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2019年9月にオープンした、豊田市駅東口からすぐの「とよしば」。約540平米の芝生広場と、本格讃岐うどん店、そしてパブリックスペースをミックスした施設です。
コンセプトは「集まる×交わる×育つ×広がる=新しい豊田のカタチ」。
どのような施設なのかご紹介します。
とよしばって?
各種イベントやワークショップなどの体験も!
もともと銀行だった跡地を、町の再開発を目的に豊田市が民間業者に管理・運営を委託し、2019年9月にスタートしたのが「とよしば」です。
豊田市は2025年に向けて、豊田市駅東口まちなか広場(とよしば)を、多様な人たちが「集い」「交わり」、いろんなアイデが「生まれる」、そしてそれが「育つ」「広がる」場として整備する計画で、その取り組みに先立って、飲食店やワークショップ、イベントなど多くの人が交流できる場づくりが進められています。
その管理・運営を任されているのは、地元・豊田市で主に広告やデザイン、イベントや飲食などの事業を展開する2社です。とよしばオープン直後はこの広場で数々のイベントを企画・主催。地域交流の拠点の場として、徐々に認知度も高まっています。
※現在はコロナの影響でイベント関連は自粛
テントの貸し出しもおこなってくれるマルシェは毎回人気のイベント。地域交流の場のほかにも、企業などの商用利用やパブリックスペースとしての活用も進んでいます。
まわりは商業施設やホテル、銀行などが建ち並ぶにぎやかな一角にあります。名鉄豊田市駅の東口を出て徒歩数分の場所で立地も抜群!
毎月定期的に開催される「駅前工作室」
とよしばは、広場と1階平屋の建物(写真)からなります。建物内にはうどん店、そしてワークショップや打ち合わせなどができるスペースがあります。
「とよしば駅前工作室」では、毎月テーマごとのワークショップが開催されています。レーザー加工機を使ったキーホルダーやミシンでの小物づくりなど、使用する工具もご覧のとおり、ずらりととりそろえてあるので手ぶらで参加OK。
ちなみに8月は夏休み期間ということもあり、木材を使ったキーホルダーづくりでした。体験も500円~1,000円とお試ししやすい金額なのもうれしいですね!
また、オーナー自らが養蜂家でもあり、養蜂事業も手がけているので、愛情たっぷりのはちみちをここで購入することもできますよ。
豊田市中央図書館ともコラボ
工作教室に隣接しているこちらのスペースは、豊田市中央図書館とのコラボでいくつかの本が並べられています。ここで読書はもちろん、さきほどの月替わりのワークショップや打ち合わせの場など、用途に応じて利用されています。親子・ファミリーで楽しむにもいいですね。
こだわりの本格讃岐うどんが楽しめる!
建物でひときわ目をひくのが、「七」と印字されたのれん。讃岐うどんの本場、香川から取り寄せた麺や醤油などを使った本格讃岐うどんがいただけるお店です。
ランチはうどんがメインの「肉面奴等(にくめんやつら)」、ランチ終了後には居酒屋メニューも加わった「〇七商店(まるななしょうてん)」という、同じ店舗でありながら、屋号が変わるという面白い形態。
※2021.9月時点では昼夜ともに、うどんのみの提供。最新情報はInstagramやFacebookでチェックを!
お昼ははうどんをメインに、丼や定食などもあります。トッピングメニューも豊富!
実際にうどんをいただいてみました!
屋号に「肉系讃岐うどん」と名付けられているように、お店で人気メニューのひとつが「肉麺合盛り(800円税込)」。
三元豚のバラ肉を出汁に一度通してフワフワな状態にしたものと、ダシを通して炙って香ばしく仕上げたものと、同じバラ肉でも違うテイストで楽しめます。
出汁もやさしく少し甘めベース。炙り肉のほうにはゆず胡椒が添えられていて、これがまた肉の脂との相性も◎。
そのままでももちろん美味しいのですが、途中で黒こしょうを入れるとピリっとした辛さがアクセントに。
こちらは「おろしKEYライムしょうゆ 600円(税込)」。夏の時期やちょっとさっぱり食べたいな……というときにピッタリの一品!
まずは、テーブルに備え付けのオリジナルのだし醤油をまわし入れます。量はお好みで……
次にライムも好みで絞って、あとはすべてかきまぜていただきます。
口に入れると……さすが讃岐!麺のコシがハンパなく強い!そして大根おろしの辛みとライムの酸味・爽やかさが鼻を抜けます。のどごしもいいので、つるつるいけちゃいます!
ちなみにここで使われているのは「KEYライム」という聞き慣れないライム。メキシコ産で通常のライムより小ぶりで、実がギュッとしまって固く、酸味も強いのが特徴。国内では一社しか取り扱いがないそう。
また、特徴的なのが豊富な調味料。うどんの種類にあわせて、好みで味変も楽しめる充実したラインナップです。
「自家製いりこオイル」は、出汁に使用した「いりこ」をオリーブオイルといっしょに低温でじっくりうま味をだしたもの。
これを2~3さじかけて食べてみると、いりこの濃厚な香りと、カリカリとした食感がアクセントで、こちらもまた違った味が楽しめます。
うどんのほか、トッピングも選べます。揚げものだと、この日は残念ながら「モロヘイヤのかき揚 」しか残っていませんでしたが、そのほか鶏天・ちくわ・かき揚・半熟玉子天などがあります。※各100円~150円税込
すりごま、天かすなどの無料のトッピングも嬉しいですね!
カラフルで個性的なデザインの波佐見焼の器。どれも素敵ですね!夜のお酒のグラスとして使われるそうです。
店内にはカウンターとテーブル席。テーブルやイスは豊田市の間伐材を使用していて、落ち着く空間です。
お天気がよければテラスで食事も気持ちいいですよ!テラスは基本誰でも自由に使えるオープンスペースなのでちょっと休憩…でも全然OK!
ちなみに「〇七商店」の店名の由来は、このあたりが七州城(しちしゅうじょう)があったことや、猿投の土でできた三河黒七輪(みかわくろしちりん)を使っていること、ラッキー7などからつけられたそうです。