見て、体感して、知る。富田製材の家づくりがまるごと知れるショールーム

2017.10.30
富田製材ショールーム

創業昭和5年、父子三代続く工務店「富田製材」。岐阜県美濃加茂を中心に、地域に愛され支えられ、本物の木の家をつくり続けています。「木の家ってどうなの?」「どんなお家を作ってくれるの?」ネット上や資料だけではわからないこと、不安なことは多いですよね。そこで今回は、岐阜県加茂郡富加町にある富田製材のショールームを実際に訪れてみました。

 

富田製材のショールーム酒向社長に、ショールームを案内していただきました。

 

すぎ材のフローリング床のフローリングに使われているのは、スギ材。


もともとは製材会社からスタートした富田製材。ショールームに入ると、優しい木の香りに包まれます。木の香りって良いですよね。一瞬でホッとした気持ちになりました。

 

自身の体験をもとにしたアイディアが詰まったキッチン

 

ショールームのキッチン


家族みんなが毎日使う水回り。特にキッチンなどは女性が一番気になるポイントなのではないでしょうか。酒向社長ご自身も、富田製材で家を建て住んでいるそう。キッチンには、ご自身や奥様の実際の体験をもとにしたアイディアがたくさん詰め込まれていました。

 

ショールームのキッチン

シンク下

 

酒向社長:「例えばこのシンク下。通常のキッチン周りは少しでも収納スペースが多い方が良いと、この部分も収納にする方が多いですよね。ですが、あえてシンク下は空けるようにご提案をしています。その理由は、料理をするときの姿勢。ここが空いていることによって、足を奥まで入れることができ、カウンターに身体をあずけることができます。なので、すごく腰が楽なんですよ。それにこうして、ゴミ箱を入れることもできますしね。」

 

Life Designsスタッフも体験させていただきましたが、カウンターに体重をあずけることができ、とても腰や背中が楽でした。毎日料理をするキッチンだからこそ、こうした心遣いは大切ですよね。

 

キッチン横のワークスペース

 

キッチンの横にはこのようにワークスペースが設けられています。こちらも酒向社長ご自身のお宅でも取り入れられているアイディアなのだそう。

 

酒向社長:「左側の棚には、学校のプリントなど、ごちゃごちゃしがちな小物を収納できるスペースになっています。可動式のラックが入るようにしているので、生活スタイルに合わせて、変化させることができます。右側の棚には、米びつが収納されています。ファミリー用の大きめの米びつって意外と置き場所に困るんですよね。でも、ここなら湿気も気にせず、生活感もなく収納ができますよ。」

 

価格で選ぶのではなく、特徴を知って選んでもらう

 

「セルロースファイバー」の吸音体験

 

こちらのコーナーは、富田製材ではどんな素材が使われているのか、どんな構造で建てられているのかを、模型や実際の素材を見ながら知ることができます。デザインだけでなく、こうした家づくりの裏側も知ってもらい、納得してもらった上でしかその後のステップには進まないそうです。

 

説明する酒向社長

 

まずは断熱材。富田製材では、新聞紙を再利用した「セルロースファイバー」、「パーフェクトバリア」もペットボトルを再利用した素材で、そのほかにも羊の毛を使用した「ウールブレス」、高気密高断熱の「吹き付けウレタン」の四種類を取り扱っています。

 

セルロースファイバーの吸音体験


今回は富田製材として推奨している「セルロースファイバー」の吸音体験を実際に見せていただきました。

 

酒向社長:「セルロースファイバーは新聞紙をリサイクルしてつくる再生品のため、吸湿・放湿に優れています。ホウ酸を含んでいるので、虫が寄りつきにくいというメリットもあり、シロアリなど害虫対策になります。また、自己消化機能があり、万が一の家事の場合でも、火が燃え広がりにくいです。今回はもう一つの特徴である、吸音の効果が実際どれくらいなのか実験してみましょう。」

 

「セルロースファイバー」の吸音体験防犯ブザーの大きな音がしています。


防犯ブザーをセルロースファイバーが詰め込まれた箱の中に入れ、その上からセルロースファイバーで覆い蓋をします。家の断熱材と同じ状態です。

 

「セルロースファイバー」の吸音体験


なんと、先ほどまでの大きな音が嘘のように静かになりました。House Designsスタッフも「まさかここまで吸音してくれるなんて!」とビックリです。これなら小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、音楽などが趣味のご家族も安心ですね。調湿機能もあり、虫も防いでくれて、音まで吸収してくれるセルロースファイバー。とても優秀な断熱材ですね。

