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今回ご紹介するのは、愛知県蒲郡市にある竹島の「八百富神社(やおとみじんじゃ)」。島全体が国の天然記念物に指定されており、島全域が八百富神社の境内でもあります。
1181年(平安時代 / 養和元年)創建の「八百富神社」は、島全体が神域のため、島に来ただけでもご利益があるとされています。また、特に開運・安産・縁結びにご利益があるといわれています。
竹島とは?
竹島は、JR蒲郡駅からバスで5分ほどの場所にあります。八百富神社へは、約400mの橋を歩いて渡ります。
「竹島橋を渡っている間は、振り向いてはいけない」というジンクスもあるのだとか。そのため、縁結びの橋としても古くから伝えられています。
古くは、関ヶ原の戦い前には徳川家康も参拝へ、皇族の方もたびたび訪れているそうです。
陸地からの橋の長さは387m。この島には昭和7年までは橋がなく、船で行き来をしていたのだそう。
橋を渡ると目の前に大きな鳥居が。ここが「八百富神社」の入口です。
一礼をしてから中へ入りましょう!
鳥居をくぐると、101段の階段が現れます。竹島の豊かな緑と神聖な空気感に包まれており、空気が一瞬にして変わります。
階段を登りきると、手間に手水舎があります。参拝の前に手を清めましょう。
日本七弁天の一つ「八百富神社」
こちらが「八百富神社」です。
江の島(神奈川県)・竹生島(滋賀県)・厳島(広島県)などの日本七弁天の一つとして、「竹島弁財天」が祀られています。
八百富神社は、平安時代1181年(養和元年)の創建と伝えられています。三河国司の公家・歌人であった藤原俊成が、風光明媚な様子が竹生島によく似ていることから、この島に竹生島弁才天を勧請したことから、はじまったとされています。
開運招福の神・安産の守護神として今でも多くの方に信仰されています。
八百富神社以外にも、食べ物の神「宇賀神社」、長寿・勉学の神「千歳神社」、夫婦円満・厄除けの神「八大龍(はちだいりゅう)神社」、商売繁盛の神「大黒神社」の4つの神社が点在しています。
すべて参拝することで、一生の幸が得られると言われています。
境内にある馬の銅像は、ひづめに触るとご利益があるとされています。
多くの人が触っているため、光輝いていますよ。ぜひ触ってみてくださいね。
御朱印をゲットしよう!
社務所にて御朱印もいただけますよ。
御朱印は、八百富神社の御朱印、八大龍神社の御朱印の2種類です。
料金:300円
雄大な海が見渡せる「竜神岬(りゅうじんみさき)」
八大龍神社の横を抜けたら、最南端の龍神岬からは雄大な海が見渡せます。
ぜひ、竹島の神聖な空気を感じながら景色も楽しんでみてくださいね。
対岸に鎮座する
「竹島八百富神社 篠津遥拝所」
竹島の対岸にある「竹島八百富神社 篠津遥拝所」。創建は不明ですが、当時気軽に船で参拝に訪れるのは困難とされていたことから、建てられたと言われています。
竹島の入口にあるため、竹島に渡らずここから参拝することも可能です。建物は屋根と柱と遥拝所のみの構成で壁がないため、正面に竹島を望めます。
今回は、竹島のご紹介でした。
島へ訪れるだけでも、ご利益が授かれると言われている竹島は、島そのものに絶大なパワーが宿る神秘的な神社です。
ぜひ、蒲郡へおでかけの際は足を伸ばしてみてくださいね。