒れが治ったんです。」

人に伝えていくことが自分にできること。

笹村さん:「自分自身が経験したことで、改めて漢方薬のすごさを感じましたね。私がニキビに本当に悩んでいたとき、治るって言ってくれる人はいませんでした。でも自分の体をいたわり、そういうところに目を向ければ治るということを知りました。キレイになりたいと頑張ってる方に「体って繋がっていて、意識を向ければ大丈夫なんだよ。」ってことを伝えていきたいと思うようになりました。

ニキビで悩んでいた患者さんがキレイになっていくとすごく前向きになるんです。見た目も、性格も変わっているのをみていたとき、これが私のやっていきたいことなんだって感じました。悩んでる人の役に立ちたい!だけど、漢方薬局にいる限り、一般の方には届かないなって思いがあったんですね。

漢方薬局は入るのに勇気がいるし、高いし、続かない。本当に悩んだ人は来るかもしれないけど、その前に悩んでる人のがいっぱいいるんですよね。このままじゃだめだ!と思い、30歳になったときに起業することを決意しました。」

西洋素材(ハーブ)と東洋素材(和漢植物)を融合したお茶を

人気ナンバーワン!気血水茶「美」

笹村さん:「妊娠しているときに、便秘・イライラ・不眠など不調がありながらも薬が飲めなかったので、ハーブティーの勉強をはじめたんです。そんな中で、漢方とハーブって考え方が同じなことに気づき漢方の考え方をベースにしたお茶をつくることを決めました。

ササマリーのお茶は、西洋素材(ハーブ)と東洋素材(和漢植物)を融合したオリジナルブレンドティーです。何よりも、飲みやすい、おいしい漢方ハーブティーをつくるため成分配合からパッケージのデザインまでとことんこだわっています。

ただ当時の私はつくりたいお茶はあるのに、人脈なし、コネなし、経験なし、販路なしの状況。手当たり次第に、工場を探しては門前払いの連続でした。でも、絶対に味の妥協も効果も、もちろんデザイン面でも妥協したくなかったので、とにかく何度も交渉を重ねた結果、ようやく思いの通じた工場に出会うことができました。「優しさと温もりを大切な人に届けたい」「目の前にいる人に寄り添い、サポートしたい」そんな想いで、このお茶を届けています。」

笹村さんの壮絶な経験があったからこそ誕生した「漢方ハーブティー」。女性たちにもっと自分を大切にしてほしい。向き合うきっかけになってほしいという想いがお茶に込めらています。だからこそ、想いに共感した女性たちが繋がり、多くの支持を得ているのだと感じました。

漢方ハーブティーは全部で8種類

テイクアウト400円(税別)

テイクアウト400円(税別)

テイクイン600円(税別)

ササマリーカフェでは、症状に合わせて8種類の漢方ハーブティーを提供しています。はじめての方におすすめな気血水茶3種類、体質や体調の変化にとっておいしさの変わる五行水茶5種類です。

テイクインですと各600円、テイクアウトは400円です。マイタンブラー持参で50円引きになるのもうれしいポイントです。メニューには症状別で書かれているので、気になるものを選んでみてくださいね!

スポット詳細

【sasamarycafe】
住所  :愛知県名古屋市東区葵1-6-3(ヒネリ内)
営業時間:10:00~19:00
定休日 :火曜日・第1月曜日・第3月曜日
http://www.sasamary.com/

※笹村さんは毎週木曜日にsasamaryカフェに在席されています。
※薬膳弁当は木曜日のみご予約が可能。

▼木曜日の来店と薬膳弁当のご予約はLINE@から
sasamaryカフェ公式LINE
http://nav.cx/xSFuNxN(検索 @024ewhbi)

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