【閉業】大河ドラマの世界観にどっぷり浸かろう!「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」へ行ってきました

掲載日:2020.12.07
【閉業】大河ドラマの世界観にどっぷり浸かろう!「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」へ行ってきました

大河ドラマ史上初めて越年が決定された「麒麟がくる」。数々の名シーンが日本中の大河ファンに感動を届けている中で、「道三ロス」という言葉が生まれるほど注目を集めたのが本木雅弘さん演じる斎藤道三です。美濃編のラストでは道三と伊藤英明さん演じる高政(道三の嫡男)との親子対決に、多くの人が涙したのではないでしょうか。

今回は、斎藤道三ゆかりの地である岐阜市に開設されている、「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」へ行ってきました!大河ドラマの世界観を肌で感じられる魅力たっぷりのスポットです。

金華山の麓に位置する
「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」

麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館

「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」は、岐阜公園内の岐阜市歴史博物館の2階にあります。大河ドラマの放送期間に合わせ、2020年1月11日〜2021年2月14日までの期間限定で展示を行っています。

館内では大河ドラマの舞台裏やキャストの衣装、撮影に使われた小道具など、さまざまな展示が行われ、8つのコーナーに分けられています。

①ドラマシアター
②美濃三傑 麒麟がくるの世界
③ようこそ稲葉山へ
④もっと知りたい 体験!戦国時代
⑤体感 信長の間
⑥麒麟がくる 制作の舞台裏
⑦歴史博物館 所蔵品展示
⑧再見!麒麟がくる

それではさっそく、出発しましょう!

出演者インタビューやメイキング映像が観られる! ①ドラマシアター

ドラマシアター

岐阜市歴史博物館の入り口を通り階段を上ると、さっそく大きなパネルが登場。左の通路へ進むと、ドラマシアターです。

ここでは美濃三傑と呼ばれる明智光秀(長谷川博己)、斎藤道三(本木雅弘)、織田信長(染谷将太)にスポットを当て、ドラマ出演者のインタビューやメイキング映像を公開。どのような思いで役に挑んでいるか、また撮影における工夫やCG加工など、ドラマを創り上げるこだわりにも触れられます。

「麒麟がくる」の大河ドラマ館は、岐阜市のほかに可児市、恵那市、京都府亀岡市の3箇所ににありますが、86インチのモニター×3画面で観られるのは岐阜だけ。5.1chのサウンドと照明演出でより高度な臨場感が楽しめます。

ドラマに登場する道具や衣装を間近で! ②美濃三傑 麒麟がくるの世界

美濃三傑 麒麟がくるの世界

続いては、「麒麟がくる」の世界へ。登場人物の紹介や相関図、エピソードなどがわかりやすく展示されています。さらにドラマに登場する衣装や実際に使われた小道具なども間近で見ることができ、ドラマの世界へぐっと引き込まれます。

上の写真は明智光秀の素襖(すおう)。当時の仕事着とされ、現在で言えばスーツにあたるイメージでしょうか。

美濃三傑 麒麟がくるの世界

こちらは斎藤道三(左)と斎藤高政(右)

斎藤道三の大紋は、現代で言えばフォーマルスーツのようなものです。道三の主君である土岐頼芸に謁見するときは正装でした。大紋には道三の家紋「二頭立波」が大きく配置されています。

そして高政の衣装は、家紋から水を想起させる道三を倒すため、相反する土の色をテーマにデザインされているそう。上の写真の素襖は山脈をイメージした染めとなっています。

サイトにバナーの枠を用意

帰蝶(左)の衣装は小袖とカルサンスタイル。小袖にはモチーフの蝶と父・道三の家紋にちなんだ波が大胆に配置されています。足を動かしやすいカルサンは、現代で言うパンツスタイル。美濃にいたころの颯爽として華やかな帰蝶が表されています。

織田信長(右)の胴服(公家や武家の上級者が普段着として羽織っている短い表着)は、南蛮の生地を使い裕福さを表しています。

このほか、重要なシーンで使われた小道具もたくさん展示されています。

光秀が道三に拝謁した際に、珊瑚の玉の数を問われます。高政はとっさの問いかけに答えに窮するものの、光秀は数珠の一連(108個)の数から推測して答えたことで、道三は光秀の聡明さを認めることとなりました。

織田信勝が信長のために差し出した”霊験あらかたな水”が入った水差し。信長はこれに毒が入っていることに気づき、敢えて信勝が飲むように仕向けます。「お前が飲めえぇぇぇ!」と鬼気迫る信長の迫力には多くの視聴者が息を呑みました。

続いて、「麒麟がくる」の撮影のためにつくられた壮大な「稲葉山城城下オープンセット」のジオラマです。サイズは1/85となり、ドラマの中で織田軍の攻撃を斎藤軍が迎え撃つシーンが忠実に再現されています。

