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緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。今回は、豪華客船で行くバルト海クルーズを前編・後編でご紹介します。
皆さんクルーズ旅行へ行ったことがありますか?日本にいると、なかなかそういう機会も無いと思うのですが、ここスウェーデンでは「クルーズ旅行」がとても人気です。私もよくちょっとした楽しみに、気分転換にとクルーズへ出かけています。それくらい気軽に行け、思い出に残るのがスウェーデンのクルーズ旅行。
ストックホルム発のクルーズというと、大きなメインのクルーズ会社が3社あるのですが、今回はそのなかでも「船内一泊旅行」にお勧めのBirka社のクリスマスクルーズをご紹介します!
乗り込むのは上の写真の船です。なんと11階建てで一番上のフロアはクルーズ中にランニングが出来るようになっています。船の中にはレストランにクラブにスパ、プールに免税店と、何でもあります。
なぜBirka社がおすすめかというと……こちらのキャビン!ストックホルム在住デザイナーAlexander Lervikが手掛けた「CABIN DESIGN」があるからです。
一般的なキャビンや、Birka社でもこちらのデザインキャビン以外は皆さんがご想像するような折り畳みベッドに小さな部屋、丸い窓がついたちょっと不便な小さなキャビンが多いのですが、こちらのデザインキャビンはホテルの一室に泊っているかのような過ごしやすさ!
沖へ出ますので、クルーズ中に携帯の電波が切れてしまったり、キャビンのあるフロアによっては船内wifiが届かなかったり……など不便もあるのですが、こちらのキャビンはwifiもバッチリ。ふかふかのベッドに大きなテレビもついています。
値段はその都度タイミングによって変わりますが、このお部屋は1部屋5,000~10,000円ほど。ツインかダブルか選べます。2人で泊まれば一泊クルーズしてこの値段のみ。普通のホテルに泊まるのと同じくらいの値段か、ストックホルムの相場よりかなり安いので、クルーズ船で1泊旅行をした方がお得という事になります。
さて、今回ご紹介するのはクリスマスクルーズですので、目玉はこちら、Julboadになります。Julboadはスウェーデンの伝統的なクリスマステーブルのお料理の数々。
船には何軒ものレストランやカフェ、バーがあるのですが、Julboadは日ごろビュッフェ料理を提供しているこちらのレストランSjösalenで楽しむことが出来ます。
上の写真、なんとレストランの中の様子です。クリスマスに合わせてこんなに素敵なデコレーションがされていました。レストラン内は白が基調になり幻想的です。
席の予約の仕方はとても簡単。ネットでクルーズ旅行を予約すると予約番号が発行されるのですが、船に乗る前に自動チェックインマシーンに番号を打ち込めば、キャビンのカードキーや予約したビュッフェの座席番号が記載されたカードなど、必要なもの一式が手に入ります。チェックインも機械で楽々です。
あとはビュッフェ開始時刻を待って、カードに記載されている座席番号の席へ行けば好きに食事を楽しむことが出来ます。
Julboadは特別なクリスマスシーズンのみ。仮装をしたスタッフが迎えてくれます!通常時に何度も利用したことがあるのですが、クリスマスシーズンにJulboadを頂くのはこの時が初めてでしたので、まるでどこかのテーマパークに来たかのようなその変わりように大変驚きました!