 

酒向社長:「セルロースファイバーは、他の断熱材に比べ少しコストはかかります。ただ値段で選択していただくのではなく、こうしてご自身で体感していただき、少しでも多くメリットもデメリットも知っていただいた上で、お客様には選択していただきたいなと思っています。」

 

プロとして出来るだけ知識を伝えたい

 

筋交い金具
富田製材で使われている筋交い金具

 

筋交い金具一般的に多く使われているボックスタイプの筋交い金具


こちらは富田製材で使用されている筋交い金具と、一般的な筋交い金具です。筋交い金具とは、柱と柱の間に斜めに渡す補強材を止める金具のことです。筋交いは、地震や風圧などの水平力による建物の変形を防ぐための部材です。

 

酒向社長:「お客様にはプロとしてできるだけ知識をお伝えしたいなと心掛けています。例えば、この筋交い金具。一般的には、ボックスタイプのものが使われることが多いです。ただこの金具ですと、地震の時にビス止め部分から木材が避けてしまいます。そこで、私たちはこのような筋交い金具を使用しています。この曲がった金属部分が衝撃を吸収し、木材が避けるのを防いでくれます。この金具の価格差は一個数百円です。こうした壁の中の見えなくなってしまう部分も、できるだけ良い情報をお客様にお伝えして、選択していただけるようにしたいなと考えています。」

 

実際にこの後、2つの金具の強度試験の映像を見せていただきました。一般的な金具は震度6設定すると1回目で木材に亀裂が入ってしまいましたが、富田製材で使われている金具は数回実験を繰り返しても、亀裂が入ることはありませんでした。自分ではなかなかこうした専門的な情報は得難いですよね。家の専門家がこうして教えてくれるのは、非常に参考になります。

 

自然素材の良さは体感しないとわからない

 

富田製材ショールーム

和紙クロス和紙クロス。木のチップが含まれています。


創業80年、本物の木の家をつくり続けている富田製材では、木材だけでなく、他の素材にも非常にこだわりを持って家づくりをしています。できるだけ自然素材を使用し、健康的な住まいをご提案しています。床は無垢フローリング、壁は和紙クロスを主として使っています。

 

無垢フローリングと合板フローリングを水に付けたもの


こちらは無垢フローリングと合板フローリングを水に付けたもの。接着剤や塗装などが溶け出しているのが、一目瞭然。この化学物質は温められることで気化し、空中に舞ってしまいます。特に小さな赤ちゃんは、床との距離が近いので、この物質を吸い込んでしまっていると思うと恐ろしいですよね…。

 

体験コーナー


しかし、目で見ても本当に空中に気化しているのかは、なかなかわかりにくいです。そこで富田製材では、このような体験できるコーナーがつくられています。右側がビニールクロスと、合板フローリングを使用した一般的な住まいを再現した空間。左側が和紙クロス、無垢フローリングを使用した自然素材の住まいを再現した空間。一般的な住まいを再現したものは、引っ越し後のアパートのようなにおいがしました。

 

体験コーナー


続いて、自然素材の住まいを再現した空間。「わぁ〜全然違う!空気がきれい!」とHouse Designsスタッフも感激。(この表情を見れば、一目瞭然ですね)こうした素材の特徴も、実際に体感するからこそ、理解を深めやすいです。その他にも、建具、外壁材、屋根など実際の素材を、実寸大でみて知ることができます。

 

ママパパ安心!キッズスペース

 

キッズスペース
キッズスペースのベンチも、富田製材の造作です。


ショールームには、キッズスペースが設けられています。女性スタッフの方がお子様を見ていてくれるそうですので、安心してご家族で来場できますね。

 

富田製材ショールームのスタッフさん
ショールームでは、とても話しやすい女性スタッフさんたちが出迎えてくれます。


富田製材では、ショールーム、モデルハウス、見学会などを通し、まずは自社の家づくりをしっかり知っていただき、その上でお客様にとってのベストパートナーとしてふさわしいのかを判断してほしいと考えているそうです。「木の家を建ててみたい」「自然素材の家って気になるな」「安心して家づくりをしたい」そんな方は、ショールームや、モデルハウスで、富田製材の家づくりへの想いを聞いてみてはいかがでしょうか。

 

富田製材ショールーム ※モデルハウスは要予約
〒501-3305
岐阜県加茂郡富加町滝田1217-7