ジオラマには斎藤道三や明智光秀も再現されています。ぜひ探してみてください。

稲葉山城城下オープンセット」のジオラマ

また、キャストだけでなくカメラマンや監督など撮影スタッフも細かく作り込まれています。

大河ドラマの世界が目の前に広がる ④体験!戦国時代エリア

体験!戦国時代エリア

このエリアでは、織田信長が自由な商売を認めた楽市や町家の様子を資料に基づいて再現しています。楽市の入り口には織田信長が定めた市場内の制札(ルール書き)も設置。

体験!戦国時代エリア

ここでは、菊丸(岡村隆史)や望月東庵(堺正章)、駒(門脇麦)の等身大パネル、初登場のときの漁師姿の織田信長(染谷将太)の衣装が展示されています。

体験!戦国時代エリア

そして、ここを訪れたらぜひ体験してほしいのが「なれルンです」。自分の顔写真を撮影し、好きな格好と背景を選択して合成できる体験型展示です。

体験!戦国時代エリア

まずは機械で背景と衣装を選択。背景は戦場や城内、「麒麟がくる」オリジナル背景の3種類があり、衣装は甲冑や道三など複数のパターンから好きなものを選んで撮影します。

体験!戦国時代エリア

撮影した顔写真が、選択した背景・衣装にはめ込まれたものが奥のモニターに表示されるため、記念にスマホで撮影できます。

キャストと並んで記念写真! ⑤体感 信長の間

体感 信長の間

楽市のすぐ横にある岐阜城の大広間セットを再現した「体感 信長の間」では、信長役の染谷将太さんが実際に撮影で使用した甲冑が展示されています。後ろの床絵には織田家の象徴として何度も出てきた龍の絵が大きく描かれています。

また、畳の真ん中に座って記念撮影も可能です。

体感 信長の間

織田信長のパネルも設置されており、並んで記念撮影が可能です。

体感 信長の間

道三役の本木雅弘さんが撮影で使用した甲冑も広間の隣に展示中。後ろの扉には、斎藤道三の家紋「二頭立波」からインスピレーションされた絵が配されています。

等身大パネルがお見送り ⑧再見!麒麟がくる

再見!麒麟がくる

最後のエリアは、主要キャストが大集合!次回予告や出演者のパネルが並び、こちらでも記念撮影ができます。

「麒麟がくる 岐阜 大河 ドラマ館」は登場人物の紹介や撮影に使われている小道具、そして裏話など、大河ドラマファンにはたまらないコンテンツが盛りだくさん。ストーリーが進むにつれて、楽しみ方も変わるかもしれません。

戦国武将ゆかりの地に開設されているドラマ館を、歴史を紐解きながらじっくりと訪れてみてはいかがでしょうか。

「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」のコロナ対策は?

コロナ対策

今回訪れた「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」では、新型コロナウイルス感染症の感染防止策がしっかりと行われていました。

具体的な対策は以下のとおりです。

・スタッフのマスク着用(一部手袋も)
・施設入口および館内へのアルコール消毒液の設置
・密の状況を回避するための館内レイアウトの変更
・入館前のサーモグラフィ機能付き体温計測対応カメラによる体温測定
・入館者カードの導入
・来客カウンターの設置による館内滞留者数の管理
・密を回避するための入場制限の実施
・貸出物について十分な消毒を実施
・パンフレット等配布物の据え置きでの配布

また、施設を利用する私たちも以下のことについて注意が必要です。
・入場の際の手指の消毒
・館内では大声を出さず、静かに観覧する
・少人数での利用
・平熱と比べて高い発熱のある場合や、せきやくしゃみ、のどの痛みなどの風邪症状があるは、入場を控える
・マスクの着用。また咳エチケットの遵守(マスクがない場合は受付へ相談)
・利用者同士の間隔をあける

 

【麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館】
開設期間 :2020年1月11日(土曜日)〜2021年2月14日(日曜日)
住所   :岐阜市大宮町2丁目18-1(岐阜公園内) 岐阜市歴史博物館2階
電話番号 :058-201-3838
営業時間 :9時〜17時(最終入館は閉館30分前まで)
定休日  :会期中無休
料金  :大人(高校生以上)600円、小中学生300円

スポット詳細

【麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館】
開設期間 :2020年1月11日(土曜日)〜2021年2月14日(日曜日)
住所   :岐阜市大宮町2丁目18-1(岐阜公園内) 岐阜市歴史博物館2階
電話番号 :058-201-3838
営業時間 :9時〜17時(最終入館は閉館30分前まで)
定休日  :会期中無休
料金  :大人(高校生以上)600円、小中学生300円

愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。

趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。


https://twitter.com/izunoumi_110

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