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名古屋市西区でオーダー家具・オリジナル家具を製作している家具工房「works03」。家具デザインから製造まで、店主である上岡雅臣さんがお一人で手がけられています。
つくる家具によって、無垢材や突板などの材料選びから、デザイン・色・塗装方法まで細かく相談できるのが特徴。「自分の家に合ったサイズの家具が欲しい」「素材にもこだわりたい」オーダー家具は、そんな願いを叶えてくれます。
今回は、清須市にあるworks03のショールームにお邪魔して、お店のコンセプトから商品紹介まで、じっくりとお話を伺ってきました。
works03のショールームがあるのは、清須市西枇杷島町(工房とは別の場所)。「もっとオーダー家具を気軽に知って欲しい」という想いから2年前にオープン。毎月第一土曜日、翌日曜日にオープンしています。
店内には、works03オリジナル家具や木工雑貨がずらりと並びます。雑貨店のように気軽に訪れやすい雰囲気です。
30歳を目前に、サラリーマンから木工職人に
works03では、デザインから製造まで、店主であり職人の上岡雅臣さんがお一人で担われています。なぜ、works03をオープンすることになったのでしょうか。お店の誕生の経緯からお聞きしました。
上岡さん:「28歳まで経理関係のサラリーマンをしていました。昔からインテリアは好きだったのですが、30歳を目前に控え、インテリアの道に進んでみようと退職。1年間インテリア設計の勉強し、木工学校にも1年間通いました。その後、埼玉県所沢市にある木工所で3年ほど修行をしました。
地元が三重県の桑名市なので東海へ戻り、8年前に木工職人として独立しました。ここのお店をオープンしたのは、2年ほど前ですね。」
オーダー家具をもっと身近に
独立から約6年後、ショールームをオープンしたworks03。なぜ工房とは別で店舗を構えたのでしょうか。
上岡さん:「オーダー家具のご注文や、ご相談をいただいたお客様から「オーダー家具は敷居が高い」「最初連絡するのにかなり勇気がいる」などのお声をいただくことがありました。もっと気軽に足を運んでほしい。もっとオーダー家具を知ってもらう機会をつくりたい。その想いでこのショールームをオープンしました。
とりあえず相談だけという方も多いですよ。オーダー家具というと、どうしても高いというイメージがありますが、そこまで高いものでもありません。
木工雑貨も取り扱っているので、雑貨屋をのぞきに行く感覚で気軽に訪れていただけるとうれしいです。」
お客様の声を最大限に引き出す
戸建住宅やマンションの下駄箱・壁面収納・キッチン収納などの造り付け家具から、テーブルやチェストなどの置き家具まで、さまざまなオーダー家具を製造しているworks03。家具づくりのこだわりについてもお話を伺ってみました。
上岡さん:「できるだけworks03としてのこだわりは持たないようにしています。お客様の納得できるものをとことん話を詰めて、つくり上げていきます。私から提案するというよりも、お客様の意見をまとめていく感覚ですね。極力お客様の声は最大限引き出したいと、心がけています。
なので、使用する木材も多岐に渡ります。無垢材や突き板、ご予算によってはポリ合板をご提案することもありますよ。」
works03のショールームには、さまざまな木材や取手のサンプルも用意されているので、イメージを膨らませながら相談できますよ。